チャリその後 (2003/11/13)


ラジオ

買って来た。

これ

おお。こりゃすげえや。いや、ほんと。 しかし、値段も信じられないくらい高かった。

寸法は、タバコの箱よりちょっとでかいくらいなんだが、 ちょうどノーパソみたいに、開いたら表示画面とキーボードが出て来る。 ラジオの操作部分がキーボードですよ。 「ほらほら、素人はあっち行ってな。触るんじゃねぇよ。」って感じですよ。 このキーボードから受信したい周波数を直接入力したり、その他様々な、 常人は使わないような異常な方法により、 これまた様々なデムパを受信可能なのである。 それらの異常な機能の他に、ありがちな機能として、 「よく聞く放送局を憶えさせとく」というものがある。 電話の短縮ダイヤルみたいなもんだ。

オマケで最初から周波数が憶えさせてあるのだが、このなかに俺がいつも使ってる 周波数如きは既に入ってるのである。

つまり、普段は一切へんてこな操作をする事無く、 メーカがやってくれた設定をテキトーに呼び出してるだけで足りるというわけだ。 なんだそりゃ。アホみてー。

せっかくだから、 InterFM とかおぼえさせてみた。 FMはステレオだ。しかもこれ、すげぇ音が良いんですけど。 外国の記事を漁ってたら、これをメインの FM チューナに使ってる人も居るようだ。 そこまでの品質かどうかは俺には正直、判らないが、 俺が知ってるショボい短波ラジオの音質では少なくともない。

とにかく、よく原理は知らぬが微弱なデムパを的確に受信するために、 様々な仕組みが用意されており、これらの意味と使い方を一通りおぼえるだけで ひと苦労である。

てゆうかこれ、所詮ラジオだろ。なんでラジオ如きを使うのに 取扱説明書と首っぴきになるかな。フタあけて並んだボタンと表示部分は、 まるで宇宙戦艦ヤマトの操縦席ですよ。 初めは電源オンすらどうすりゃいいのか判らなかったという。 買って来た帰りの電車でハコをあけて、説明書を読んでたら、電車を二駅も乗り越してしまったよ。 いやー、こりゃ萌えるぜ!

仕事場は不要な電磁波に満ちており、短波は全く聞こえないので、 付属のアンテナを食堂に設置し、引き込み線で受信。 わざわざ外部アンテナ用の穴があいてるところにも萌え萌えです。 150K-30MHz 全カバーなので、アマチュア無線の交信なんかも聞こえますな。 当然、 single side band (SSB) もいけます。

そういえば短波モノに必須のテクニックとして、 SSB を使って隣の強烈無比なハミダ放送を 遮断する、というものがあります。 たとえば、 聞きたい放送が 2000 kHz で営業しており、ハミダが 2005 kHz だったとすると、 搬送波と upper side band は捨て、 lower side band だけ受信し、 あとで搬送波を補完してやるというものです。 しかしながら single side band の同調は非常にシビアなのであり、 俺が昔使ってた受信機ではこれを職人的手付きで行う必要があった。 たとえうまく同調がとれても、 放っておくとなぜか徐々にズレてきて「びよ〜。モガモガ」という状態に なるのである。 ところがなんと、こいつにはそれを勝手に、自動的にやる機能があるんですよ。 これは凄いです。 sync というボタンを押すと、 通常→ upper side → lower side とモードがサイクリックに切り替わり、 USB と LSB で勝手に同調をとってくれます。 これにより劇的に受信状態が向上する場合があり、憶えると癖になります。 すげぇす。凄すぎます。

もちろん SSB 回路も普通に備えており、このテクニックを手動でやることもできる。 この場合は、 100Hz 単位で同調周波数を調整可能。 しかも PLL なんで、勝手にズレる事もない。 スッゲー! こんなの、昔なら寸法がラテン語の辞典くらいあって、 50万くらいする最強な機器だけが備えていた機能ですよ。 アンテナの入口もぶっとい同軸ケーブルで、こう、 いわゆる「ラジオ」的手軽さとは全く無縁なやつ。 いや、多分。よく知らんけど。

