おお, なんか流星出たらしいやんけ. ふざけとるのう. 俺も3時くらいまで見てたけど, 半分曇ったような空で, しばらく見てたが何にも見えんかったぞ. 5k/h くらい出たとか言う話だが, ホンマかいな. 5k/h といったら一秒に一個以上ですよ. そりゃすげぇですが, ホンマにそれくらい出たのなら, かなりくやしいよ.
2年まえに, 富士山に行ったときはけっこう良い天気でよくみえたけどね.
の, 「暗号の秘密と嘘」を読む.
オモレー.
山形ヒロオさんの訳なんだが, 訳文がピッタリで良い感じ. "lamer" を「厨房ドキュソ」と訳してるのに萌えた.
乗りてー! ぐぉー!
しょうがないので, 古い方と 2台並べて個人的に 「回顧展 - DURA-ACE の20年」とかやってみる.
古い自転車に人気が出るわけが判る. 古い方がミニマルな構成で, 自転車としてのアイデンティティを強く感じる. たしかに, ものとしては, 古い方が断然面白いよ. 新車は, 洗練されすぎといおうか, 人が作ったものという感じがしないね.
つうわけで, 安全運転及び左肩に負担がかからぬよう 気をつけながら, ちょいと乗ってみた.
なんせポジションを最強に強まって調子が良いときに合わせて 設定してあるので, むちゃくちゃな前傾. しかも, 肩関節が前方に動かないように拘束された状態. かなり厳しい. が, 古い方は片手をはなさないと変速できないうえ, ブレーキの性能も劣る. しかも, 片手じゃあチューブラーがパンクしたら 修理できないというか, タイヤすら剥がせないだろうということで, 新車に乗る.
今日はユキリンが休みなので, ナルシマでちょいと買物してみた. スピードメータのセンサー, マグネット, それに取り付け台座を買ったのだ. これを Makino につければ, 一個のメーターを使い回せるわけです.
むー. 手元変速. なんて快適なんだ. しかもなんて安全なんだ. 素晴らしい発明だ.
怪我人ってことで, アウターは自粛. インナーのみで走りました. それでも外苑西通り, 青山通りから 246 までの坂ではインナー x トップで 50km/h くらい出た模様. ワイドで(トップが 12T になった)しかも詰まった(18T が増えた)ギア比は 最高です. DURA-ACE まんせ.
ママチャリでも 100rpm をキープする走りを心がけ, パフォーマンスを落とさぬよう, デヴらぬよう気をつけております. 今日は少し走ったのでいつもより腹がへった.
20年前だったら, 俺は今回のオーダーフレームには躊躇なく campagnolo super record をフルセットつけたね.
スーパーレコードには各種ボルトにチタンが使われていたりした. チタンといっても今とは違う. 当時のチタンですよ. そんな物質が存在することすら知られていなかった時代. チタンという物質は戦闘機を作るためだけに存在していた時代. コップや鍋に使うなどチタンへの冒涜に等しかった時代. 謂わば「大文字のチタン」の時代である. その時代にたかが自転車の部品にチタンを投入してしまう. ライバルになる会社も存在しないのに. それが当時の Campagnolo という会社であった
要するに, スーパーレコードには Tullio Campagnolo と Eddy Merckx の魂だか遺伝子だか知らんが何かそういうものが宿っていた. De Rosa (*) に super record . あるいは Rossin (**) に super record. これぞ最強の イタリアンレーサー. アタックされたら絶対追い付けない. 後ろに付かれたら絶対に チギれない. もう絶望的な気分.
3RENSHO とかに DURA-ACE を付けた自転車に乗るという選択は, かような絶対的権威への挑戦なのであり, それ自体, 一つの自己主張たりえた. 当時の DURA-ACE あたりと super record を並べてみれば, その迫力を 少し想像できるかもしれぬ. 性能は別にして, 迫力だけの話だがな(***).
思えば, 俺がロードに乗り始めた頃は, そのように絶対を誇った Campagnolo 帝国の最後の日々なのだった. シマノが DURA-ACE の ax とかいう今にして思えば吹き出してしまうような 部品を発売して以来, Campagnolo は神聖不可侵なものではなくなったし, また, たかが部品のくせに圧倒的なプレッシャーを放つ存在も 無くなった.
(*) 今のでろさじゃない. レイノルヅや SLX で作られたでろさである.
(**) 今の Rossin じゃない. Mario Rossin の Rossin だ. Mario Rossin は今の Rossin には居らず, Ross Art とかいう銘柄を自分で 作って, そこで UltraFoco など最近の極薄スチールチューブをラグで継いだフレームを作っているという.
(***)当時は日本にサンツァーという会社があって,
そこの変速機が, 実は一番性能が良かった.
通学用自転車に付けてたが,
シマノよりもカムパよりもずっと変速が速くて確実だった.
設計が根本的に優れていたのである.
チェーンガイドプーリーを後ろギアのスタックの傾斜に合わせて
動かすために
パンタグラフ部分を斜めにした設計は, サンツァーの特許であった.
つまり, 現在生産されている変速機は全て, 当時のサンツァー製品の子孫なのだ.
今の RECORD のリアメカは, カーボンでできたサンツァー.
感慨深いよ.