「でことぼこ」ではなく「とつとおう」と読んでくれ.
出っぱっているか, へこんでいるか, ということではなく, convex かそうでないか, という話である.
convex というのは空間の性質で, たとえば
任意の2点を結ぶ直線上の点は, 全てその空間に含まれる
みたいなのがありがちな定義である. 出っぱっているというよりは, ヘコんでないと言ったほうが 感じが出るかもね. convex でない図形というのは, 上の定義の否定. つまり,
ある 2点を結ぶ直線上の点は, 空間からはみ出る
となる. 図を見てくれ. 青い線分が「ある 2点を結ぶ直線」であり, 赤いバッテンがはみ出ているところだ. こういうところが無いような図形が, 凸な図形ってわけ.
ところで, 漢字のはなしだ. よく見ると, 凸も凹も 凹なのである. 漢字の発想の豊かさにはつねづね敬意を払っている私だが, これだけはいただけない.
つまり, 漢字の凸も, ここらへんが凹なんですな.
そこで, 俺は提案したい. 漢字の凸は, こうすべきではなかろうか.
とすると, 凹は, これとの対称性を考慮すれば, こうでなければならない
画数も減り, 幾何学的にも正確になり, 良いことばっかりじゃ. どうすか?
ポストペットなんか, 実際アホくさくて使う気にもなれんが, だからといってわしは, ああいうものを否定はしないのである.
否定しないどころか, もしわしにできることなら, ああいう プログラムを Linux でも作ってみたいくらいである. もうあるかもしれんが.
だが, 実は, わしはあの製品には断固納得できない事が一つある. これだけは絶対許容できないのである. それは, くまのぬいぐるみ がペットと呼ばれていることである.
食品サンプルが, どんなによくできてても食えないように, ぬいぐるみはどんなにかわいらしくてもペットじゃないだろ.
それはまだいい. 単なる範疇錯誤だからな. だが, 俺が気に入らないのは それだけじゃないのだよ. くまのぬいぐるみをペット呼ばわりするという行為には, 自己中心的価値観の無反省な正当化に繋がる, なにか退行的なヒステリーが感じられ, それゆえ非常に気色悪いのだよ. うー気色わり. マジでうぜぇよ. 散れッ!ケッ
ヨーロッパといっても 2回しか行ったことないんだが, 乗り換えで通りかかったりして, わりとあちこち行っている. しかし, 今まで行ったうち, ぶっちぎりで良かったのはイタリアだ. やー. イタリアは良いっすねー.
テレビも, イタリアが一番面白かった.
といっても, テレビなんかほとんど見なかったんですけどね. 今も見ませんが.
イタリアのテレビで印象に残っているのが幾つかある. 一つは 北斗の拳
朝8時ころやってるのをローマでみた. 当然, イタリア語に吹替えてある. ケンシロウが野太い声で, 「Grazie」 などと喋ってて, すげえナイス. オープニングとエンディングがどうだったかは, 忘れた.
もう一つは, 夜のゴールデンタイムにやってた バラエティ クイズ番組. これはナポリで見た. 視聴者参加型で, 電話でクイズに答えると, なんか賞品が貰えたりするやつ.
なんか, これがやたらと豪華なんだよ. ステージには生バンドが居たりして, よくわかんねえ可愛いおねえちゃんとか, 変なオッサンとか 直接関係無い奴らがいっぱい居て賑やかなのである.
司会はオッサンの二人組で, これが底抜けに陽気で調子が良い. こう, 手で受話器を作って, 「もしもーし!」みたいなことを言いながら, クイズを進めるわけだ. 要するに御祝儀番組であり, 絶対に視聴者には正解が出るようになっている. そこで, 司会者が限りなく正解に近付けるために, 制限時間内にヒントを出しまくるのだ. で, 「惜しい!惜しすぎる!!」みたいな感じで散々盛り上げるわけ.
回答者が何か解答する毎に, 正解だろうが間違っていようが, いちいち生バンドが番組のテーマみたいな曲を演奏し, それに合わせて出演者がいちいち踊り, また司会者が手を受話器にしてヒントを言い, 回答者が何か言い, 「惜しい!」とか言いつつまた曲が鳴り, みんな踊る, これを延々と繰り返すという白痴的に楽しい番組だった.
俺はイタリア語なんか皆目解らん. が, 全然解らなくても この番組だけは 何やってるか完璧に解ったし, かなり面白かった.
今日はアイスクライミングにでかける予定だったが, 東京を脱出するのも大変そうなので 中止. 高速道路とか通行どめで, 開通の見通し無し. だそうで.