この製品からは、ユーザの使い勝手というよりもむしろ、メーカの自己満足を感じます。 「どうよ。このサイズにここまで詰め込んだ俺達って最高にイカスぜ! 真似できるもんならやってみな!」みたいな。 果たしてここまでの機能を駆使して微弱なデムパをノイズやハミダをよけて拾い上げる、 という作業をポケットサイズの受信機でやる必要があるのか、 という疑問は残るが、 一つの到達点として評価に値する。 つまり、フラッグシップな製品に特有のミョーな気合いが感じられるので、 「所有するたのしさ」みたいなものがあります。 たかがラジオなんですがね。

昔ながらのアナログ機器を使うための専門的知識と、 中途半端なディジタル機器の解りにくいインターフェースを学習する必要があり、 常識的な人には全くお奨めできない。

ACアダプタが付属していて、複数の電圧に対応しているのだが、 これが本体よりもデカいんだ。 アホか。 しかも、様々なデジタル機器が使われている我が家では、 電灯線にノイズが多いのか、AC電源を繋ぐと短波は壮絶な雑音で *全く* 聞こえなくなります。 意味ねぇ。

あと、メモリー機能は周波数だけを憶えて同期検波の設定は忘れちゃうところと、 フタをいちいちあけないと聞いてる周波数を変更できないところは、 若干不便です。 時差とエリアを表示する時計を備えており、これもけっこう便利。 フタをしめたところもけっこうカッコイイ。 Thu Nov 13 23:17:03 2003 追記:訂正します。 メモリには同期検波の設定も含めて記憶されます。

しかし、これはいったいいかなる物慾なのであろうか。 俺は何故こんなものが欲しいのであろうか。 はげしく謎である。

チャリの損傷

チェーン 寿命終了
前変速機 プレートが砂で削れて穴があきそう
後変速機 どっちみち交換
BB 多分寿命だろ
ヘッドパーツ とりあえずバラせ
ホイール 分解グリスアップ

こりゃえらいこっちゃ。 これじゃ乗れませんよ。

いやー、最後はマジでチェーンが重かった。 トリフローも完全に流れちゃったね。当り前か。

旅行装備

荷物は少ない方がよいが、 俺としては、絶対に持って行きたい物は次の二つだ

ナイフは、旅先で見慣れぬ食い物を食べる時に必須である。 見慣れぬ果物その他食材をどうこうしようとしても、ナイフが無ければお手上げだ。 外食か、直ちに食べられる市販食品のみの食生活となる。これは非常に貧しく悲しい。

その他、いろんなもののちょっとした不具合を直すのに、 ナイフは非常に役に立つ。 飛行機なんかに持ち込むのは面倒だが、 その面倒を、ナイフを持っている便利さは上回る。 スイスアーミーナイフなんかが定番であろう。 俺が持って行くのは、ハンティングナイフなどと通称される、 刃渡り75mm全長170mmの鞘付きのやつだ。 自作品なので、画像で紹介(というか自慢)できないのが残念だな。 高速度鋼でできており、一回研げば普通のモノを切ってる限りは、ほとんど永遠に切れるってところが 旅行にピッタリだ。

情報を集める手段としては、じっさいのところ、インターネットがあれば必要十分である。 だが、インターネットに接続するのは意外と大変だ。 接続性に命をかけている人々にとっては、そんなに大変ではないかもしれないが、 俺にとってはその障壁はけっこう大変です。すんません。

それに比べてラジオは手軽である。 スイッチ入れるだけ。 通信にかかる費用もダタだし。

今まで何度かこれらを持って行かなかったために、 ひでぇめにあった。

あと、いままで必ず持って行って役に立っているのがこれらのアイテム。

両方とも探検用品だが、民間人にも非常に役に立つすばらしい装備であり、 自信をもってお奨めできる。 ってオマエみたいな変なトコ行かなきゃ関係ないだろ、そんなモン と思ってるだろ。

ゴアテックスのかっぱがあれば、大抵、傘なんか要らない。 上着だけでもいい。 さらに、急に寒くなっても平気。風が出て来ても平気である。 脱いで畳めば上着だけなら非常に小さくなる。 傘よりもずっと小さく軽い。多分。

ヘッドランプは、説明不要であろう。 はっきりいって、通常の、手持ちの懐中電灯など存在意義ゼロである。 なんで未だにそんなものが作られ続けているのか、俺には全く理解できない。 ヘッドランプ最強。 ヘッドランプのなかでも、最強は これ


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