スパイだって?


うひひ. おかしいじゃあありませんか. なんか, どっかの球団が, 相手チームのサインを盗んだとかいって, 問題になっているそうですな.

わしが興味あるのは, サインを盗む事が悪いかどうかではない. 当然ですな. まあ, 悪いかどうかでいえば, それは, 良い事だと断言したい. しかし, それは私が興味を持っている問題ではない.

きけば, サインを盗むのは禁止されているそうではありませんか. つまり, この問題は, サインを盗むのが禁止されているのに, 盗んだから発生したわけですな. 私が興味あるのは. つまり, サインを盗むのが禁止され, 今もなお, 禁止されっぱなしである, という事実です.

まあ, スポーツだから, 多少手心を加えるべきかも知れない のですが, それにしても, 八百長だよな. サインを盗んではいけない, などという規則は. それだったら, 戦争で相手の国の暗号を解読したら, 戦争犯罪ですか?(笑). じゃったら, アラン・テューリングなんか, 死刑確定じゃ(爆笑).

秘密を守るという仕事は, 純粋に技術的に達成されるものではない. しかし現在, 通信の秘密を守る, 技術的な手段があるにもかかわらず, 八百長じみた規則に頼るというのが, わしには解せないのである. 相手の情報を得る手段があるのならば, 遠慮無く使うべきだろう. 情報を守る方は, 使える手段をすべて講じて守るべきだろう. 1024bit の公開鍵暗号でも何でも使えばいいではないか. ちゃんとやれば, 試合時間内になんか, 絶対解読不能だよ.

まあ, 裏切って自分の秘密鍵を相手に教えるやつも居るだろう. 馬鹿なピッチャーのメモや落書を漁るスタッフも必要かもしれない. スパイ競争は際限なくエスカレートするかもしれない. しかし, それが闘争というものではないか? 相手を攻撃しないという約束を守らないと, 追放. ままごとかよ. だせえ.

相手が次に何をするか判っていれば, 勝てる. 自分が次に何をするか, ばれてれば負ける. 闘争の, もっとも基本的なところ. それは, 情報ではないか? これをめぐる争いが, 「サイン盗んだら駄目」 という, 小学校の学級会じみた規則で茶番化しているとはな.

まあ, 皆さん八百長のぬるま湯がお好きなのであろう. 鎖国体質は, ぬるま湯で気持ち良いから, 一度しみつくと, 抜けないのだろう. そして, 仲間うちだけで, 「まあまあまあまあ」とか言いながら, どうでもいい連中が どうでもいい事を, どうって事無くやっていくのであろう. ケッ. 屑が.

そんなしょうもない規則のおかげで, 八百長をやらずに真剣に相手の情報を 集めて分析して活用した連中が排除され, 貴重な才能が抹殺されてゆくのである. ここは, そういう国なのである.

この事件でも, 「やっぱり, サインは盗んでも良い事にしよう」 という意見が出て来る事は, 絶対に無いと断言できる. どう考えても盗まれるような, ださいサイン使う方が悪いのにな.

俺は, 日本という国の, そういう所を断固絶対に憎悪する. 許しがたい.