サイクルショーなど(2003/11/05)


2003/11/03

今日は久々に公道レースだった。

やっぱ面白いな。公道レース。 微妙なアップダウンコースで、群馬がちょっとスケールが大きくなった感じ。 まわりの民家から人が出て来て、けっこう応援してくれるのが楽しい。 でも、 もうすこし研究して(あるいは主催者側で案内して) 登りなんかのスピードが遅くなるところで見た方が楽しいぞ。 下りじゃずびゃーっとあっというまに通り過ぎちゃって楽しくないだろ。 なお、おそらくコースは綺麗に掃除してあって、落葉とか事故になりそうなものは 除去してあった。

だが、BR-2で大落車があり、友達が重傷で入院。 このように、 自転車競技というとモータースポーツなんかと比較してなんとなく マラソンっぽいというか、 健康バンザイ的に人畜無害なイメージがあるかもしれないが、 実際はかなりテクニカルかつ危険な遊びだ。 だから俺はこれが好きなんだけどな。

レースは、最初はしんどかったが、徐々に調子が出て来て30kmほど走ったところで 脚が軽くなったのではしゃいでみた。 そのせいか、あるいは元々ヘタレなのか判らんが、 肝心なところで愚かにも沈没。先頭から70秒遅れの31位。 まぁ、元々 たった50kmを 37km/hで駆け抜けるレースで逃げる脚は俺にはねぇよ。 出場ポイント1点。 来週は沖縄なので、その調整としては良かった。楽しめたし。

しかしこの、勝負かける時の昂揚感ときたらどうだ! もうヤミツキだ。 またアタックするぜ。今度はもっとよく考えたい。

あと、週末食いすぎた。 50kmしか乗らないのにあんな食うかよ。俺もつくづくアホだ。

しかしこれで来週沖縄走ったらレースも終わりか。 来年はもっとゆっくりしよう。レース至上主義っぽい走りはやめよう。 登録継続は、どうしようかなぁ。むづかしいところですね。 これはやっぱ続投だな。ジャパンカップのアマチュアを完走するまでは、 登録継続しよう。というかそもそも登録したのは、このレースを走りたいからなのだった。 申し込むのも忘れてたし、動機もそもそもすっかり忘れてた。やっぱし俺ってアホじゃのう

まぁとにかく、今回の試合では結果は出なかったが、 それはわりとどうでもいいというかむしろここで満足すべき結果は出さない方が良い。 なんせ今週沖縄だからな。 心理的ポテンシャルは、有限な資源だ。 ここでお腹一杯になるわけにはいかないのだ。

サイクルショー

というのにいってみた。

新しい DURA-ACE をつけた自転車がローラー台にセットしてあったので、 乗ってみた。

前の変速が劇的に速い。これはマジですげぇ。 後ろはそんな変わらんな。

ギアが一枚増えるが、これは今んとこべつに要らないかな。 上のクラスに行けば 11 が必要になるのだろうが、俺は関係無いし。 ただ、ツーリングというか峠練習で 12-25 を使ってる時に 16Tが欲しいと思う事はあるが、 13-25 や 14-25 を使えば 16 はあるわけで、 これは本質的な問題ではない。 11-25 に 16 が入れば、これ以外にギアが必要なくなるので、買うかも。 11 12 13 14 15 16 17 19 21 23 25 11速か。 練習も本番も全部これ一つで間に合うな。 バカバカしいな。 こうなったら自転車やめるかも。

だから、べつに部品買い替えなくていいや。

あとはどうでもいいものばっかり。

シマノの新しい部品は、たしかによくできてる。 ナンかイチビリすぎてどうも変てこというかおかしいのもシマノっぽい。 今のSTIレバーとかも、ほんとにヘンテコな意匠だもんな。 意匠のコンセプトが俺と合わないね。なんと申しますか、 こう、 機能をフロシキで包んだような形の作り方はあんまり好きじゃない。

たとえば、新しいチェンリング。こういう設計である。 アウターチェンリングに溝が切ってあり、これがインナーの近くでチェーンを拾い上げ、 アウターのピンに確実、かつ、軽い力でひっかける事を可能にしている。 この舞台裏が見えないように、「表」側が一見ノッペラボーな造形になっている。

