こみけ


今, えばんげりおんの「残酷な(以下略)」を聴きながらこの記事を書いているぞ. 俺は, 今, 最強に弱まっている!(強まっている?)

さきごろ ときめも などをやったりして, 一応オタクパワーが充電されたかなと思い, 8/16になかやまとコミケに行ってきた. コミケは, 東京ビッグサイトという, どうしょうもない建物で行われていた.

わしらは浜松町から船で行った. 船に乗る頃から, 「あ, あいつはアレだ」 と直ちに判別可能な奴が, ちらほら見つかるようになった. 8/16は記録的な猛暑で, 前日 デスクトップの設定 などをやっていた俺は, 全く寝ておらず, 何も食っておらず, いきなり船を待っ てたらやばい感じで体温が上昇して来たんで, トイレで頭から水をかぶった. 東京ビッグサイトというのは, モデリングプログラムにデフォルトで付いている プリミティブをそのまま積んだような醜い建物で, 平面図もわかりにくく, どう しょうもないしろものだったが, それはいいや.

なんせ, 臭い. まじで. ゲロはきそうになったくらい臭い. といっても, ルンペン臭いのとは違う. 剣道部だった人にはすまんが, 剣道部の部室の臭いである. 柔道とも言うか. そして, その臭いの発生源は, そこらへんに無限に居るオタクの人びとである. 彼らの服装は, 東工大だった. あまりの臭さに, 俺は衝撃を隠せなかったが, 経験者の中山は, さすがに落ち着い たものだ. 無限に広い会場で, どこに行くべきかを, なんとなく知っているのだっ た. 中山が居なければ, 俺はオタクの海に飲みこまれて, 生きては帰れなかった であろう. 探検について来る初心者の気持ちがわかった一日であった.

同人誌というものを売ったり買ったりするお祭りである. 同人誌というのは, 好きな奴が集まって勝手に書いたマンガとか画とか文章を, 自費出版したものだ. しかし, なんつうか, 気合いがはいっているのだ. 表紙とか, カラー印刷だし. 中も光沢紙のオフセットだし. そういう金のかけ方以外にも, 気合いが入ってい るようすがとにかく凄い. 画のうまい人はうまい人で, 凄い(しかし, スジというか, テーマはちょっとね) が, 下手な人も一生懸命と言うか気合いが乗っているというか, とにかく凄い情熱が 感じられるのだった.

その情熱の対象は, これが, ややわかりにくいのである. 「抽象化された女」とでも言うべきものであろうか. あるいは, 符合化でもいい. ある種のリアリティの除去が必要条件であるように 見受けられた. そういう符合を扱えるかどうかがオタクの条件であるならば, 俺も中山もオタク失格である. そんなわけで, 徹夜の俺が先に弱まり, 中山も追って弱まって来た. そして, 「ときめもをちょっとやったくらいで, 来たのが間違いだったなあ」と 話し合った. ちょっと武道やったものが, プロレスラーに喧嘩を売るようなものだった.

なんせ, 秋葉原を一日あるいて一人見かけるかどうか, というオタクが 10人に一人くら いいるのだ. オカダトシオという人も居た. 有名なオタクの人なのだ. 俺も名前を知っている くらいだからな. 雑誌にたまにものを書いてたりするのだが, それを読んだ限りでは, 「ケッ. む かつく野郎だ」くらいにしか思ってなかったが, 実物は「良い人」であった. たいへん良い人です.

外でコスプレをやっていた. 屋上で, 気温は絶対 40度を下らないであろう. 居るだけでめまいがして来る程の暑熱の中に, 真昼の亡霊のように

などが, ポーズをとり, お互い写真を撮りあってゆらめいていた.

他にもいろいろ見たが, 書いてるだけで疲れて来たので, 聞きたい奴は俺にメールでもくれ.