てゆうか, そもそも TCP スタックのどこにボトルネックがあるのか, とか リアルタイム性とか, そういう難しい話は全然勉強してないので, 全然判らん. 俺, 情報科学出身だけど, 計算機関連の授業は必修のしか取ってなくて, あとは数学系と, 建築学科の集中講義なんかで単位をそろえたもんで, じつはコンピュータはあんまり詳しくないんよ. すまん. 研究室も幾何学のところだったしね.
OS ってやっぱりプログラミングのために存在しているんだよ. 自由に計算機を使うというのはつまり, プログラミングを自分でするって ことなのだよ. しょうもないシェルスクリプトでも, エディタのマクロでも, 実際にそういうものをつくったりするのと, マウスで設定をちょいといじ くってるのでは, やっぱり全然自由度が違うわけですよね. どっちが能率的かとか, そういう問題は置いといて.
技術の移り変わりは激しいので, 新しいことを憶えてもすぐに陳腐化 する. ついていくのは大変だ. DOS のバッチファイルとか, VMS とか, 苦労して憶えて損したよ. ゐんどうづ を必死こいて使えるようになったと思ったら, こんどは Linux だって? 冗談じゃないよ. なーんて弱音を吐いているようでは, 実際, プログラマブルマシンを使う 資格など無い. だって, できあがってるものを使ってるだけじゃん. 何が大変なわけ?
まあでも, どうせ使うんなら楽ちんな方が良いよね. 片手でチコチコっとマウスだけで操作できると楽ちんじゃないですか. 何ができるのか, あらかじめメニューとかボタンになっていれば, 必死こいて憶えたり調べなくてもいいじゃないですか.
というのも一理ありますが, それが全部じゃないところが プログラミング可能なチューリングマシンの奥の深いところなんですな. なんせ, この手の機械は自由度が非常に高いうえに, 自動化が命ですから, メニューとボタンでは何かにつけ, 制限が多すぎるわけです. どういうことかというと, たとえばタテに 30個くらい項目のあるメニューなんか, 毎回選択するの嫌じゃない? 隣の変てこなのを選んでしまったりすること無い? てゆうか, すげえストレスたまらない? だいたい, 視覚的に憶えることができる情報の数は 7個くらいらしいな. どういう根拠かは知らんけど, そんなはなしを授業で聞いたよ. そういうのは個人差がけっこうありそうな気もするけど, 64個とか選択肢があったら, いつも素早く間違わずに選ぶことができる人 てのは, 少ないでしょう.
それから, メニュー, ボタン方式は機能の組合せが非常に難しい. 「このボタンとこのボタンをこの引数で押す」とかいうのに 新しくボタンを割り当てるなんてことをできるようにしたところで, ボタンの数がやたらと増えるだけで, 何も便利にならないし, 全然判りやすくならない.
というように, 計算機をぐりぐり使い倒す人にとっては, 判りやすく親切なはずのメニュー/ボタン方式が逆に作用するんですな.
他に, 入力装置の問題もある. キーボードで両手が塞がってるのに, ポインティングデバイスを手で操作 するという, ださい設計が未だに生き延びているのは何故か? 坊やだから? 所詮, パソコンなんて, 物好きな奴らのために存在しているのだという, 良い例ですか?
いずれにせよ, 文字の入力はキーボードから行わねばならないのであるか ら, 他の, 計算機に関する操作が基本的に全部キーボードからできるよう になっていないとかなり使い勝手として具合が悪いというのは, 実際にちょっと計算機を使ってみたことのある人であれば思い知っている はずだ.
コマンドを憶えないといけないところがこの方式の欠点であるという意見 もあるが, 俺はそうは思わない. UNIX の便利なシェルには「補完」というものがある. これを使えば, メニューなんかではとてもじゃないが把握しきれないよう な膨大な選択肢のなかから, 極めて直観的に, また素早く適切なものを選 ぶことができる. 唯一の弱点は, 計算機を使うのに両手が必要なことで, 特に, 高速な入力をしようと思ったら正確にホームポジションを保ってい ないといけないわけで, それなりに集中力と気合いを必要とするところで ある. もっとも, そういう集中力と気合いがみなぎっているときには, これは全然弱点じゃないんですが, 人間, そういつも気合い炸裂ってわけ にもいきませんからねえ.
同じ操作を引数を換えて何度も実行したり, ある条件の場合はさらに違うコマンドを実行したり, そういうことを GUI で実現するのはかなりウザいが, コマンドなら楽勝だ. そして, そうやってめんどくさくて膨大な仕事を サクっと片付けたときこそ, 計算機がプログラマブルマシンとして, その本領を発揮しているといえるのではなかろうか. マウスで繰り返し作業をするというのも, ほとんど宗教的な儀式にまで高まった, 無我の境地に達したりして それはそれで良いんですが (ほんとは全然良くないんだけどね). 大阪まで新幹線があるのに, 歩いて行くのはやっぱりアホでしょう.
あーあ. 自明だよな. こんな話. アホくせ. もうどうでもいいよ. インターフェースなんか. GNOME と zsh で十分ですよ. でも, プリンタとかは簡単にうまく動いて欲しいねえ.
うひー. 間違って電源ボタン押して死なせたら, どうも据え置きの ps/2 ポートが死んだみたいな. マウス動かんよ? ps/2 → シリアル変換コネクタがあるが, これでシリアルマウスにして使 おうとしたが, なんかうまく動かん. マザーぶっ壊れた? 参ったなあ. しかしそれにしても, パソコンちゅうのはなんでこう壊れるかね?