なにやら増殖中.
シミズは GIANT の TCR-1 を買うらしい. これが 25 蔓延なら, パソコンに比べりゃ安いもんでしょう.
ところで, 登りが速くなるにはどうすればいいのだろうか. ニュートン力学で考えてみよう.
自転車の空気抵抗や路面や駆動系の摩擦は無いものとしよう. 登りはスピードが遅いからな. すると, やんなきゃいけない仕事(W)は登り標高差 (h) と重力加速度 (g) と 質量(自転車と自分の質量) (m) の 積である.
W=h.g.m
単位時間あたりの自分の出力を w とすると, 山岳でのタイムは
W/w
であるから, 次の値を小さくする方法を考えれば良い.
h.g.m/w
このうち, 標高差(h)と重力加速度(g)は人間には如何ともしがたいので, m と w が標的となる. 具体的に言えば, m を小さくする(軽量化)か, w を大きくする(特訓)かである.
では, 軽量化の方から考察しよう. 60分かかる峠なら, 体重と機材の重さの合計がだいたい 60kg 前後の場合, 1kg の軽量化で約 1分の効果があることになる.
1分なんてショボいと思うかも知れないが, そんなことはないぞ. 今年のツール, 11 ステージの山岳での個人タイムトライアル (32km) で一位になった Lance Armstrong の記録は 1h07m27s, 2位の Jan Ullrich との差が 1 分である. 距離にすれば 500m だ. 1時間で 500m の差ってのは, 毎秒 14cm ずつ引き離されていく計算だ. これはもう, ぶっちぎりといっていい差です.
1kg の軽量化なんてスグだ. 自分が軽量化すればいいだけのことだ. 機材 (自転車) で 1kg 削るのは, 最近の良い製品の場合, 並大抵じゃない気合いと資金が必要だ. しかも, 登りだけでなく, 下りでもちゃんと使える性能となると, なかなか難しいのである.
一方, 自分の軽量化は, 大抵の場合, 良いことばっかりだ. つまり, 特訓積んで痩せたってわけで, うまくすれば馬力も増えてるわけ. ってことで, 馬力の方に行ってみよう.
単位時間あたりの出力(w)をアップするのはどうだろう? つまり, トルクを増やすか回転を上げるかだな. トルクを増やすのは筋トレだ. 回転を上げるのは何だ? 心肺トレーニングか? じつは, 私はこういったことをまじめに訓練したことがないので, どういう訓練が適当で, どの程度向上するものなのか判りません. 多分, たくさん乗って, 思いっきりぶっ飛ばせば速くなるんじゃないかな. それと, 重いギアはあんまり踏まない方が良いようだ.
結論. 物理法則から言えば, 峠では軽いのが劇的に有利である. そして, 実際に走ってみると本当にその通りの走りになる. 憲法には違反できても物理法則には逆らえんということじゃ.
左の上顎洞が詰まりギミ. あと, 熱が 37度. 故になんかダルくて何もする気にならん.
また行った. 今度は妻と一緒である.
宮ヶ瀬ダムの手前のコンビニは, 峠の手前の最後のコンビニ. 自転車者がたくさんたむろしている. わしらもそこで補給.
さすがに休日だったので, 車もけっこう通る. 自転車もちらほら. ロードが多いが, MTB とランドナーもみかけた.
ロードで登ってるのが前に居るのを発見. 峠仕様なのか? ギア比が低いのか, やたらと足が回ってるが, どうも遅い. 妻ならこいつより速いはず. とりあえずパスしてみた.
当然, 彼も負けてないわけです. 妻が彼を抜いたところが比較的平坦だったこともあり, ぴったり追走してきました. 短い登りで引っ張ってやるのですが, 平坦で追い付かれてしまい, どうも振り切れません. つまり, わしの作戦がまずかったわけでして.
そうこうするうちに, まとまった登りが出て来た. お. お. お. ちぎれます. ちぎれていきます. 追い付けません! イェーイ!ブッチギリじゃー! アタック成功です. 自分のアタックが決まったときよりも嬉しいよ. 社長と二人でギア比とかクランク長とかポジションとかを 延々と考えた甲斐があったよ. 一方, 峠仕様のロードレーサーに乗ってて, 妻にチギられた彼の心中は 推察するに余りありますな. 合掌.
ゴマ屋敷の水をくんで, すぐ峠. ここでまたロードに一人, 追い付いた. わしら, けっこう速いかも? う? まじ?
さて, 下りです. 下り. イェーイ. 峠の上は, ちょうど雲の底で若干ガスった感じであり, 気温もけっこう低い. 少し寒いくらいだ.
ちょっと下るとすぐ蒸し暑くなった.
秦野駅前のトンカツ屋で昼飯食って, 小田急で登戸へ. 多摩川ぞいに走って帰宅. 多摩川では CASATI の素晴らしく美しい 自転車に乗ってるおじさんをみかけた. 「いやあ, 大昔のだよ」とおじさんは言ってたが, 造形も塗装も端正で素晴らしい. 参りました.
次のチャリは, フレームとフォークで 1.6kg に DURA-ACE と nucleon で 7.1kg を狙う. これに, 5万キロ乗れる頑丈さと端正でモダンな美しさが欲しい. そんなの可能なのか?
最近, 体調がおかしくて走ってなかったので, ちょっと多摩川行ったら余計おかしくなった.
なんせむちゃくちゃに暑い. それに, 何やら放送してると思ったら, 光化学スモッグ警報である. すると, 気のせいか, 中原街道を走ってると 眼が痛くなって来た.
今日は調子の悪いところに BS の カーボンの anchor に乗った若ぞうにチギられるし, もう, 散々でしたよ. 40km/h 出てないのにチギれてどうする. ダメすぎ. 弱まった.