cd から pcm のファイルにした段階で, ファイル一個 30MB くらいありますが, これを mp3 に圧縮すると, 3MB くらいになってしまいます. しかも, サンプリングレートを 44KHz にしとけば, サウンドカードにもよりますが なかなか使いものになる品質で再生出来ます.
この技術の使い道は, どの辺にあるでしょう. まず, ファイルサイズが小さいので, ネットワークで音楽ファイルを やりとりするのに向いています. ナマ pcm なら 1分 10MBytes だから, モデムでやりとりしてたら, 儲かるのは NTT ばかり. まあ, そうはいっても, ファイルサイズが 3MBytes くらいはあるから, モデムでは最高速で 10分くらいかかる. mpg123 なんかは, url 指定して再生できるので, ファイルをローカルに持って る必要は無いのですが, それにしても, ちょっとモデム経由で読み込んで再生する のは, サンプルレート 44Khz では不可能. 自宅 LAN なら, ローカルに持っ てなくても余裕なんですがね. サーバに置いとけば.
まあしかし, cdrom が付いてるデスクトップなんかなら, cd プレーヤがあるので, そもそも音源には全然不自由しないわけですよ. ネットワークには rare な音がたくさん置いてあるんで, それはそれで 良いのですがね.
私は, ノートパソコンが, ウォークマンになるというとこらへんが, 楽しいとこ ろであると思いますよ. ノートパソコンに, エンコードした曲を持っていれば, 別に音楽再生機械を持っ てなくてもいいのだ.
わしがやってるのは, こんな感じですね.
ただし, ひとが作ったファイルだけでは物足りないのは当然です. ぜひとも自分でファイルを作ってみたくなるものです. 私は UNIX しか使いませんから, そっち方面のプログラムしか 知りませんが, まず, これ が cd から pcm ファイルに変換するプログラムです. 普通の IDE のドライブで あれば, 使えるはずです. ソースですから, コンパイルして下さい. 一部 SCSI のドライブも使えるようですが, 私のドライブはだめでした. つぎは, これ で その wav ファイルを mp3 ファイルに変換します. cd から取ったばかりの pcm(wav) ファイルは, 猛烈な大きさで, 30MB以上あります. 間違ってルートパーティションで作業したりしたら, アレなんで, ハードドライブの残りを見たほうが良いかも. プログラムの使い方は, それぞれのファイルにマニュアルが同梱されているので , みてくれ.