夏期休暇まえ


Vertical Limit

というのを見た. ビデオである.

ストーリーやらディティールはしょうがないけど, せめて登場人物の 心理面くらいは, ちゃんと描いて欲しかった.

K2 に登ろうとするが, 遭難する話なんだけど, 標高の高い, 岩と氷しかない, 本来人間が来ちゃいけない ヤバいところに来てしまったなぁって感じが希薄なところがヘボい. 空気の薄さや風景の変化その他の環境の移り変わりが 「禁断の地」という印象を生み, 「ヤバい. 早く ベースキャンプに帰りたい」というのと「くーっ. もっと上に行きたい」 という矛盾する感情に繋がる. しかし, そういう描写が全然無いので, 見ても全然 K2に登りたくならないところも, なんか根本的にダメな感じが する.

あと, 主人公の妹が, 助かって無邪気に喜んでいるのが 何か変だった. 遭難し, 8000m で丸一日ビバークし, 仲間が死んだ. しかも一流のクライマーだ. あの心理描写はありえないだろ.

カメラ

本体の光線洩れと, レンズの不具合が直った. 7000円. 光線洩れでは裏蓋を交換してあった. これで結局シャッターユニットと裏蓋を 交換したことになる. 最後まで生き残るのはどの部分かな?

菓子に入ってたシリカゲルを集めて, フィルムケースに詰めてカメラ箱に 入れといた. シリカゲルは電子レンジで加熱すれば何度でも復活する. 最近のマルチコートレンズってほとんど黴が出ないようなので, あまり必要ないような気もするんだけど.

あと, 小さいカメラも無いと色々不便だということで, コンパクトカメラを買った. コンパクトカメラといえども 最低でもカラースライドフィルムが普通に使えて欲しいので, aps はパスである. というか, どうしても固定焦点の高性能レンズが付いてる機種を選んでしまう, 光学機器マニヤなわたくし.

contax の T3 というのが店頭でわりと良い感じだったので, それにした. むちゃくちゃ高かった. zeiss のレンズを使うのは初めてだが, さて, 具合はどうかな?

コンパクトカメラのくせに, ファインダにはシャッタースピードも表示される. 露出補正はもとより, 絞り優先オートとか手動合焦なんかもできるのだ. このへんは, リバーサルフィルムを使う上で必須の機能と言えよう. マニュアルフォーカスはあまり必要ないだろうが, 露出補正はけっこう使う. もっとも, ファインダでみたところではけっこう中央重点な 測光パタンみたいなので, 露出補正もあまり使わないかもしれないが.

冬山とかに, けっこうコンパクトカメラが良いんですよ. 服のポケットにいつも入れておけるので, 低温とかあんまり関係なく ちゃんと動作するんですよ. 紛失するまでけっこう愛用してました.

今度は無くさないようにしようということで, 名前をつけた. こんた君である. 夏休みの旅行その他がこんた君のデビュー.

Le Tour de France

のビデオを清水に借りた. 地上波でやった ダイジェストである.

スカパーで生中継してるのだが, これがマジで生中継で, 3時間とか流しっぱなしなんですよ. ずらーっと. レースはゴールするまで 5 時間とか 7時間とかかかるわけで, 要するに一日じゅう走ってるのですが, これを全部まったりと放送してたりするので, 観てると寝ます. 時間帯も遅いし, たとえ起きてる時間でも, アレを観てると普通は寝るでしょう.

で, 寝るとアタックがあったりするわけですよ. マーフィーの法則からすれば当然の結末ですがね. 「ジャッキー デュラン アターク!!!」 とかアナウンスが絶叫するので 叩き起こされます.

というわけで, 普通はダイジェストで観るのが適当でしょう.

Lance スゲーや. いや. まじで. 山で立ち漕ぎで あのペダルピッチは出ねえよ. 普通. まじでブッチギリ. 必殺に強いです. ウルリヒとかシュパーっとチギられてました. こりゃもう, 勝って当然と言えよう. 俺の登りを 100 とすると, Lance は 65000 くらいである.

