オヤジはそこに居る


「近頃の若いもんは」とかいうのがオヤジということになっているらしい. 昔は若かったけど, それを忘れてオヤジ化し, そういうことを言い出すものだと いう一般に流布している仮説があるが, これは間違っている.

まず, オバさんであるが, オバさんは, 若いときから. そう, 高校生の時からオ バさんである. 頭の弱い女子高校生を見ていると, オバさんと全く同じ振舞をし, 興味の対象も 全く同じであることに気づくはずだ. よく観察すると, 顔もオバさんである. ああ, ありゃ化粧か. うるさい事を言うオヤジ, 「近頃の若いもんは, ケッタイな恰好しよってからに」 とかいうオヤジは, 昔からそういうことを言ってる奴なのである. 何を隠そう, 俺がそうだからだ. 子供のころから, 「まったく近頃の若いもんときたら, , , 」とか思ってたが, 自分の方が全然余裕で子供なんですけど, そうではなくて, 新奇なものにウサン 臭いものを感じとって, 疑いぶかげに見るという性格なのだ.

人はオヤジになるのではない. オヤジは最初からそこに居るのだ. わしは, 昔からオヤジであり, 死ぬまでオヤジでありつづけるであろう.

キックとか得意で, 昔ずいぶん修行したもんですが, 非常に基本的な技に, 右の下段廻しから左の中段という連係がある. 左の中段は, ボクシングのジャブみたいに使う技で, 足を後ろに引かずに そのままの位置から予備動作なしに蹴りを出せないといけない. これで, 距離を計ったり, ガードを下げさせたりする. 右の下段はどうするかというと, 相手の脚を傷めて, スタミナと動きを奪うのである.

右の下段というのは, 自分の脚も相手の脚も折れてもかまへんでぇという感じで, 思いきり振り降ろすのだが, これは実際, まともに当たるとかなり危険な威力を孕んで いる技だ. ところで, わしは最近の 分厚いサンダルをはいている奴に, 右下段廻し蹴りを放ちたくてしょうがないの です. こないだアレはいててコケて脳挫傷で死んだ女も居ましたね. だから, あいつらにローキックとか, マジでやばいんですが, でもやっぱりやっ てみたいよな. 思いっきりスネで刈り取るように振り下ろしてね. ローキックできる人は, 誰しもそう思うでしょう.

あのサンダルが役に立つ場合というのを無理矢理考えてみよう. ブービートラップで, 地面にスパイクが生えてたりして, 刺さって破傷風になったりする というのがあるが(どこに?ときかれてもなあ. あるじゃん, ランボーとかで. ), あの分厚いサンダルなら, 多少のスパイクには貫徹されまい. だから, あの厚さも全く無意味ではないのである. ブービートラップがあるところなら, あれの方が安全だ. なんせ, いつ, どこにブービートラップが仕掛けてあるか, わからんからのう.

なーんちて. そんなわけねえだろ. バランス崩して, 全身串ザシ確定じゃ. やっぱアレはダメだ. だが, きいたところでは, 昔ヨーロッパで竹馬みたいに高いゲタが流行って, 1m くらいの高さまでエスカレートしたらしいから, それから比べりゃまだまだ 甘いね.

などと, オヤジなわしは, 日夜ケッタイな若者の風俗にケチをつけつつ暮らしてい るのである. う. オヤジー.

このラクガキと「今日のコンパイル」だけ見て帰る人がけっこう居ますが, 表紙とかも, たまにいじるから見てね. そういや. スタイルシートを別に用意したところ, w3 でアクセスできなくなってし まったなあ. 何とかする方法は無いかな. スタイルシートは断固, 別ファイルに したいのだが. それから, 表紙の糞 JavaScript をいろいろいじくってたら, Navigator が落ちるとかいう報告を貰いまして, 元に戻しました. 見れんかったひとには, 悪いことしましたね. なんせ, ブラウザが Linux glibc2 版の Navigator-4.61 と emacs/w3-3.0.50 しか無いもんで, テストのしようが無いんですわ.

よめさんの実家が鎌倉に家を買ったので, そこに今日は泊まっている. 家の裏が山なので, 虫がいっぱい鳴いている. 照明を全部消して, 光っているのはノートのディスプレイだけだが, すると, どこからともなく昆虫が画面にたかってくる. そういやうちの実家でもそうだったなあ. 網戸しめてても, 小さい虫は網の目にグリグリもぐりこんで, 入って来るんだよ. お. ヨコバイが画面にたかってるよ. ヨコバイって全然横に移動しないんですけど, なんでですか?横這い なのに. てゆうか, これ, 幻覚じゃないよな. たまに, 虫が歩く系の幻覚見るもんで. あ. 今日はもうダメだ. 寝た方が良いな. じゃあ, またね.