黒い箱


ブラックボックスという用語が時々コンピュータで使われる. 中がどうなってるのかは知った事ではないが, 使い方は判る, というものを指して使われる用語のようだ. このうち, 中がどうなっているのか判らない, というのが重要な性質で, どっちかというと, 「中がどうなっているのか, 知りたくない」 というニュアンスが含まれる.

計算機の世界は煩雑なので, 知らなくて良い事と知ってないといけない事を 区別するのが大変重要で, かつ, 難しい. これがうまく行った場合, 「ブラックボックス化」された, などと いうのであろう.

しかし, じっくり見ていると, ブラックボックスにもおおむね 2種類あること に気づいた. 一つは, 構造化されたブラックボックスで, 小さい謎の箱を組み合わせて 大きい謎の箱が作られているというものだ. もう一つは, いうまでもなく, 「パンドラの箱」である. つまり, ブラックボックスに手を突っ込まないといけない場合がしばしばあるが, そんな時に「あーあ, ついに開けちゃったよ」という感慨を抱かせる タイプの箱だ.

前者の構造化されたブラックボックスについては, 俺如きがどうこう言う筋あい の事でもない. 優秀なプログラマといっても, そのタイプは 1種類ではないの で, 好みというものがあるしな.

パンドラの方も, 俺が何を言いたいのかだいたい判るだろう. 「ここは見えなくて良い」となると, "マ"のつく会社とかは, 「だから何をやっても良い」と誤解してしまうのである. ヘボなプログラマにありがちであり, 俺も随分そういうプログラムを 書いた.