物欲の結末


ずっと物欲の無い状態が続いていたが, ここしばらく遊び関連で物欲が炸裂しまくっている. 特に, チャリ関連などで.

とはいえ, 真に物欲的なモノというと, それほどいろいろ買ったというわけでもないのじゃよ. 必要だからしょうがなく, とか, 単なる消耗品とか, そういうのは物欲というのとはちと違うわけでして.

そういう意味からいって, 最近買ったまことに物欲的なものといえば, まず, 3RENSHO のフレーム. それから, OAKLEY のサングラスですな. これらは, 私の物欲ランキングでもかなり上位に入るものです.

チャリのフレームは, とりあえず置いときましょう. 普通, フレームって物欲の対象じゃないし. 車のシャーシとか欲しがる人, 居ないでしょう.

サングラスですが, OAKLEY のはなんともはや 物欲のツボを押えた作りになっていて, たまりません. つうか, この形でちゃんと折り畳めるってところが スゴいです. レンズも何種類もあったりするところも良いっすね. 八ヶ岳でスゲえ役に立ってくれたんで, 昼間のスキーとかに備えて暗いレンズも導入してやりました.

そもそも, 基本的にズレることが無いというのが素晴らしい.

妻の物欲

今日, イキナリ ゆきりんで 妻が cinelli の スーパーコルサを注文してました. 笑.

サイズを測って, 部品を決めて, 車輪を決めて, ハンドルを決めて, クランクの長さを決めて, ギア比を決めて, できあがりである.

終末で流通が休みだから, 正式な見積りはまだなんだけど, たぶん, 全部で 20万くらいかな.

cinelli のスーパーコルサというのは, 非常にエレガントなデザインのスチールフレームだ. パイプは昔ながらの細い直径の, 極ウスの特殊鋼のバテッドチューブ. パイプの接合部やフォークの肩はクローム滅金が出てたりして, しかもロゴが彫り込んであったりする. しかも, どうせ一点ずつ手作りのフレームなので, 塗装なんかもカタログに載ってない事をちょっと指定できたりするのだ.

部品は現行の製品を使うんで, 9速. 手元変速のインデックスメカですよ. しかも車輪は campagnolo ですよ. 後輪なんかオフセットリムですよ. タイヤは WO だし. ぐっ. たまらん. なんてこった. 俺のチャリよりずっと高性能だぜ.

あーあ. 新車って良いよね. 笑. つうか, そんなチャリ, 俺が欲しいくらいだよ.

しかし, イキナリ一台目のロードがイタリアン オーダーフレームだもんなー. おそれいりますよ. 全く, どんなんじゃ. 日本も豊かになりましたねー.

私は今のキナ臭いデザインの派手な国産決戦フレームで満足してますから, 当分新しいマシンは組みませんけど.

そうそう. でも次に作るチャリのイメージは徐々に固まって来てるんですよ. カーボンモノコックの, なんか前衛的な形の, リジッドフレームじゃないやつが良いかも. UCI 規定に全然適合しないやつがいいね. どうせレースなんか出ないし, ああいう規制ってアホくさくて関わり合いになりたくねえよ.

さて, cinelli はいつできあがるかねえ. もし在庫があれば1週間くらい. 無ければ最短 ひと月, だいたい 3ヵ月くらいって社長は言ってたが.

妻がレーサーに乗ってくれれば, 多少, 俺と一緒に走るのが現実的になるなあ. とかなんとか言ってたら, 9段手元変速で, 「ガチガチ」っと 立ち漕ぎしながら変速して, こっちが登りでブっちぎられたりして. 笑. つうか, すげえワイドなギア比を入れても 俺より細かくギアが選べるんだもんね. こりゃマジでブっちぎられる可能性あるぞ.

ま, そうなったらそれまでさ. というより, レースじゃないんだ. 一緒に走るなら, 体力に劣る者こそが優れた機材を使うべきだろう (レースでは, チームのエースが一番良いマシンに乗る). しかし, これで, 3RENSHO と cinelli に乗ってる夫婦になるわけですな. なんつうか, こう, かなりアレですな.

ジャンプ!

車体の軽さとか, ペダルに足がくっついてるのとかを 利用して, ちょっとしたコツを飲み込めば, レーサーもジャンプしほうだいである.

というのを妻に教えていたら, わしが自転車でピョンピョン跳ねているのを見てた ガキどもが「すげー!」 だってさ. わはは.

そうです. 私はガキです. ガキオヤジ.


UCI 規定

ロードレースに出るチャリは, 出走前に車検がある. 元もとは, レースに出ても大丈夫なように, ちゃんと整備されているか, インチキしてないか (エンジンが付いてるとか. 笑) なんかをチェックするものだったのだが, ここ数年, フレームの材料や工作技術をはじめとして いろんな技術革新があって, タイムアタック用の機材などは空気抵抗や軽量化で, ビックリするようなヘンテコな形に 進化した.

それを見た保守的なオジサン達が, 「こんなもんは自転車とは言えん!」とか言い出して, いわゆる自転車っぽい形 のものしか使用を認めないという制限ができた. たとえば, フレームはパイプを用いて制作しなければならない, などの制限がある. この車検に通らないとレースに出られないのだ.

まあ, こういったアホな制限がいつまでもあるともおもえないから, 将来どうなるか判らないが, レースで使う機材がハチャメチャなスペックの一点モノってのも 確かに夢の無い話なので, どうせならモータースポーツなんかにあるレギュレーションみたいに, 「一般人に何台か売らないとダメ」みたいなものにすりゃいいのにな.


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