Laurent Jalabert の下りも凄い. スゴうま. 俺の下りを 100 とすると, 4096 くらい.

Le Tour の時期は, ヨーロッパのテレビは いつどの局をつけてもコレだという話を聞きましたが, そうだっけ? ちょうどその時期に何度かヨーロッパ行ったが, 記憶に無いなあ.

いやー. ヨーロッパのエリートライダーは, マジですげえわ. 峠なんか, 平均時速でせいぜい 20km/h 出ればいいところだが, Lance 様は 30km/h で走っちゃうんですよねー. 峠で時速 10km の差! 同じ動物とは思えんね.

そういや今日, 多摩川で Klein の MTB に乗ったものすげー 速い人にあった. マウンテンで 40km/h 巡行ですよ. そのときはかなり飛ばしてたはずなのです. そこに MTB で追い付いて来た奴が居たのにはたまげました. いやー. 上には上が居るってことですよ. いや, もちろん, TEAM YUKIRIN にはわしより速い人なんて 幾らでも居るわけですけど. それにしても, すげー.

前になり, 後ろになりしつつ, 立川まで一緒に走りました. 彼はそのままの スピードでズバーっと引き返して行きました. 私は力尽きて, そこで 15分ほどたそがれてました. 笑.

何故自転車に乗るのか

おもしろいから.

ぴったり合ったロードレーサーに乗ってると, 単に, ただ走ってるだけで非常に楽しく, 良い気分になるのだ.

スポーツジムなどに, 動かない自転車があるが, あれはだめだ. 加速もブレーキもカーブも無いなんて, クリームも苺も乗ってない 素のカステラみたいなもんである. む! たった今, 詩人の直観が俺に舞い降りた! あの動かない去勢された自転車を純粋ペダル と名付けよう.

2001/08/10

妻と, 八ヶ岳に行く予定だったが, 天気が思わしくないので 箱根に変更. 電車で小田原まで行き, 箱根登って, 観光して, 降りて来て風呂入って電車で帰るという企画.

登りは旧街道. 下りは 1国.

旧街道は勾配もけっこうあり, 妻は降りて押しそうになったそうですが, 結局気合いで, 全部乗って登って来たそうです. 大した根性ですな. しかも速いよ. 俺が, 肋骨の間の筋肉がつりそうになるくらい飛ばしたのに, 茶屋で待ってると 5分もせずに追い付いて来た. すげえぜ.

元箱根で湖畔にへたって昼飯のアンパン食ってると, 知らない人に 「こんにちわ. ボクもユキリンで自転車買って, 大井埠頭とかで走ってました!」 と声を掛けられてちょっと驚いた. てゆうか, なんでユキリンって判ったんだろ? と思ったら, 今日はチーム ユキリンのジャージきてたんだった. そりゃ判るわ. 突然の事に驚いて, 名前とか訊くのわすれた.

芦ノ湖を一周しようと思ったんだけど, 西側のハイキングコースは 未舗装で, 芦ノ湖スカイラインは自転車お断りだったので, 東側を往復した. 東側には非常に良い感じの 自転車/歩行者道があり, 路面は一部泥だったりもしたが, 適当なアップダウンと森の中から湖が見える.

1国を下る. すげー渋滞. すげー空気悪い. 箱根で自転車に乗るのなら, 旧街道が正解だ.

時々停止して, 後ろから来る妻を待つ. フレームを跨いでぼーっと立ってたら, 内腿に前輪のリムが触れた. 猛烈に熱くなってて, 飛び上がった. そういえば, 何度か大きな峠の下りで ブレーキの効きが甘くなるのを感じたことはある.

湯本で風呂入って, 小田急で帰宅. 登戸から自宅までは自走だが, それでまた暑くなって結局自宅でもシャワー.


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