携帯汎用プログラマブルコンピュータ


つうわけで, ノートパソコン命の俺様にとって, 欲しい機種が全然無いというさぶい日々が続いている今日このごろ, 皆様いがかお過ごしでしょうか. 以前, こんなノートが欲しいのう, などとほざいていましたが, 最近, ぼーっといろいろ考えたんですよ. こんなのを.

まず, なんでノートパソコンなのか? それは, ガバっと開く形をしているからでしょう. 英語圏では lap top という用語が一般的で, 日本のように細かくカテゴリになっているというわけでも なさそうだ. とはいえ, やはり vaio の軽い奴の人気は相当なものだと聞く. このテの製品を細かくカテゴライズするのは, そいういう違いが重要な文化というか, 環境だからである. 日本語の「雪」がイヌイットの言葉では沢山の語彙に分かれているような ものであろうか. 体格に優れたケトウには 2Kg も 3Kg も同じだが, わしらには えらい違いじゃから, ケトウにはこの手の製品は全部 「laptop」でも, わしらにはそんな分類は許されれず, 「B5 サブノート」「オールインワン」 などといちいち細かく分類することにはなっているわけだ. 極圏で生活するイヌイットには, 「雪」という一個の名詞では間に合わないのと 同じである.

ところで, やっぱり携帯コンピュータってああいう形してないといけないのでしょうかね. ぼこっとフタが開いて, ディスプレイとキーボードが出て来るという. 俺に言わせりゃ, あの連結可動部分が邪魔である. あんなもん, あそこから壊れるにきまっとるやんけ.

そこで, もっとタフに作ろう. まず, あの連結可動部品は無くせ. キーボードとディスプレイは外づけ. そして, ディスプレイはヘッドマウントだ. 戦闘機の照準器みたいに半透明にして, 外もちゃんと見えるように. つまり, 「ドラゴンボール」の, サイヤ人の持ってるスカウターみたいに. もしくはファーストガンダムの照準器見たいな感じかのう. もちろん, アイカメラを内蔵して視線追尾ポインタだ. 本当は外づけといってもワイヤレスにしたいところだが, セキュリティとか考えるとめんどくさいので, 有線でいいや. コネクタは防水, 防塵. 両目に別の映像を見せることもできるので, z 軸関連で, 窓の重なりをもっと有効に 使えるインターフェースも開発可能であろう.

キーボードも外づけでいいや. だいたい, ノートのキーボードって, マジメに使おうと思ったら, かなり具合悪いんですが, 皆さん平気ですか? 俺のについてるやつなんか, ドットとかコンマが 2/3 くらいの大きさしかなくて, 実に具合わるいですよ.

キーボードとディスプレイが外づけで良いってことになれば, 本体はだいぶ堅牢に作れるな. ハードディスクにはこの際引退して欲しいところだが, なかなかそうもいかんだろうから, 全部半導体メモリってのはやめとこう. しかし, 胴体は 7000系アルミ合金 (航空機材料) か カーボンとケブラーの 復号材料. 周りにはアルファジェルを貼り付けて, 二階から落としても大丈夫.

工業製品のデザインとして, なんつうか, ランダムノイズが欲しいなあ. モダニズムの, 幾何学的にとりすましたシンボリズムに割り込む, 実装の即物性が欲しいところだ. つまり, たとえば F1 のボディからチラリと見えるラジエータや排気管の引き回しは 意匠の中で貴重なワンポイントを形成するというような状況がほしいのだ. コンピュータのそれは, 俺の思うところではやはり, プロセッサ関係のヒートシンクである. だから, プロセッサの放熱器は, 外から見える方が良いなあ. できれば外から触れた方がいい. 本体の金属と材料を統一した方が良いので, やっぱり本体は放熱器ともども 7000系のアルミだね.

キーボードが本体にくっついていると, 本体はけっこう放熱するうえに, わりとありがちなのはキーボードの部品を放熱器にしていたりするので, キーボードが熱くなって気持悪いんですけど, 分けると なかなか一体感のあるコンパクトなデザインにするのは 難しいかもしれないなあ.

つーか, ディスプレイは絶対メガネ型. それ以外は却下. でも, どっち向いてもディスプレイだから, それも疲れるかもね.

今更えばんげりおんに (以下 えばげ) ついて

む. 今ごろ気づいたんだが, えばげ の主人公 シンジ君って, そのまんま寅さんだったのか. いつでも間違い無く甘えることができる女がいて, しかも違う女に控え目にちょっかいを出し, たまに「俺はダメだー!」などといって旅に出る. まるっきり, そのまんまやんけ.

うむう. しかも終末論. SF 風味. の寅さんである. 今更ながら, あざといのう. これで当たらなかったら, 一体何がヒットするんじゃ, つうくらい 直球どまんなかである. もっとも, 「寅さんを SF で, 終末論を織り込みながらやれ」 と言われて 誰もがああいうものを思い付けるわけではないというところが, 作家の偉大なところなのだが.