mgp は magic point


「ま」のつく会社が作ったプレゼンテーションプログラムに 「パワポーイント」とかなんとかいうのがありますが, そういう感じのプログラムです. といっても, 私は「パワーインポト」を使った事が無いので, どういう感じなのかわからないんですがね. 現時点 (Mon May 18 00:39:03 JST 1998) でのバージョンは 1.03 です. たまに死にます. しかし, なかなかカッコ良いし, 完成度も高いし, それになんといっても 久しぶりの日本製フリーソフトです. 一見「パワー」風ですが, 日本の UNIX ハッカーの方々が作っただけあって, バッチリ UNIX 風の使い勝手というところもナイス. 「パ」は「マ」社製品らしく, 発表原稿は「パ」専用のバイナリで書きますが, 当然! mgp はテキストによる記述です. 発表練習で教授に文句を言われた所を 速攻でお気に入りのエディタで修正できるってもんです.

これはベクタフォントを使用する事の出来るプログラムです. しかし, ベクタフォントのライブラリ VFlib を持っていれば, X のサーバをベクタフォント対応に改造する必要は ありません. Linux で JEをインストールしていれば, これらのライブラリは /usr/local/lib 以下に libVFlib.* というファイルがあるでしょう. また, /usr/local/include には VF.h もあるでしょう. それらがあれば, コンパイルとインストールには困らないはずです. 無ければ JE の cdrom からインストールしときましょう. mgp のソースは http://www.mew.org/ から入手して下さい.

このプログラムのコンパイルは, 全然簡単です. 説明書に書いてある通りやれば大丈夫です.

./configure ; xmkmf ; make Makefiles ; make
configure は, ちゃんと vflib を見つけてくれるでしょう. これで, mgp という実行ファイルができます. コンパイルが終ったら とりあえず, サンプルのプレゼンテーションファイルで実行.
./mgp sample/sample.mgp
実行画面は, 見てのお楽しみとしましょう. 私はたいへんナイスだと思います. というか, 6月にさっそく実戦配備につける予定. これで, いちいち OHP を印刷しなくても済むぜ! 俺は印刷が大嫌いなんだよ.

さて, 問題無ければ, root になって,

make install ; make install.man
関係ファイルは /usr/X11R6 以下にインストールされるでしょう. それでは,
Farewell to bloody fucking Micro$oft, and have a nice presentation !