名古屋に日帰り出張。敵状視察である。
ダメな奴の話を聞くのは疲れるものだ。
俺も自転車乗る前は、小デブ状態だったわけであるが、 それはとりあえずどっかのスタックに積んどいて話を進めよう。
アメリカの街角の写真を見ると、写ってる人のほとんどはデブである。 なんでそうなってるのかは知らんが、とにかく、壮絶なデブり具合である。 アメリカ人というのは、とにかく全員がデブで、例外が Lance Armstrong という感じだ。
と思ってたら、日本もここんとこひでぇ状態である。 特に、子供がすげぇ。 ほとんどがデブだ。
昔、俺が子供だった頃、やっぱりデブは居た。 だが、デブらしいデブというと、学年にほんの1名居るかどうかで、 妻によると、なんでもそういう人は代謝に先天的な異常があるらしいが、 詳しい事は知らん。とにかく、そういう状況であった。 あとは普通の体格をしてたものだ。
ところが、だ。今のガキときたら、マジでひでぇんだこれが。 どいつもこいつもプニっとしやがって。 しかも動きがこれまた尋常じゃなくトロくさい。 いや、まじでこりゃ全員いじめられっこ確定のトロくささである。 もう、アホかと。 家畜かと。 食っちゃうぞ。
まぁ、ガキに限らないわけだが。
試合のあと、増田さんと温泉入ってたら、 若者(わしら比)の団体が入って来た。 それ見て増田さんの言う事にゃ 「おい、今の連中見たかよ。 どいつもこいつもブヨっとしちゃってまぁ。 醜いね!ほんとに。」 「運動会とかで、年に一回しか走らないお父さんが、 心臓やっちゃったりするんだよね!」
いやー、私もかなりひでぇ事を言いますが、増田さんも相当ですね。 思ってても言いませんよ。そんな事。うひひ。
昨日、腹の肉をノギスで測ってみた。4.3mm であった。
脂肪を活用できるならば、これが最も持久力並びに軽量化に結び付くのであり、 それゆえ、動物は脂肪というかたちでエネルギーを蓄えられるようにできているのである。 これ自体は、非常にすばらしい仕組みであり、 実際、渡り鳥なんかはこの機能を活用せずしてあの大旅行は実行不可能なのである。 まるでフォーミュラカーのように、 あるいは戦闘機のように、 渡り鳥は限界まで燃料をためこみ、その体重を削って飛び続ける事ができる。 だが、残念ながら、ほとんどの人間の場合、肥満はこれとは全く異なる現象である。 人間に脂肪が付くのは、これを活用、消費するためではない。 その原因は、エネルギー消費能力が衰弱したためだ。 消費能力が無いので、食うエネルギー量が使うエネルギー量を上回ってしまうのである。
エネルギーの消費能力とはすなわち運動能力、身体能力に他ならない。 簡単に言えば弱くてヘタレだから脂肪が貯るのである。 すなわち、 渡り鳥の強くて調子の良い個体が脂肪をいっぱい貯め込むことができるのと、 全然反対の状況。
だが、脂肪すなわち悪、みたいな図式は全然間違っておるぞ、 ダイエットマニヤの諸君。 脂肪は人間が生存する上で欠かせない物質だ。 俺が言うんだから本当だ。 まず、各種ホルモンのうち、ずいぶんいろんなものが脂肪から作られる。 それから、神経組織にも脂肪が不可欠だ。 さらに、もっと基本的なところでいうと、細胞にある各種の膜、 これは脂肪からできているのだ。 たとえば赤血球、あれは核の無い細胞だが、その膜は脂肪だ。 それが、表面張力によって、あんな丸い形をしているわけだ。 たとえば、もし、血液中に界面活性剤(せっけん等)が入ったら、 細胞はその形を保っている事ができなくなってしまう。 膜が水と混じってしまうからな。 どうだ。脂肪の大切さが判ったかな? 人間、骨とタンパク質以外にもいろんな材料が必要ってわけさ。
つまり、何事も適切な度合ってものがあるわけだ。当り前だが。
だが、いずれにせよ構成メンバのほとんどがデブなどという民族は、アウト。 理由の如何に関わらず、滅亡して当然である。