ああ, cpu なら, 何だって大歓迎だとも. ただし, Intel 以外ならな.


既報のとおり, 「ま」のプログラムにかぎらず, プレインストールされているも のを「要らん」というのは, 限りなく難しい. この道を貫く最も容易な方法は, 自作と中古である. しかし, 最近は中古ノートですら OS がプレインストールされていたりするので, 油断も隙もない.

そういやちょっと関係ない話だが, ゐいんどうず には, 95 と 3.x と 98 , NT 以外にも実はけっこういくつかバージョンがあり, 特に 95 には微妙に異なる複数 のバージョンが存在する事が知られている. 有名なのは OSR2.x シリーズで, バグフィクス版というよりは, さまざまな強化がなされたアップグレード版であ る. しかし, これが市販されていないのは, 一部では有名な話だ.

実は, OSR2.x が市販されていたとして, それをちょいと古めの pc にインストー ルして動くかというと, これが動かないんですね. 上位互換じゃあないんですね. さすが下逸, 邪悪なり. 嫁さんのマシンに OSR2 を入れようとしましたが, 起動 するとカードバスを探しに行って, それっきり, pcカードは一切動かなくなっ てしまうんですね. アホですな. 市販されないわけです.

邪悪なる「マ」のつく会社は, 最近自作の人々のハードドライブにまでプレイン ストールしたものを売り始めておる. このままでは「素」のハードドライブが手に入らなくなる日も来るかも知れん. そんな事が来ないように, 断固としてプレインストールの糞垂れ契約の糞具合い を追求したい. しかし, どうやって?

邪悪といえば, 「ま」と双壁をなす企業があります. ご存知 「intel 狂ってる」 ですね. 全く, この会社の製品も, 最近「ま」がアレなおかげで影が薄いですが, なかなかキてます.

「長官, ニュースがあります. 」
「それは良いニュースかね. それとも悪いニュースかね」
「悪いニュースです. なんでも, 今度放射能が当たっても壊れない pentium を作 るそうです. なんで pentium なんですかね. まさか放射能関係のところで ゐんどうず一族を使う気じゃないでしょうね. 」
「なんてこった!」

断固, やめていただきたい! もう, 0割算エラー(1)でメルトダウン確定です.

因照は, やたらと cpu の動作モードを作るのが好きで, とにかくその設計は超絶の複雑さだ. わしも詳しくは知らんのだが(知りたくもねえよ). アセンブラレベルで, つまり, cpu の外から見たら,

  1. 86リアルモード
  2. プロテクトモード
  3. 仮想 86モード
この3つがある. AT互換機は起動した時は リアルモードだ. これは昔懐かしの 8086 という cpu と同一のインストラクションセットと I/O, バス, 割り込 みを持っている. 全く同一じゃあないな. プロテクトモードに移行するコードを 実行するまで, x86cpu は 8086 のままだ. Linux だと, uncompressing Linux.....done で 86リアルモードから離陸してプロテクトモードになる.

それで話は終りだと良いのだが, 仮想 86モードというのが別にある. このモードは多分 Linux には関係無いので, 無視しよう. そういうものがあり, cpu の設計を愉快にし, かつ, ゐんどうず もコケたり, 遅くなりがちな, そういうモードだということを知っていれば十分かも.

建増しした温泉旅館みたいな設計だ. 時代は, cpuの設計をシンプルに(命令の種類を減らし, 長さを揃える), 機能を削ってクロックを上げ, バス幅を拡張し, I/O を向上させる方向にあるのだが, 数の上で圧倒的な peecee は 少なくとも外見上はそれに完全に逆行し, マノレチメディア拡張であるとか, 意味不明な命令とモードを追加し続けているのである.

世界には 4種類の cpu がある.

  1. バグってなくて速いやつ. Alpha, G3
  2. バグっていて速いやつ. ??
  3. バグってなくて遅いやつ. 8086
  4. そして, バグっていて遅いやつ Pentium
だ. F0バグぅ. いかすぅ. さて, 君の cpu はどれかな?

こんな腐れ温泉旅館であるから, ちょっと凝った事をやると寝る程遅い. メモリアクセスが遅い. 不動小数点も遅い. だから, わしは断固としてこういうださい設計に異義を申し立てたい. つまり, 断固として因照の石は使わねえ.

幸いな事に, 清水からまわってきた cpu は, そんなどうしょうもない peecee 業界にあって, 因照の独占を蚕食すべく出現した cyrix の 6x86 という石であっ た. これもなかなか速くて優秀な cpu であったが, このほど AMD という, これまた 因照に喧嘩を売っている会社の K6 という石を, もう使わなくなったピッケルと交換で入手した. 据え置きサーバに, この石を使ってみた. 233MHzという超絶のクロックで動作するこの石は, やや I/O をボトルネックと しながらも, ノートの P5/150 よりも 1.5倍速く計算する.

普及した製品になど, 美しい設計を求むべくも無いのかもしれぬが, それにしても夢が無い. それならば, せめてクソったれた会社の製品を 使わぬのを, 最後の抵抗の手段としよう.

processor 0
cpu 586
model K6 (166 - 266)
vendor_id AuthenticAMD
stepping 2
fdiv_bug no
hlt_bug no
f00f_bug no
fpu yes
fpu_exception yes
cpuid yes
wp yes
flags fpu vme de pse tsc msr mce cx8 mmx
bogomips 466.94

(1) 栄光の某アメリカ海軍の軍艦が 「N」で始まって「T」で終る名前のOSでコント ロールしていて 0割算エラーが出てシステムがふっとび, BOD (BlueScreen Of Death) から復帰できなく て曳航されて家まで帰ったというギャグが, 1998年の6月頃, ありましたが. 最近どうなってるんでしょう. SP4 は当てたのでしょうか. わはは. イラク行く前に当てとけよ. もっともその結果, ミサイルが自分を狙って発射されるようになっても, 「ま」は責任取っちゃくれないけどな.