妄想解剖


戦前に郷愁を抱く奴等に, 戦争を語る資格は無い.

おーっと. いきなり 意見で始まってしまいましたが, いかがお過ごしでしょうか. 私, ここんところずっと, 喉が痛くて困り果ててます. 喉が痛くて寝つけません. で, こんなもん書いてます. 何やってんだ. D論の計算しろよ. みたいな.

まあ, こういう話題をいちいち細かく論じることに どれほどの意味があるかというと, あまり無いのではないかと思うので, 適当に思ったまま書きますよ. 理解できるかどうかと, 議論が正しいかどうかは, あんまり関係ないんでね.

世の中どこにでもクズは居るもんだから(俺とかね), いちいちめくじらたてても しょうがないんですが, 最近, 政治家とかが 国体護持 七生報国 八紘一宇(字違うかも, ってゆうか, この手の語彙を 「かんな」で変換するのは無理)みたいなことをほざいてみたりしているようで, お寒い限りですな. 多分, 単に馬鹿なんでしょうが, それにしてもいったい, そいつらは, どういうつもりで そういうことを考えてるんでしょう. 「従軍慰安婦は居なかった」とか 「虐殺は無かった」とか 「月の裏には UFO の基地がある」とか言ってる連中のことです. お. 最後は, ちと違うな.

やっぱ, 戦争って戦略じゃないですか. それから, 戦争はやんないに越したことはないんですが, やるんだったら絶対勝たないとダメじゃないですか.

戦略は, 自分の分析と相手の分析から始まるでしょう. 今時 国体護持 とかほざいてる連中は, つまり, 早い話が 現実を逃避して, 妄想に耽っているわけですよ. わしらは, 完全に決着がついたその上に, 原爆2発も食らって敗けたのである. そして, 原爆食らわせた, その, 当の相手と軍事同盟を組んでるのだよ. こうして書けば, 確かに受け入れがたい屈辱の歴史である. 無視すりゃ良いってもんでもないだけどね. これを受け入れることができないもんだから, 「戦前は良かった」とか言い出すんだろうね.

まあ, そりゃ心情的には, わかるよ. そういうことを言いたい気持はね. 逆転!太平洋戦争! もし, ミッドウェー会戦で. . . みたいな奴ね. それでも「沈黙の艦隊」とか言ってるうちは, 良いでしょう. しかし, 実際に防衛出動を指揮する立場の人間が, この手の妄想に耽るというの は, 感心せんね.

そりゃ自信を持つことは重要ですよ. でも, それと冷静な自己評価は別の問題だろ. 戦略の基礎には, 冷静な自己評価が不可欠だ. 誰だって, 自分がアホで弱虫だとは思いたくないさ. でも, そこんところで血迷ったら, 絶対に戦争なんかには勝てないぜ. それにもかかわらず, 今, 戦争やりたい妄想君は, 飽きもせずに「天皇陛下万歳」とか「あれは侵略戦争ではない」とか, いってんだよ. その程度の現実認識で, マジで戦争やる気あるの? てゆうか, 「俺はいつだってあんな会社辞めてやるぜ」とか言いながら クダまいてるサラリーマンと同じですか? それだったらそれで, 酔っ払ったときに仲間うちだけで ドラム缶に首突っ込んで吠えるだけにしてほしいものだ.

まあ, 無理に捜せば, 戦前にだって良いところはあるだろうよ. でもな. 俺達は, そのおかげで, あそこまで徹底的に敗けたのである. これを思い知っているならば, あの発言は出ねえだろ. そこんところが, わかってないから. 敗けたということを認めたくないから, また, なんで敗けたのか判んないから, 今更のように, 往生際の悪いことを言うのである. 往生際がよければ良いってもんでもないが, それにしても滑稽だよ.

倫理ないしは道義的な問題は, 知らん. そういうの苦手だし. しかしな. 現実認識能力という点からいって, 戦前に対し, たとえ一抹であれ郷愁を抱く者に, 戦争を論じる資格は無いといえよう. 眼を閉じても, 世界は無くなりはしないのに, 教科書を墨で塗れば, 自分達の不始末も消えると思っているような連中だ. そんな奴等に戦略的センスを期待するのは, 南だから暑いだろうと思って海パン一丁で南極に 行くようなもんだ(関西に, そういう歌があるんだよ).

妄想君は現実認識が甘くてでたらめなので, そんな奴の考える戦略も必然的にデタラメだ. だから, そんな奴の言うことを聞いて戦争をやったとしたら, また敗けるのだ. それから, 現実認識もできぬ, 心の弱い腰抜けには決意, 意志, 度胸も無いので, ヤバくなると, すぐ裏切る. 要するに, ちょっとしんどいと, すぐ「もうやめた」と投げ出す子供である. ほら. 先の大戦でも, そういう不始末が沢山あったでしょう. 今の日本で戦争やりたがっている奴ってのは, 所詮, この程度のお子様なのであ る. 眼を閉じれば世界が無くなると思っており, ちょっと厳しくなると, すぐに泣くという. そういう子供が, 「ボクは世界一強いんだ!」 と妄想に耽っているだけなのである. 俺も落下傘で前線の背後に降下するのにやぶさかではないが, なんせ, 屋根に上がったところで梯子を外されたら, かなわんでのう. ひひひ.

今の日本で戦争を始める資格のある奴は, ヒロヒトの墓をほじくりだして, 縛り首 にしなおす事ができる奴だけである. 責任者ってのは, 責任取るために居るんだからね. まあでも, やんなくていいよ. 日本人が団結すると, だいたいロクでもない事に なりがちだから. じゃあひとつ, 俺も現実を認識して, 証明の続きをやるとするか.