青山ブックセンター追悼 (2004/07/27)


その後のエヤコン

全然臭くないうえに、本日のごとく、 40度Cとメーター振り切り気温であっても ばっちり冷えておる。こりゃいいぞ。

さて、先日は母がこっちに来たおりに、 妹夫妻宅におじゃましたわけですが、 その折りに良い事を聞きました。

すなわち、エヤコンを冷房で使っていた時は、 いきなり電源を切ってはならぬ。というのである。 なぜならば、そんな事すると結露したまま長時間放置されることになり、 それではすなわち変なものが繁殖して当然の理。

ではどうすればよいのかといえば、 送風にて乾燥させてから運転停止するのである。 なるほど。

最近読んだもの

the Future is Wild

同僚に借りた。何億年かしたら、地球に住んでる生物はこうなる、という本。

けっこう勉強になる事も多かった。 つまり、昆虫がでかくなるためには、 酸素が濃くないとダメだとか。 一般的に、食う/食われる闘争において勝利するためには、 でかくなればよくて、 食う側にまわるというのは、生態系の中で自明に存在しているポジションですから、 だいたいいつもこの戦略は有効であるとか。 それから、そのうち大陸はまた一つになるとか。 そうなると、今よりも気候はかなり大雑把なものになるとか。

生命は人間が書いたプログラム如き存在よりも、 ずっと複雑で微妙なシステムなのであり、 一方、プログラム如きものであっても、 やはり実際に使ってみなければ何がどうなるか判らない場合がほとんどであってみれば、 生命を創造するのはやはり容易な事ではない。 つまり、登場する個々の生物には、 俺はあまり深みが感じられなかった。 もうちょっとこう、個々の生命ではなくシステム全体の考察が欲しい。 1億年したらこうなって2億年したらこうなる、という感じでコマ数を増やすよりか、 一コマでいいから念入りに描いた方が面白いと思うのだが。

河口慧海さんは、北西部の荒野で遭難しそうになりつつ、 何度も死を覚悟しつつ、ついにチベット第二の都市シガツェに到着。

チベットのナマグサ坊主やばっちい服装その他に関する辛辣な評がなかなか面白い。 今の人なら、文化的相対性がどうのとか、そういうのに足をとられて こういう意見を持ったとしてもなかなか文章として表現するには至らないだろう。

いわゆる読みものとしてはですね、私は架空のものよりも、 ドキュメンタリ、 といっても社会派のセンセイが書いた屁理屈のたくってるのじゃなくてですね、 旅行紀などが好きなのです。

TdF

本当に Lance Armstrong って奴はすげぇな。 たとえば、いくら俺が登りが強いとかいっても、 本当にそういうパフォーマンス出した事なんて数えるほどしか無いっすよ。 なんか腹下したり、コケたり、骨折ってたり、徹夜あけだったり、 単に練習不足で弱ってたりして。 それがですよ。 毎度まいど きっちり狙いどおりに仕上げて来てあのパフォーマンスですからこれは本当にすげぇっす。

ちなみに、どれくらいのパフォーマンスかというとですね、 日本の自転車道楽人のうちではそこそこ登れるという噂の、 レースの賞状がたくさん本棚に貼ってある私がですね、 彼と同じスピードで登ろうとすると、体重を 38キロ(!!!!!)まで減らす必要があるのですよ。

しかもいっつもこのパフォーマンスですからね。 まったく、同じ種類の生物とは思えぬわい。

アオヤマブックセンタ

なんか店しめちゃったんだって?まじですか?

