美ヶ原のレース(2004/06/28)


ビデオ

中古で買った

それぞれ700円だった。

Romeo + Juliet はデカプリヲが出てるやつだ。 デカプリヲが出た映画を全部みたわけではないが、 これはわりと良い作品だと思う。ひそかに一番良いのではないかと思っている。

殺伐とした文化レスな地方都市の、 地元のチンピラみたいなのが、 当代のポピュラー音楽をバックに、 大げさな「シュバァアアアッッッ! ズバン!」みたいな効果音と共に シェークスピアの長回しなセリフを、もったいつけて言うところがたまらんのです。 小道具類も非常に良い感じです。 イタリアの教会の裏の露店で売ってる土産ものに描いてある 安っぽいマンガみたいな聖母像が描かれた拳銃の銃把とか、 俺としては、こう、辛抱たまらんわけです。

これでジュリエットがもっと美しければ、 もう言う事ないんですが。

ブラジルについては今更俺がどうこう言うようなもんでもなかろ。 サムの三輪自動車良いな。 ガキに燃やされちゃうやつ。 あれ欲しい。

tenkou> メッサーシュミットKR200

日本がスバル360だった時代のドイツのクルマである。 そういえばなんか通じるものがあるな。 通称「バブルカー」などというそうだ(もりもとさん)。 検索すると「日本におけるバブル経済様式の自動車」という意味もあるようだった。

俺んちの近所にソレ系の店があるらしい。「コレクターズオート」という。 こんど自転車で行ってみるか。 しかし、実際に走るとなると、今となってはこりゃ大変そうだな。 自転車の方が楽で速そうだ。

まんが

安彦ヨシカズ「アリオン」

25年くらいまえのまんが。 文庫になっているらしかったが、 どこでも売ってないのでアレだな、と思ってたら、 なんか安っぽいペーパーバックで復活しているのを 青山ブックセンタ六本木店で発見したので買った。

光の意図的な使い方による演出と、 人物の動作表現における短縮法の活用が すげぇ。つうかバロック。

メカもの

ごたぶんに洩れず、俺もメカものが好きです。

自動小銃とか、たまりません。 実物を触った事は一度もありませんがね。 発射時のガス圧力や反動を使って排キョウ/装填する仕組みは けっこう何種類もあって、どれも味わいぶかいものです。 代表的な仕組みのものを一丁ずつ欲しいです。

ゼンマイ-フリコ式時計ってのは、自動小銃に比べると 全然無難な存在である一方で、 メカ的面白さは良い勝負ですよ。 それになんといっても小型で平和なのが良いです。 ただ、ゼンマイ-フリコ式時計はほとんど全て、 どれも同じ仕組みなので、そこはちょっとつまんないですね。 ちゃんとしたのを一個買ったら俺の場合、物慾は終る感じ。

なんで自動小銃の仕組みは、あんなに幾つもあるんですかね。 非常に不思議です。

これはちょっと欲しいかも。 でも、計算装置としては、計算尺の方が理系っぽくて好き。

レース

すっげぇ久々に自転車レースに出た。 美ヶ原ヒルクライム。

26日昼頃家を出て、電車で松本に向かう。 とにかく俺は左足が痛くて、自転車担いで駅の中を移動するのも非常に難儀する状況である。 あずさの出発するホームは、現在、新宿駅では工事中でへんてこな奥まった場所にあり、 そこまで自転車担いで移動するのはマジでうんざり。

車内は冷房が効きすぎて妻が寒くて難儀する。

松本に15時頃着。 またしても難儀しつつ駅構内を出て自転車を組み立てようかな、 と思ってると、飯田輝男さんにばったり会う。

彼は2年くらいまえの、このレースの無差別級の 優勝者であり、 必殺の登りのスピードを誇る日本屈指のヒルクライマーである。 去年の冬あたり、時々高尾周辺を走っててみかけたりした。 なんと、大垂水でバトルして俺が勝った事もあるんだぜ。 そんとき、飯田さんは怪我してたんだけどね。 去年秋の奈良合宿で一緒になって面識ができた。 まぁ俺なんかとは踏むギアが2つくらい違うわけですが。

