サイクルショーその 2


2001/11/03

服部夫妻とサイクルショー. 新橋で待ち合わせてゆりかもめで国際展示場.

けっこう tenkou さんには楽しんでもらえたようで, なによりです. チタン好きの tenkou さんは, Panasonic のブースで釘付け. Panasonic から出る 3-2.5 チタン合金のニューモデルはフレーム単体 1.1kg で すげぇ軽量につき, 来年 1月まで辛抱たまらんわ! という感じでした.

あと, イソターマックスのブースで DEDA の U2 のフレームのパイプを指ではじいて, 「おー. すげぇ.」 「これで大丈夫なのか」 と感じいってみたり.

妻に頼まれた cinelli のパンフレットは, カワシマのブースには 無かった. cinelli はコロンバス, 3T 等コロンボグループとして 出展してあったが, いずれのブランドもパンフレットなどの印刷媒体が 無かった.

cinelli から Nouvo Super Corsa というモデルが出ている. これはチューブに UltraFOCO を使い, スーパーコルサらしく継ぎ手でパイプを継いで, 当然, ラグやエンドには 滅金が入るというもの. イタ車萌えにはたまらん感じのモデルである.

colombus は新しいアルミチューブを一つ発表し, それ以外は airplane(アルミ) と ultrafoco(スチール) の 2つを展示していた.

carrera も UltraFOCO のモデルをリリースしている. 日本には未入荷だが, coppi からも出ているようだ. carrera と cinelli のフレームはラグ付き. 俺のフレームや testach はラグと フィレットブレーズ (ラグレスのロウづけ) の併用と, これら最新のスチールフレームは 昔ながらの作り方で作られて工芸品的な味わいを残しつつ オーバーサイズのインテグラルヘッドを使ったり アルミに匹敵する重さを実現して現代的なものになっている.

こんなふうに, 最新スチールチューブのフレームの面白さは, 大昔の美人がタイムマシンで若返り, 今風の服装をしているような 味わいにある. カーボンブームの裏側で, 最新のチューブを使ったスチールフレームが静かに盛り上がっているもよう.

今日は, 晴れていればショーが終わってから乗って帰るはずだったのだが, 午後から激しい雨になってしまって乗れず. 後日, 牧野さんがうちに送ってくれることになった. 明日のチーム練習でデビューじゃ! と思ってただけに, 無念じゃ.

夕方, 秋葉で妻も合流して 4人でたん清, などと考えたのだが休みで, まんせーへ. カルビとロースが半額だったのでぐわーっと食いつつ 最後にクッパなどで締め, 喫茶店でケーキセットを押えて帰宅. 服部夫妻はヒコーキで日帰りにつき, 浜松町で解散したのであった.

新しい自転車

つうわけで, 家に送られて来ましたよ. そのスペックはこちら.

予算 40万だったんだけど, 37 万 2209 円でできた. 消費税入れるとほぼぴったり.

でわ, ポジションも出たことだし, ちょいと乗って来ましょう.

いま乗って来ました. じゃあ, インプレ記事を書かせて戴きます. これ, 最強. 以上. で終わりたいところですが, それだとハナシにならないので.

今まで乗ってたフレームは, 俺的には実は 「すっげぇ最強. ぶっ契だぜ」 と思ってたのですが, そうではないことが判りました. 上には上があるのです. というか, 20年経って如何に自転車が進歩したか, 思い知ったって感じ. 牧野さんも言ってました. 「最近のスチールってのは, もう, 昔のものとは全くの別物だよ」 本当にそのとおり.

意外だったのは, 快適性. パイプの太さも重さもアルミ並で, 薄くて硬い熱処理管を使っており, しかも達人, 牧野政彦作なわけだから, 加速や剛性が優れているのは当然としても, 快適さはあまり期待していなかったのですよ. 硬いアルミほどじゃないにしても, 我慢しなければいけない事もあるだろう, と思ってたわけです.

しかし, 理由は知らんが, まるきり. もう, 全然ハナシにならんくらい 新しい自転車の方が快適だ. タイヤは WO なんだけどな. 空気圧がタイヤの関係で 1 気圧低いってのもあるのか? とにかく, 路面が荒れてるところを まるで「すいー」って感じで滑べるように走って行くのだよ. 何故だ? フォークの違いも大きいように思う. TIME よりもミズノの方が 快適で剛性も高いように思われる. さらに言えば, 100g 以上軽い上に安い. つまり, 端的に言って優れている. しかし, それだけでは説明が付かないように思われるくらい, 新しい自転車は快適です.

走行性能. 剛性とか加速とか下りとかカーブとかは, 非常に優れています. 当然です.

あと, 7700系 DURA-ACE. さすがツール 3 連覇コンポだ. すげえ性能. しかも 9段変速. 今までの超クロースレシオなギア比のテーブルそのままに, ロー, トップ側に 一枚ずつ増えてます. それが, ハンドルから 手を放さずに使えるのです. 笑っちゃいますね.

あと, ショックだったのがブレーキの性能差. よくぞあんなヘニャいフレームにプアなブレーキで, 峠の下りで バトルとかほざいてたものだよ. 無知とは恐ろしいものだ.

いやー. 良いっすねー. それに, なんといってもカコイイよ. 造形も塗装も最高に美しいよ. しかもこの性能. つうわけで, 皆様, 新しいロードレーサーを作る時は, 是非とも

を選択肢に加えましょう. これ最強. これが通の選び方.


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