夜中、六本木店に立ち読みに行くのが楽しみだったんですが。

小林ゲンブンの「東亜総統特務隊」を買ったのが最後になってしまうとは!(泣)

2ちゃんねる

もうずっと行ってない。 書き込みはもちろん、閲覧もしてない。 一時期ずっと一日じゅう居て、 変な事書き込んで、名無しに「おまえのバイオリズムはどうの」とか 言われてたりしてたものだが、 /home が no space left on device になったとき、 .navi2ch も消しちまった。 つまり、過去ログ、履歴、ハンドル名などが入ったディレクトリを抹殺してしまったのである。

「にきびの芯」とか「コンビナートを眺めるスレ」とか好きだったんだが。

やめたらやめたで、無くても全然困らない。 その点では、テレビ、新聞の類と同じだ。

ただし、一日じゅう居た頃に知り合った、自転車コーナーの友達とは、 今も一緒に走りに行ったりする。 なんせ彼等、すげぇ面白いんで。

たとえば、U氏。彼はとにかくマジメで研究熱心だ。 しかも、本人それを楽しみでやってるんで、 独自に研究したトレーニング理論を聞いてるのも、 真面目な奴特有の息苦しさを感じさせない面白さだ。 体格を活かした抜群のパワーに裏打ちされた強烈なスピードが武器で、 もう俺なんかウシロに付いてるのが精一杯、風向きを敏感に感じとって 右往左往してるのである。

しかし、俺が思うに彼の真価とは、そういうマジメで研究熱心なところではなく、 その抜群の言語感覚にあるのだ。 たとえば、俺が使ってる自転車のカギ。これがなんともヘタレで、 番号が合ってなくても無理矢理引っ張れば開くのである(笑)。 それを見て即座に何て言ったと思う?

殴るとすぐ泣く弱っちい学級委員長みたいな奴だ

こんな調子だから、彼の書き込みは、練りに練ったものから即興まで、 どれもすげぇ面白いのだ。俺も彼に負けない面白いネタを書き込むため、 ずいぶんいろいろ読んだり聞いたり考えりしたもんです。

いろいろいわれる「2ちゃんねる」だが、こういう友達ができるという、 素晴らしいところもある。

のーぱそ

俺がメインで使っているパソコンは、例によってノート型であり、 そのなかでも、普通に使えるサイズのなかでできるだけ小さくて軽い奴を選んでいる。

今使っているのは、 IBM の昔のやつだ。 これがそろそろヤバくなってきた。 どうもディスプレイがまたたくのである。 液晶のウラに平面型の証明じゃなくて照明がついているが、 これがチラチラする。

これが先日、出先で仕事してたところ、 ちらつくどころかついたり消えたりするようになっちまった。 ちょっとディスプレイの下の方を指でグリグリやれば復活するのだが、 使っているとパっと消えてそれっきり。時々復活したりして。

液晶の表示そのものは動作しているようで、じっくり見ると まっくろけの中に何かが表示されているのが見える(笑)。 つまり、照明の接触がおかしいだけだ。 こりゃ修理に出すより自分で直した方が早かろう。 ということで、ただちに分解にはいる。

ディスプレイの横のネジを4つ外すと。上のほうはカパっと開く。 一方、下は爪みたいだ。これを自分の爪でコジってグリグリと外して 照明を出す。 なんだかよくわかんねぇな。 どこが接触がおかしいんだろ。 「高電圧注意」のシールにビビりつつ、 電源投入してみる。 やはり「高電圧注意」のシールにビビりつつ、 あちこちつついてみる。 ところがさきほどはあんなにもちょいと突つくと しばたいてたやつが、 全然安定して普通に光ってやがる。どうなってんだ!

もういちど組み立てた。

全然普通に動いています。これを自然治癒という。 さすがですね。 だてに HAL の祖先やってないね。

ダイエッターヅ

いくら運動しても、そのあとビール飲んだら終りだ、 という意見をたまに聞くが、全然間違っておる。

カロリ収支からいえば、たしかにその通りかも知れぬ。 もっとも、俺様の運動量の場合は、ビールなどではとても補えぬが。

運動してビールを飲むのと、ゴロゴロしてて飲まないのでは、 身体の状態は全く異なる。 前者がいつでも全開回せるエンジンだとするならば、 後者は穴が詰まった流し台だ! なんだか全然解らない喩えだな! とにかく、俺が言いたいのはこういう事だ。 つまり、 食わず運動せずというのでは、肉体の調子はまるでジリ貧、 即身成仏まっしぐら、お先まっくらけ。である。

ついでに言うと、そういう事言う奴にかぎって、 実際には、ゴロゴロしててビールは飲むんだよ。 俺には判ってるぜ。


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