踵割れてました(2004/06/28)


足その後

それにしても全然左の踵の痛みが引かないので、 不審に思い近所の整形外科でとりあえずレントゲンだけ撮ってもらった。 いやまたその医者ってのが、なんつうか、非常に終末的な病院である。 つまり、昔の病院ってのは病気や怪我を直すところではなく もうダメな人が死ぬところというか、要するにデスクトップのゴミ箱みたいな 施設だったわけだが(俺が受けた歴史の教育による)、 まさに、そういう感じの終末感が良い感じに漂うどうしょうもないところだった。

いや、むしろつげよしはるの描く場末の旅館みたいな感じというべきか。

まず、待合室。これがキてます。 俺が来た瞬間の事ですが、 医者(の一人と思われる)が、ぼ〜っと画面まぢかでテレビを観ていました。 しかも。 出血大サービスしたとしても、知能指数が俺の半分くらいしか無さげです。 ふと手にとった雑誌 Hanako は、なんか内容が古いな、と思って奥付みると 10年くらいまえ!!!

医者はヨボヨボの爺さん。 しかし、ぶつけたのは一週間まえだというと、さすがに呆れていた。 これは俺も反省することしきりである。

さて、待望の X線撮影である。 俺様を X線にて撮影する技士の方は、 年齢不詳、テカテカ頭(ヅラか?)のチビオヤジ。 しかも、こいつも超絶に頭悪そう。

こいつの相棒がまたすげぇんだ! ぬぼーっと背が高く、猫背で、やっぱり脳味噌ヌルそ〜な感じで、 しかも、左眼は儀眼?なんですかね、何か知りませんが、 とにかく全く見えない感じ。

撮影台に乗ると、台が「ごいーーーーん」とかいって横に傾き、 ベッド状になる。 そこから、 X線放射装置のあるところまで、具合の良いように 有線リモコンで台及び照射装置を動かすのであるが、 動かすのですがね、 いいですか? 皆さん、心の準備はいいですね?

このリモコンの具合がおかしくて、なかなかオッサンの思うように これら装置が動いてくれんのです!ぎゃははは!!! マ、マジっすか? おまえら、見た事ねぇだろ、病院のああいう機械が調子おかしいのなんて! 俺もねぇよ! もう、今にも天井からデカいアルミのタライが降って来そうですよ! ドリフじゃねんだからよ! しっかりしてくれよ!

てゆうか笑ってる場合じゃねぇよ。 X線撮影台に載せられたまま、「がごいーん」「がごいーん」「がごいーん」 と延々と思うように動かない装置と格闘する頭悪そうなオッサン。 マジこれ

俺、大丈夫かなぁ

って状況です。

医療ミス

とかそういう単語がここで頭をよぎらない人は居ないでしょう! 変なトコに変な光線照射されて、妻がゴジラ産んだらどうしてくれんだよ! とか、イロイロ良く解らない妄想に引き裂かれているうちに、 オッサン、横っちょにある手動で動かす照射装置でサクっと設定完了。

それあるんなら最初からそれ使えボケ。

さて、現像が終ってできあがった写真を前に、 じぃさん院長が診断を下します。 まぁこの写真さえあれば、何がどうなってるか、医者じゃなくても解りますよ。 ビシィっとヒビ入ってます。3本程。 ただし、位相空間論で言うところの、非連結成分は無い模様。 これです。 これが欲しかったんです。

「ギプスで固めて半年くらいかかる」とか眠たい事ぬかしやがってるんで、 「ギプスにするかどうか、じっくり考えてまた伺います(二度と来るかボケ!)」 レントゲン写真をしっかり憶えていつも世話んなってるシンキュウ院に。 骨の状態をマンガ描いて説明し、 ヒビが開かない方向にテープにてビシっと固定してもらった。

というわけで、君達、これからは俺の事を

品川の Tyler Hamilton

と呼んでも構わないからね。 去年の Tour de France で初日にコケて鎖骨折ったまま走り、 山岳ステージで勝った Tyler Hamilton ですよ。念のため。

いや、そのためにはやっぱこのままのコンディションで、レースで勝たなきゃだめだな。 勝つどころか、 去年のタイムを大幅に下回っているようでは、彼に失礼過ぎますね。 やっぱ取消。


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