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シチューは, 作るのに時間がかかります. 一方, コンピュータをいじくっていると, あっというまに何時間も経過してしまいます. そこで, シチューを作りながらコンピュータをいじくっていれば, 仕事(？)も進むしご飯もできて, 言うこと無しですね.
調味料に塩と若干の香辛料しか使わないのが良いところ. ただし, 時間はかなりかかります. 通常, 午後一杯かかるでしょう.
必要な材料は, 分量は適当でかまいませんが, 以下のものを使うのが 推奨されます.(4人ぶん)
4人ぶんは, 前田あきら 4人分ではなく, 普通の人間 4人ぶんです. 牛肉は,カレー, シチュー用の, ヘボくて安い, スジばった最低の奴で オッケーです. 100g 200円前後でしょう. ワインも安い奴でかまいません. キノコは, 長時間煮込んで消滅してしまいそうなエノキとかは, 止めた方がいいかも. おすすめは, 肉厚のシイタケとか, マッシュルーム です. 材料は, 全部で 2000円くらいかな. 1食 500円だから, けっこう高級料理 ですね.
まず, 肉を炒めます. 塩，コショウなんか必要ありません. 買って来たのをそのままフライパンで, 焼き色がつくまで 炒めればオッケー.
野菜を刻みます. 長時間煮込んで消滅してしまうとかなしいので, 大きめに切ります. タマネギは 2つ切りくらいかな. 小さい奴はまるごとだ. セロリは, 太いところはオロシですりおろします. 細いところはみじん切り.
椎茸は, 普通に薄切りにします. マッシュルームはまるごと使うので, 洗うだけでオッケー.
ナベに, 次の材料を入れ, ワインを ドバーっと注ぎます.
そして, ナベに蓋をして, 煮込みます. 最初から弱火でオッケーです. そのコンロで可能な限りの弱火にしよう. 落とし蓋とか, めんどくさいことはやらなくても 構いません. そんなめんどくさいもん, 俺が作るわけないでしょ.
それじゃあ, 直ちにほったらかしていたプロジェクトでも始めましょう. 直ちに, というのは, 鍋一杯のワインをグツグツやってる部屋にいると, 肺からアルコールを吸い込んで, 一発で酔っ払うからです. 私は, 隣の部屋で EMACS-Lisp の入門とマニュアルを読んでました. 挫折したプログラミング言語に復讐を果たすのである. このとき, 「でふん」 と 「らむだ」 を覚えました.
ちょっとメドがついたら(つかなくても) 30分か1時間くらいしたら, 次の材料を投入します. スケジュールツールでも使って, 時間をセットしておこう.
またフタをして, 煮込みを続行. 火加減は, できるかぎり弱火に. 風が吹いたら消えてしまうくらいの弱火が良いでしょう. そうでないと, プログラミングなんかしてると焦げるかもしれません. トマト缶を投入したあとは汁の粘性が高まるので, 焦げないように多少注意する必要がありますが, ここで紹介したくらいの量を調理するならば, 十分弱火にすれば, 全く放っておいても大丈夫.
このとき, 「画面を 1行ずつ scroll」 と, 「画面の上はじ」「画面の下はじ」という関数を書きました. 半ページずつしかスクロールしないのが具合悪いなあ, と思ってたもので. でも, せっかく作った新しい関数に, 体がまだ馴染んでない. ははは. とりあえずの目標は, math-sci (てゆうか,なんてゆうの？ AMS が作って る, 数理科学関係のデータベースのアレ)で引いて来たデータベースの 閲覧モードを作ること.
たまに様子を見ながら, 更に 2時間くらい煮込んだら塩で味を整えて一旦火を止める. 煮込みものは, 一旦冷ますと割と味が馴染んで良いようです.
スジ全開の肉も, ワインで煮込めばけっこう喰えるようになるのだ. 食べるまえに, 弱火で温めます. たまに胡椒粒が口に入り, これが「さんしょう」みたいでうまい. 一回大量に作ったら, 冷凍しとくと良い.