会場まで一緒に行く。 飯田情報によると、今年は、チャンピオンクラスの濃いメンツとしては、 元 BSアンカーの藤田コウゾウ氏が来てるという。 たしかに、来てた。なんせ俺と同じ宿だった。

会場で受け付け。 久々に会う自転車友達多数。 「おぅ。生きとったんけ?」という扱いに見えたが、ヒガミでしょうか? てゆうかそんな苛めんといて。

宿に着いて、ちょっとコースを見に行く。 去年と同じなので、去年よりきつくなったり緩くなったりしてるわけはないのですが、 自分のコンディションを確かめるという意味はある。 前半の必殺な傾斜の部分を登って、帰る。 コンディション的には まぁこりゃダメだな、って感じ。 当り前だ。良いわけないか。

フロ入ってメシ食って散歩。 フロは源泉かけ流しの温泉効きまくりでイイ! チェーンに油差す。

10時には寝る。

6/27 5時半起床。 買っておいた朝飯食って、ごそごそと準備。 眠すぎ。 俺のタイヤは決戦チューブラなのであっというまに空気が抜ける。 昨日朝9気圧入れたのが、今朝は5気圧まで落ちてやがった。 携帯ポンプで8.5気圧まで入れ直す。 荷物をバスに突っ込み、下山コースにアップに向かう。 調子はもうひとつだが、練習してないから、 そんな文句言ってもしょうがない。 とにかくとりあえず走って無事に帰って来れればよしとしよう。

スタート30分まえに会場に戻る。

最初にスタートする無差別級を見送って、俺もスタート列に並ぶ。 いくらヘタレたとはいえ、クラス別ならけっこう上に来る自信はあるので、 前のほうに並ぶ。 さて、スタートだ。 メータをリセットし、ストップウォッチに切替え、号砲と同時にスタートボタン押して 走り出す。

スタートしてすぐ、まっすぐの激坂。何度来てもこの傾斜は笑える。 無理せずゆっくりと立ち漕ぎで登る。しかし左足がズキリと痛い。 靴は締めすぎてもダメなのかね。 しかし、痛いのは我慢すればよい!今は登れ!

そこそこのダメージでみすず湖までのセクションをクリアし、 よーし、ここからペースアップするぜ! と思ったら、左の腰が痛くなって来た。 左足をかばって走ってたということかな。 単なる練習不足ともいうが。 高い湿度でサングラスが雲って不愉快なので頭の後ろにまわし、 ポジションを工夫して腰が悪化しないように、 また、カーブで立ち漕ぎしてなんとかほぐしつつ登る。 後ろから渡辺哲氏(カネコ)がすげぇスピードで抜いていく。 付こうとするが、全くスピードが違い、お話しにならない。 俺って去年はこんなのと一緒に走ってたわけ? マジで? ありえねぇ…

スタートからずっと一緒のゼッケン880番氏と、話をしつつ 傾斜の緩いところは先頭交替しながら走る。 時計を見るととっくに去年のタイムは過ぎている。 上の方はアップダウンがあり、走りにくい。 彼はロードレースの経験はあまり無い感じだが、 付いて来れるかな?と思ったらいつしかチギレて居なくなった。 今年はガスが濃くて、北アルプスは見えない。 平坦から下りは4〜5人の集団になるが、 下りコーナーで全員居なくなる。 そうこうするうちにゴール。

1h18m35s のクラス別54位。 やはりレース出るからにはちゃんとコンディションを作って来なければ、 本当のところでは、意味は薄い。 ヘボいリザルトにうんざりするだけで終りますな。

まぁでも怪我もなく天気も良くて良かった。

帰りも飯田さんと一緒になった。 お互い納得のいかない(俺はある意味納得だが)リザルトに がっかりしつつ駅前で自転車をバラす。 自由席を指定に切替えて3時まえのあずさに乗る。 乗ってすぐ気絶し、起きたら高尾だった。

レースその後

しかし、レースで相手を突き放してぶちのめす、 というのもなんつうか、最近は性に合わないと思うようになった。

八ヶ岳でものんびり走りにいくかな。


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