ここはやはり、この舞台裏が表から見えるように作るのが、 外装変速系の意匠としては正しいコンセプトであろう。

77のチェンリングの意匠は好きなので、これにそういう機能を追加するよう 自分で加工してみようかな。外周からクランクアームにのびてるブレース状の部材に チェーンがひっかかるように溝を切るのさ。

5アームの配置を変更するとかなんとか考えて、ブレース部材そのものが チェーンをひっかけて持ち上げる形をしてるってのが最高にイカスと思うんだけど、 島野さんはそのへんどうお考えなんでしょうか。

それから、 campagnolo の新しい部品はカッコ良かったら乗り換えようと思ってたが、 かんじんのクランクは 射出整形のメジがクッキリで非常にガッカリであった。 だいたい俺は record corsa ってのが嫌いなんだよ。 シマノの ax 毒電波直撃食らいやがってさ。 今度のカーボンクランクはなんかそれのクランクぽくてすげぇヤだ。 これだったら今のアルミの方がずっといいよ。

それから、リアメカや前メカのカーボンプレートは、 なんか「夏休みの工作」ぽいというか、 kinetic のカーボンホイールみたいな、 なんちゅうか民芸品ぽいできあがりで、 それはそれで 「いかにもレーシングパーツでございます」という雰囲気なんですが、 それで雨でも週末に 200km 長距離練習なんかにでかけて良いものかどうか。 というかそりゃダメでしょう。 すぐ壊れちゃいそうですよ。

というわけで、俺としては 7700 シリーズでいいや。 なんせツール5連覇部品だし。←TTではランスもクランク以外9S使ってた。

俺の DURA-ACE

どうも俺のDURA-ACEは最近、前の変速がヘボくて、具合悪い。 俺が出てるレース如きじゃ坂を登り切ってもすぐアウターにシフトアップして ダッシュするような走りは要求されないが、 とにかく変速のキレが悪いのは気分悪かった。

それに比べて新しい DURA-ACE のフロント変速性能は、圧倒的である。 こりゃマズイな。他の奴がこれを導入したら、俺が不利になりかねん。 改造でなんとかなんないかなぁ、 とクランクあたりをジロジロ見てたら、 前変速の取り付けが若干曲がってるのを発見した。

どうも大井で滑べってコケた時に曲がったらしい。

そこでこれを正しく調整し、ついでに変速のストロークも調整した。 では、テストしてみましょう。 今日は天気が悪いので、ローラーで負荷は最強で。 これでもレースで踏み込んでる時に比べるとユルいんだけどね。

おおっ。 よし。 ちゃんと変速するじゃないか。 レバー入れた瞬間に「ギャチッ!」という音がして チェーンがやや強引にアウターに乗っかって変速。 新しい DURA-ACE に比べると若干ヘボいが、 今までとは比べ物にならない変速レスポンスである。

沖縄まえに気づいてよかったよ。

それから、タイヤも新しくした。

レース前に吉池さんが 「後ろタイヤ、サイド切れてるよ」 しかも前は今のフレーム買った時についてた michelin AXIAL の軽い版。 もう2年使ってる。 これで沖縄200はさすがにちょっと具合悪いだろ。

そこで、浜頭さんも超気に入ってるという veloflex の BLACK というタイヤを 付けてみた。先週、一緒に峠を走った近藤君も非常に気に入ってるというタイヤだ。

michelin 23C に比べるとかなり細い。 michelin は実測24mm以上あるからな。 指定空気圧は 7-8 bar である。 とりあえず 7.5 bar で乗ってみた。 走りは michelin よりも軽い。グリップは互格。乗り心地は michelin の勝ち。 7.2bar くらいが俺の体重だと良いかもしれない。

接待レース

接待ゴルフというものが存在するのなら、 接待登山というものも存在するのではないか。 というようなはなしがむかし「山と渓谷」にのってた。 先日のレースの帰りに移動中の車の中で、 浜頭さんの仕事の客先で沖縄のレースに出る人が居るという話が出た所で 「接待レース」というものがあってもおかしくないな、という話題になった。

接待レースでは、当然、アシストとしての走りを要求される。

当然、レースのエントリは経費だが、機材も。

「ちょっと今回、お客さん気合い入ってるんですよ。 この自転車じゃお客さんに失礼があっちゃマズイんで…」


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