まず, ダメなところから. gnome-libs と ORBit は libc5 環境では make できなかった(egcs-2.90.29). gnome-games-1.0.50 には, ずいぶん沢山のゲームが収録されていて, 楽しげではあるが, なぜか多くのパッケージがコンパイルできない. たとえば, 俺の環境では, xbill(おお, BILLよ, 帰って来たのか!) が make できない < がっくり. 問題といえば, これくらいかな.
gnome-core-1.0.53 と mc-4.5.40 は gtk+-1.2.5 が必要. gtk+-1.2.5 は, 今のところ大きな問題は無いようだ. 1.2.4 は, かなりダメまってたが.
何が変わったのか全然掴まないうちに, 漫然と最新を追いかけているが, gnome-core はアイコンとかも可愛くなって, 今回のバージョンは, なかなか良い感じだ. おっと, 書き忘れるところだった. しばらく logout するときに確認が出くなっていて, メニューから logout を選ぶと, いきなり logout していたが, 今回, インストールしてみたところ, ちゃんと 確認窓が出るようになっており, しかも画面はこうなる. とかいって, 画面を撮ろうとしたが, logout しますか? の窓が出てる間は Xサーバが新しい接続を受け付けないので撮れなかった. やや ヰンドウヅ風の網かけ画面になるのだ.
2桁のマイクロバージョンを使っている 1.0.5x は 2.0 への開発ブランチらしい が, 1.0 系列に比べると, 全体的に, 動作が怪しかったところが改善され, 「なんとか動いている」 というレベルを脱却してかなり信用できるものになってきた. 個人的に言えば, やっと普通のフリーソフトの 1.0 レベルに達したという感じかな. だから, 今, GNOME が具合悪い人は, アップグレード推奨. でも, ちゃんと動いている人は, いじくらない方が良いかも.
GNOME のライブラリは頻繁にアップグレードするが, ライブラリだけを 新しいものに入れ換える時は注意が必要だ. 注意すべき点は, 既にインストールしてあるプログラムを壊さないように, それらプログラムがアップグレードしたライブラリをリンクするよう に, というところだ. 大抵のプログラムは libhoge.so という名前でライブラリを参照しているので, 新しくインストールしたライブラリ本体(libhoge.so.0.9.5 とかそういうやつ) への symbolic link が, リンクする名前で生成されている場合は, 大丈夫だ. 既にインストールされているものは, コンパイルしなおす必要などない.
ldd [file_name] というコマンドを発行して, リンクしているライブラリを表示 させることができる. ldd の表示は, 例えば次のようなものだ.
yuji@aya:~%ldd /usr/local/bin/gmc libgnorba.so.27 => /usr/local/lib/libgnorba.so.27 (0x40000000) libORBitCosNaming.so.0 => /usr/local/lib/libORBitCosNaming.so.0 (0x4001c000) libORBit.so.0 => /usr/local/lib/libORBit.so.0 (0x40025000) libIIOP.so.0 => /usr/local/lib/libIIOP.so.0 (0x40063000) libORBitutil.so.0 => /usr/local/lib/libORBitutil.so.0 (0x40073000) libgnomeui.so.32 => /usr/local/lib/libgnomeui.so.32 (0x40076000) libart_lgpl.so.2 => /usr/local/lib/libart_lgpl.so.2 (0x4014c000) libgdk_imlib.so.1 => /usr/local/lib/libgdk_imlib.so.1 (0x4015c000) (以下略)プログラムがどういう名前でライブラリを参照するかは, コンパイル時に決まっ てしまうので, 例えば, libgtk から libgtk-1.2 への移行のように, ライブラリがメジャーバージョンアップして, 名前が変わってし まったときは参照できなくなってしまう. ライブラリを入れ換えて動かなくなってしまったときは, これを疑おう. リンクが切れているときは, 手で ln -s などとやって, リンクを作るしかない.
久々に gturing で遊んだ. mc-4.5.40 には, 日本語メニューに このパッチ をあてて使っています.
虫とり. アップグレード推奨.
こりゃ気に入った! 0.9.5 は音がけつまずいて全然だったが, こいつはあんまり飛びません. すげえっす. 負荷も変わらないし. 俺は, 再生時のサンプルレートをいつも 22KHz にして使っているが, こうすれば, 非力な俺のマシンですらも, CPU を20% くらいしか使わないのだ. まあ, これは曲によるわけだが. こうすると, 高音域が削れるんだけど, ヘッドフォンがヘボいのか, サウンドカードがヘボいのか, オーディオマニアとして聞き比べないと, 44KHz の時と音の区別がつかないの で, わりと良い感じ.
そういえば, 0.9.5 から, カラオケプラグインが付いてるの知ってる? Ctl+p でpreference が出るが, コレの
Effect/General plugins -> Effect Pluginsに選択メニューがあり, この中に "Voice removal plugin" というのがある. これを使えば, なんでもカラオケになるというやつです. ちょっと音が変ですが, 本当にボーカルだけ消えます. いったいどうやってるんでしょ? ヒントは, 右チャネルと左チャネルの位相差です.
というわけで, こいつもアップグレード推奨. うわー. 今, 適当にディレクトリごと drag してきたら, Nirvana と山口百恵が交互に出て来る. こりゃたまらん. こういうむちゃくちゃな聞き方ができるのが, mp3 ならでわ, って感じ.