それでは Linux 2.0.33 と slackware 3.1 によるコンパイルの概略をしめそう. そのまえに,
それでは, ソースを取ってこよう. 必要なファイルは, これ と これ と これ である. が, その他に, ここ から幾つかライブラリを取って来た方が良いかもしれん. 古いライブラリでは jpeg とか tiff とかのファイルを読み書き出来る GIMP が つくれないかも知れん. しかし, jpeg と tiff が扱えないプログラムなど, グ ラフィックソフトとは言えん. だから, jpegと tiff は取って来た方が良いだろう. この辺の話は ここ に詳しいので見てくれ.
つうか, ちょっと詳しい話をすると, GIMP をコンパイ ルする前に, 各種ライブラリやコンパイラが正常に機能しているかどうかをチェッ クして, システム毎の違いをうまく吸収してコンパイルのための設定をやってく れる, "configure" というスクリプトがついてるんだが, 各種ライブラリをこい つの御眼鏡にかなうようにしとかないと, それを使う部品をコンパイルしてくれ なかったりするという問題があるのだ.
hoge% tar xvfz gtk/gtk+-0.99.3.tar.gz hoge% cd gtk+-0.99.3 hoge% configure hoge% make hoge% su hoge% make install楽勝である. ここでエラーが出て駄目なようでは, システムを全部入れ換えた方 が良かろう. gcc は 2.7.2 以上を推奨である. make install がうまく行かない事もあって, そんな時は,
hoge% make -k installでむりやりクリアしよう. しかし, make 本番は -kはやめた方が良いかも.
gtk がインストールできたら, つぎは本体だ.
hoge% bunzip2 gimp-0.99.18.tar.bz2 hoge% tar xvf gimp-0.99.18.tar hoge% cd gimp-0.99.18 hoge% configure --お好きなオプションたち hoge% make hoge% su hoge% make install昔は configure の後に, jpeg とかのライブラリのあるディレクトリとかをオ プションで指定した時代もありましたっけね. 今は勝手に見つけてくれます. 長 生きはするもんじゃのう. 使えるオプションには何があるのかな? と思った人 は,
hoge% configure --helpしてみましょう. 意外と色々ありますね. 前のバージョンと混ざったりしたらえ らいことになりますから, そういう時は, --prefix="directory-name-where-you-want-to-install" で指定しましょう. 私 は, --prefix=/home/usr/local/gimp99.18 としました. プラグインはそのした の lib/ に. 本体は bin/ に, ブラシやパレットなんかは, share/ にインス トールされるでしょう.
これで, 終ったら, あなたはラッキーですね. はい, さようなら. なんつて, 他 にも役に立つ事があると思われるので終りまで読んだ方が良いかも.
configure の時のエラーメッセージをよく見ましょう. といっても, よっぽど動 体視力の良い人でない限り(あるいは遅いマシンか), configure のエラーメッセー ジを暗記するのは難しいじゃろう.
hoge% configure >& ../config-errorsとかしよう. こうすれば, 標準エラー出力も全部, 一個上のディレクトリの config-errors というファイルにセーブされます. あとでエディタで見れば良い のだ.
ライブラリを見つけられない場合は, ライブラリのインストー ルをチェックしよう. ldconfig したかな? ldconfig は root しかできません よ. ldconfig が仕事をするディレクトリが, /etc/ld.so.conf に含まれてい るかな? /usr/lib のしたにある, 古いグラフィックのライブラリは, 一時どっ かに退避させた方が良いという情報もある.
plugin-name \というエントリを削除して, make をやり直す. わしは, mpeg のプラグ インを使う予定が無かったので, mpeg を消した. さっき make したところはス キップして, 続きを make するだろう. これが make の偉い所であり, わしはい つも感動してやまないのだ.
わしは, ライブラリを全部ちゃんとインストールしたにも関わらず, configure が jpeg , xpm, tiff, png がコンパイルできないとかふざけた事を言っ てたので, plug-ins/ の Makefile.in と Makefile.am をそれぞれ編集し, @JPEG@ とかなってるのを jpeg とかになおして configure した. すると, 何故 かうまくいった. 謎だ. ビルゲイツの呪いか?
hoge% su hoge% make install最後のほうで, info をつくるので emacs が動員される. ここでまたしてもエ ラーが出たので, わしは,
hoge% make -k installとした. info なんて, 無くてもとりあえず本体は動きそうなもんだが, 実はそうではな い. info の後に, 結構重要なものがインストールされるのだ. それは, 各一般 ユーザが, 初めて gimp を起動した時に, ".gimp/" をちゃんと作ってくれるス クリプトである. user-install というやつだ.
それじゃあ起動してみよう. おっと, そのまえに!!
hoge% mv .gimp .gimp-oldとしておいた方が良いだろう. なぜならば, 前の設定ファイルがあると, 動作が おかしな事になるからであり, プラグインの数も尋常じゃなく増えており, とに かく非常に具合が悪いのだ. それでは.
hoge% {configure で prefix にしたディレクトリ}/bin/gimp &バッチシ動いたぜ!! おめでとう. ここで駄目だった人は, 私の手に負えません. そういうあなたに参考になりそう なリンクを一つ紹介しよう. ここ は過去のメーリングリストの検索サービスです. 英語です. まあ, 某 photoshop に相当するプログラムを free で手にいれて, それを死ぬ程堅牢な OS で使おう というんだから, 多少の事は気合いでクリアしてくれ.
hoge% make本体のコンパイルをした後なら, 実はこれでオッケー. インストールは, gfig と .libs/gfig を ~/.gimp/plug-ins にコピーしてできあがりじゃ. みんなで使いたい場合は, prefix-dir/lib/gimp/0.99/plug-ins/ にそれらをコ ピーすれば良いのじゃ.
全てのプログラムが揃ったら, , , , あとは画を描くだけだ!!!