いろんな乗物があるが, ロードレース用の自転車は, 乗物としてもっとも洗練された, エレガントなものの 一つだろう. 人間の作業を速度に変換する仕組みの到達した一つの理想的形態だ. 快適さよりも効率や操作性を優先した結果, 地形や環境からのフィードバックはこの上なく(笑)直接的である. だから, そういう乗物で高度や距離を稼ぐのは最高に楽しい.
それにしても, こういう仕組みをここまで洗練させた 人々には全く敬服するよ.
そういえば, 飛行機も洗練が極まった乗物ですな. 中でも, 人力飛行機ってのは, これがいわゆる一つのロマンですなあ. 人間の運動能力と重さからいって, 飛ぶのはかなり厳しいわけですが, そこを何とかするのが人間です. 人力飛行機方面では, 機体材料は構造材料がほとんどカーボン. 構造材料じゃないところは, 私が見た機体では発泡スチロールなどを使っていました.
そうだ. 比強度からいっても, 振動吸収性からいっても, 自転車の材料として一番適しているのはカーボンだろうな. よし. 次に作るチャリはカーボンだ. これでキマリだ. む. 加工性という問題はあるわけだが. あと, 経年変化. なんせ, 樹脂だからな. 繰り返し変形が蓄積した場合とか, どうなんすかね. 少なくとも今の軽量アルミフレームみたいに 500km で寿命(つまりレース一回分). とかは 困りますな.
いんがでんすい (←我田引水のつもり)
ウチの唯一の暖房器具は ガス ファンヒータである. これは, わしがアルバイトして買った最初の買物だ. それまで, わしの家にはコタツしか無かったのだ. つうか, 最初の冬はコタツも無く, 布団にもぐり込んだまま過ごしたような.
超絶にスゲー隙間かぜの家だったので, ガスファンヒータを使うと ガス代が 5000円とかに達してたまげたものだ. ちなみに, 使わない時は 300円くらいである.
ガスファンヒータは最強に暖かくて, こりゃたまらんぜ. しかも, エポキシを加熱してくっつけるのにも使えるし. だが, もう 10年も使っていると, さすがにあちこちおかしくなってくる. 以前, 温度調節ができなくなって困った. これは何度かバラして組み立てているうちに原因の解らないまま自然治癒した. 今回は, バーナーの調子がおかしくなり, ちゃんと火がつかなくなった.
安全装置はちゃんとしており, フレーム アウトするとバーナーへの ガスの供給が自動的に遮断されるようになっていて, 危険は無い. それはいいんだが, なんせ火がついてないもんだから寒いんす. なんせ暖房器具がこれしか無いもんで. 意を決してまたしても分解し, バーナーとか空気供給口とか 温風吹き出し口とかに超絶にホコリがくっついてるのを綺麗に掃除して組み立てた. 大復活. 完璧に動いてます. 運転音も静かで, まえよりずっと調子良くなりました. まだ当分使えますな.
他にもいろいろ修理して使っている. ウチの掃除機は, 前のキャスタが壊れてとれちまった. これが無くなると, 掃除機としてはかなり使い勝手がアレに なってしまう. しかし, モーターなんかは全然不具合は無いわけだから, 捨てるのはもったいなすぎ. そこで キャスタだけをハンズで買って来て本体に無理矢理エポキシでくっつけてみた. すると, さすがエポキシであり, ネジどめもしてないのに 完璧にくっつき, 以前と変わらず, いや, キャスタが ベアリング入りの高級品になったので以前にも増して滑らかに ホースを引っ張った方に転がって, スゲエ良い具合.
血熱(ちねつ)をそそぐ
「血道をあげる」という意味らしい. 確かに, なんかそういうカンジは出てますね. 笑
妻が BRIKO (ぶりこ) のサングラスを買う. ハリー大慰みたいなやつ. 最近のスポーツ用サングラスってのは 非常に具合がよくできており, 頑丈で, しかもかっこいいのでナイス.
チャリ屋でいろんなロードレーサーを見る. どんなのが欲しいか, 妻に聞いてみたところ, 最近のぶっといパイプのアルミフレームは, ツチノコみたいでヤ だそうだ.
それで, 気に入ったモデルは, チネリのスーパーコルサだそうで. これが一番速そう と仰る. まじっすかー. だって, チネリに国産パーツを組み付けるのは, そりゃマズイでしょう. つうか Campagnolo の一番高いヤツしかダメでそ. となると, 20万や 30万じゃ納まりませんよ? つうか, 部品だけで 35万くらいしますよ? クロモリでサイズのオーダーも問題無いってところは, 確かに悪くないのだが.
まあでも, チネリのクロモリフレームにレコードを付けて, 変速はダブルレバーとかにしとくと渋くて良い感じですな. それで, ブレーキレバーはどっかで昔のスーパーレコードを拾って来るわけ. あの, ズラーリと穴の開いてるやつね.