あれは, いままでのイスラム系テロとは次元が違うと思うんすよ. 非常に異質なものを感じる.
今回の事件には破壊活動自体に対する美学と執着と戦略性がある. 今までのイスラム系のテロにはこういったものが希薄だった. あるいは, ストレス > 爆発(文字通り) > カタルシス といったヒス的サイクルが持つ限界が今回の事件には無い. イスラムのテロは原理主義故の純粋さに起因する 性急さ が特徴で, 破壊は政治思想のための手段にすぎない. それが彼等のテロに関する想像力の限界になっている. しかし, 今回のテロはそういった制限にほとんど関係無いところから 計画されているとおもう.
俺は, 今回の事件には人類の営み全般に対する憎悪を感じるね. また, 今回の事件の規模ではなく, よくできた機械式時計のような巧妙さの方に 恐怖をおぼえる. 破壊と憎悪にこれだけの想像力, 計画の立案と実行への意志, シリアスな現実認識を投入できるという事実が恐ろしい. そうだなー. 今回の事件の背後にある, 破壊への強固な意志と緻密な戦術は ナチスに通じるものがあるよ.
行の先頭で kill-line したら改行まで消えてくれたほうが良いような気がするので, そういう関数を書こうかなと思ったが, kill-line にそういうオプションがあるかもしれないな, と思ってヘルプを見たら変数 kill-whole-line があった.
これを non-nil にしておけば, 行頭で kill-line すると改行まで消える. 行頭じゃなければ, 普通の(?) kill-line である.
む. 実際やってみたら, 意外と不便だったのでやめた.
新車(といっても自転車だ)の用談に, 町田 cherubim まで行く.
同じ用事で我孫子まで行く. 町田 cherubim は 「FOCO って何?」状態で全然ダメだったんで.
我孫子の「マキノ サイクルファクトリー」は, 専ら競輪選手のオーダーを受ける工房. だから, 速く走りたい奴の気持ちをよく知っている. パイプは, colombus の Ultra FOCO を基本に スペシャルブレンドでいくことになった. つまり, 違うメーカー/銘柄のパイプを混ぜて使うわけです. その設計方針は徹底的な軽量化. わしの体格 (170cm 55kg) と戦術 (登りでちぎる) に合わせて決まったものです. 牧野さんによれば, 「下手なアルミよりは軽くなります」とのこと. ウヒヒ.
しかし我孫子は遠い. つうか, 都心を抜けての往復 90km はきつい. しかも, 国道 6号は交通量多いし.
競輪選手が主な客だけあって, オーダーシートには 身長, 体重, そして戦法 を記入する欄がある. 戦法とは競輪のレースで使う, 自分の得意とする戦術のことだ. 俺は競輪選手じゃないが, そこに登り と書いた. それを見た牧野さんは, 「む. 登り, か. そういう戦法は無いが, 良いねえ. ふふふ」. 新しい材料, 徹底的軽量化, それに軽くて速い奴が乗るってことで, フレーム職人としては気合いが入るらしい.
FOCO 自転車のフレームに使うパイプ. イタリア colombus 社の製品. 特殊鋼の極薄シームレスパイプにつき, 超軽量. 「やっぱアルミより鉄っすよ」みたいな近頃の意見に迎合した, 最新トレンドど真中の材料.
Ultra FOCO はそれが発展した製品で徹底的軽量化が図られ, 一番薄いところで 0.38mm と俺の一番太い鼻毛くらいしかない. 大丈夫なのか?