怪しいデスクトップ


gimp やら netscape やら, マウスを専ら使うプログラムを使う時間が増えて来 ると, 必殺のシェルコマンドだけではなく, 腐れ GUI も欲しくなる. キーボードからマウスに切替えるのがめんどくさいように, マウスを使っていて キーボードに切替えるのもめんどくさいものなのだ. "Keep It Simple, Stupid" は真実だとしても, 計算機に出来る仕事を人がやるというのは, 無意味だ. UNIXの女神は優雅でお行儀が良いが, また, 寛大で優しい方でもある. できるだけ楽をしようではないか. そこで, 探していたら, こういう 怪しいデスクトップを発見した. プログラムの名前は dfm という. 多分, Desktop File Manager であろう. その名前に恥じない, スルドイ製品で すよ. 速攻で xfm をやめました. それで, とりあえず, 画面はこんな感じになりました. 終ってますな. 堕落しきっていますな.
なんか, やや「マ」のつく会社のシステムに似てるんですけどね. そこは当然カスタマイズできるんで, 大丈夫ですよ. バリバリに drag & drop できます. いや, 何のことはない. アイコンクリックすると, それに応じた シェルコマンドが実行されるだけなんすけどね. アップルとかだと, drag していくと, 実行できるものであれば 文字が反転したりするんですが, そういうのが無いので, なんつうか, ややへぼいんですけど, あまり気にしなければ, 十分実用になります.

ここ から頂いて来ました. バイナリがあったんで, それを使いました. xpm のライブラリは 4.7 とかいってるんですが, 私の環境でも問題無く動いています. ゴミ箱は, かっこ良いのが欲しい所ですね. とりあえず, ごの画面のは, 自作です.

要するに, このプログラムの優れている所は, 今使っていて, 設定が最強に強まっ て 使いなれたウィンドウマネージャの設定を, 一切変更する事無く追加出来るパッケー ジだということです. めんどくさがりの人にはぴったりと言えるでしょう. 画面が「ルートウィンドウ」ではなく「デスクトップ」になってしまうので, みなさん, ウィンドマネージャで設定したメニューとかあるとおもうんですが, それらが使えなくなるのでは?ということが懸念されます. 無論そんなことはありません. ルートウィンドウで真ん中ボタンを 一回クリックすると, 何も起きず, 以後 wm のルートメニューにアクセスできるよう になります. デスクトップのアイコンをさわったり, フォルダを開けたウィンドウをクリック したりすると, 以後再び デスクトップの人びとが 操作出来るようになるのです. ややわかりにくい実装ですな. まあ, X だからしょうがないよな(苦笑).

無論, カスタマイズは, 設定ファイルを mule で書かないといけないというよう な, あほらしい設計にはなっておらず, GUI でだいたい(苦笑)設定できます. ヘルプを出すと, xterm -e man が実行される所なんか, ほほえましい限りです. GUI しか知らんのではなく, シェルも知ってる人には, これは便利な GUIパッケージでしょう. 最近インストールしたプログラムの中では, もっとも 実用的で, 優れたものだと思いう. NextStep て, ほとんど触った事が無いのですが, こんな感じだったのでしょうか?わからん. まあいいや.

x11amp を, このデスクトップから起動すると, 実装の関係で異常に負荷がでか いので, cpu が余っていなければやめた方がいいでしょう. まあ, 設計上のバ グですか.