関西旅行記


8/16 から 19 まで関西をうろうろしてました.

8/16

徹夜明けで9時ころの新幹線にのり, 昼に大阪につく. 大阪駅で実家の家族と待ち合わせて, 紀伊半島南部にある 妹の会社の保養施設へ. 車.

途中, シャチの芸なんかもみる. シャチすげえかわいい. 賢い.

夕食はスゴうまの刺身とか. マジうま. 関西はくいもの何でもうまいのう. さすがに徹夜明けはしんどく, すぐ寝る.

8/17

紀伊半島の南端. すなわち潮の岬へ行く. 車で 90分くらい. そこらへんは, サンゴなんかも生えてたりして, 水も綺麗だし, 非常に良い感じ.

船の底が窓になってるやつに乗る. 海底にナマコが居た.

夕食は, またしても刺身と, 焼肉. スゴうま. 普段, 車に乗らないので, あちこち行ったらわりと疲れたかも. 乗ってるだけなのにな.

潜り道具も持って来たんだが, そんなの持って来てるのは俺だけであり, しかも, 自分も船底が窓になってるのに乗ったらそれで満足してしまい, 結局潜らずしまい. なんじゃそりゃ.

夕食で酒飲んだらネムまる. それから, 家族でカラオケなんかをやる. 「唐獅子牡丹」をうたい, ウケる. そのあと, ひそかにけっこう勉強した.

8/18

熊野神社とか根来寺とかに行く. 熊野神社は, 明治の頃, 川の中洲にあったのが 洪水で流されて今は岡の上に新しい建物になってある.

根来寺は, わりと良い感じだった. そのへんは漆で有名らしいんで, ウチで使う盆が無いので 一個買う.

すぐに帰宅するはずだったが, 京都に引っ越した友達 んところに衝動的に電話してみたら, 居るので, たづねることになる. 久しぶりに阪急とかに乗ってみた. 阪急京都線の特急. 途中, 十三 (じゅうそう と読む) とかの なつかしい駅を通過.

十三は, わしの行ってた予備校があり, 浪人じぶんは 大変世話になったところである. どれくらい世話になったかというはなしは, また語るときもあろう. 涙なくしては聞けないストーリーである(←全然嘘).

お. 四条からすまに着いたぞ. よーし. 不意打ち急襲じゃー(ワラ

住所が烏丸五条なので, なんつうか, 街のまんなかへんである. といっても, 京都はそういうとこらへんにも住居がいっぱいあって, かならずしもビジネル専用区画というわけではない.

その夜は, あらゆる閉鎖的な関西文化について, また, 「関西」とひと括りにできない, 各地方の強烈な特色について 話は尽きず. 具体的にはアレとかソレとかナニとかあのへんの話なので, そんな話をここに書いたらこのサイトが 「アレ系」にカテゴライズされてしまい, まずいかも. もうされてたりして.

8/19

賀茂川べりのさてんにでかけてお茶をいただく. 川で鷺が魚を取っており, それを見てると飽きない. 大きな都市を流れているわりには, 川は非常に綺麗で魚もいっぱいいて, 川ぞいの席は「良い席」である. 全ての川がことごとくドブ化している東京では考えられないことだ.

やー, もう, イキナリ襲撃してえらいすまんかったの. (→ 石川家) ほんじゃ, またね, ってかんじで 五条から駅まで歩く.

京都はマジで暑いのう. 五条から駅まで歩いただけでかなりバテた. なんとも蒸し暑く, うだる暑さだ.

例によって新幹線はスグに来て, 現在, 車中. まあ, しょうがないが, やっぱり京都から乗ると, 座れない. 最初, デッキに居たが, 一個空いてたので座る. ヤニ席に座るのは久しぶりだ. うぐー. マジたまらんね, こりゃ. テントの中で蚊取り線香全開状態ですよ!

東京駅で切符無くしたことに気づき, もう, 最悪のキブソ. 清算で事情を話すと, 無くした切符の区間と乗ってた電車と 値段を聞かれる. 全部憶えてたので, 答えると, 改札通る券をくれた. 「災い転じてなんとやら」 というやつであろうか. 別にラッキーでもないんだけどな. 外に出てみると, 東京は京都に比べて(それに, 大阪に比べても) 涼しいのう.

帰宅したらそのまま, 木下が帰国してるらしんで, その話しが聞けるかなー? と思い, なんとなくブシツに行ってみたら, やっぱり居たらしいんだけど, ワシが行ったときにはもう, 帰ったあとだった. マッターホルンの話である.

なんか, あらゆる大変だったらしい. 行ったその日にヘリに「人間だったもの」をぶら下げて搬出があったりして. ルートのコンディションも悪く, ほとんど登れていないという.

奴等は一応安全に退却してきたわけだが, それでも, 登りに 7 時間下りに 12 時間かけたそうで, 宿に戻ったのが 22時. 出発するときに宿にパスポートを預けるので, 帰って来ないときは救助隊が出てしまう. 何時に救助隊が出るのかは知らんが, よく大丈夫だったなあ. わしらが行ったときは, 登りに 8 時間 下りに 7 時間だから, 下りにかなり苦労したことになる.

聞けば, 懸垂のロープが回収できなくて登り返したり, もう, 大変だったらしい. 懸垂ってのは, そのまま降りるのが厳しい状況のときに, 岩場の支点にロープをかけて, それにブラ下がって降りるワザで, 「懸垂下降」という. 降りたら, ロープを引っ張って支点から抜き, 回収するわけです.

ところが, これがどっかにひっかかったり凍り付いたりして, どんなに引っ張っても回収できないときがある. そんなときは, 心身ともに疲労困憊してしまう. つまり, 全体重を乗せてグイグイとロープを引っ張るわけ. ところが, 支点の破壊とかで, いきなり「すぽ」っと抜ける場合もあるから, そうなるとマッターホルンなんかじゃあもう助からない. 「人間だったもの」一直線である. つうわけで, 引っ張るのも何だかヤな感じであるし, 第一, むちゃくちゃに腕力を使う. しかも, 引っ張っても抜けないからイライラするし. 「あー. 俺はなんて間抜けだ. 懸垂のロープが回収できないなんて, ヘボの中のヘボだぜ」とか思ってると, ほんとにヤんなっちゃうし. しかも一旦降りたところを登り返してモゲ, とかだと, 「わしら, おんなじところを行ったり来たり, ナニしとんじゃ?」ってことになるわけだし. しかも, 登り降りが簡単なところだと, 最初からロープで 降りたりしないわけだし. 懸垂のロープが回収できないと, もう, すげえ心ゲージが減っちゃうからなあ.

あ, 心ゲージってのは, 心理的な活発さや余裕を計る尺度ね. いや, 完全加法性が成り立つかどうかとかは, 知りませんが. 誰かケソキュウしね? (ワラ

8/20

法則:核心部の写真は無い

ところで, 今, 昔の写真をチェックしてみたら, ちゃんと, マッターホルンで下降中にあった雷雨のあと, 虹が 出たんだけど, その写真もあった. 岩場で雷雨になったときは, 「終わったか..」と思ったものだ. 雲から走る雷光が, 今も目に焼き付いている. まちがいなく, あれは核心部の一つだった. なんと, そんなときもしっかり写真を撮ってたとは, なかなかやるな!?(→わし)


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