決戦車のヘッドをバラしてグリスアップ。 なぜか、今度は砂とか入ってなかった。よかった。ホ。
グリスを注ぎ足して組み立てる。シールドベアリングなので、 シールドが開く方向に、こう、ベアリングのボールレースをズラして スプレーグリスの細い管からグリスを吹く。こんなんでエエんかいな。 まぁこれでもやんないよりマシでしょ。
組み立ては、フォークコラムからグリスを綺麗に拭き取っておいてから ステムをはめるのが重要なコツである。さもなくば、 ちょっと乗っただけでステムがずれ、ヘッドにガタがでる。 パーツクリーナを染み込ませた布でコラムを念入りに拭き取り、 ステムの内側も拭いてから組み立てる。
通勤車のチェーンその他も洗ってみた。
残るは車輪だけである。
基本的な受信性能も、まえから使ってる ICF-SW22 に比較すると、かなり優れている事が判明。 強いシグナルのメジャーな放送局であれば、 今回導入した ICF-SW100 と 以前から使っている ICF-SW22 で 本質的差は無いのだが(あたりまえだ)、 しかし、そうでもないところでは実は全く勝負にならない事が判明。
たとえば BBC は、真夜中は東京にビームが向いてないので受信状態は良くないが、 7160kHz で比較すると SW22 では全く聞き取れないどころか、 そこに放送局があるのかどうかすら判らない。 ところが SW100 ではちゃんと内容が聞き取れるのである。 12時頃に出る 11760kHz の voice of Vietnam でも、 SW22 はビートノイズとフェージングで「どうもベトナム語らしい」ということしか判らないが、 SW100 では同期検波が lock すると直ちにビートノイズ皆無、フェージングも軽微となり、 内容が多少判るようになる。 といっても、ヴェトナム語の内容を聞き取るのは妻なのですが。 いやー、 SW22 はけっこう優秀だと思ってたんですが、 そんなの比じゃないすげぇ性能ですよ、これ。 ラジオによってこんなに違いがあるとは思わんかった。
値段が高い製品は優れているなんていうのは幻想で、 普及品と高級品の間にある差はどうでもいい付加価値だけと思ってたが、 そうじゃない場合もあるんですね。
その他イロイロと使い勝手を追求した結果、けっこう使えるようになって来た。
scan 機能だが、 HF でいちいち止まってしまう場合も、 感度切替えスイッチを使えばけっこう使える事を発見。 止まって困るときは感度を「低い」に切替えればいいんだよ。これならへんてこなツマミを しかめつらして調整するより簡単である。 むしろツマミ方式よかこっちの方が具合良いくらいだ。
もっとも、アマチュア無線の 7MHz帯なんかでは、この手を使っても scan はうまくいかない。 まぁこれはそういう用途の機器じゃないし、べつにアマ無線傍受したいわけでもないからこれはべつにいいか。 だいたい 1KHz ステップのスキャンであるし、そもそもアンテナからして 元々アマ無線の受信には厳しいのである。
実は PLL の短波ラジオを使うのはこれが初めてなんだが、 素晴らしい周波数安定度ですな。 ssb で受信中でも、普通の放送聞いてるみたいにほったらかしにできるなんてね。 昔使ってた(今も実家に鎮座している)ICF-6700からは考えられませんよ。
それから、AC 電源からのノイズが壮絶なので使うの諦めてたんだが、 どこのコンセントに差すかで、随分雑音の大きさが違う事に気づいた。 パソコンと同じテーブルタップに差したら全然お話しにならなくて、 こりゃダメだと思ったんだけど、 試しに違うコンセントにさしてみたら、なーんだ。普通に使えるじゃんよ。 当り前だ馬鹿、と思う人も居られるでしょうが。
というのは、 電池の電圧が低下すると同期検波などの性能もどうもへぼくなる。 lock しなくなる。 まぁ SSB で手でやれば同じような事ができるのですが。 当然、AC電源で使えばいつも同期検波がばっちり動作する。 電池代もアホくさいし、なんとか家庭電源で使えないかな、 と考えてノイズフィルタとかを調べてた。 ノイズフィルタというとドーナツ状の黒いヤツとかを思い出すが、 見るからにマジナイ以上のものではなさげな印象である。 そこで、試しにパソコンと違うコンセントに差してみたら全然オッケーだったというわけです。
AC電源時はディスプレイの照明が点灯しっぱなしである。
eham.net のレビュー と Radio Netherlands のレビュー
久々に太いのが抜けたので、ノギスにて太さを測定。
約 0.25mm。
本日は通勤号の車輪のグリスアップ。
前も後ろも、ボールレースもコーンもピッカピカ。完璧だった。 すっげぇ嬉しいというかホっとした。 カップコーンの分解式ベアリングなんで、ハブレンチなどを使って 分解したり組み立てたりであるが、 俺はこの分解式ベアリングに関しては、悲しい思い出があり、 そのせいでいつも分解する時はドキドキのハラハラである。
つまり、使い方がマズかったのか調整がマズかったのか知らんが、 コーンやボールレースに傷、というか虫食いがゴッソリといってたりしたもんですよ。
古いグリスを落して綺麗に拭き、新しいグリスを盛って組み立てた。 後ろはフリーボデーもメンテ。こいつは中空シャフトを抜いた時くらいしか メンテナンスのしようがないからな。
シマノのフリーボデーにはハブ本体のベアリングのボールレースが内蔵されており、 これの外側にラチェットとフリーボデーの空転のためのベアリングがある。 ボールレースとフリーボデーのすき間からクリーナーを大量投入し、 次にメンテルブとスプレーグリスを投入。すげぇテキトーだが、 本当はこれ、 専用工具で分解したいところではある。