アップ and ダウングレード


linux-2.2.13

自宅のマシンにインストール. ノートにもインストールしたが,

なのでやめて 2.0.38 にした. なんでかなあ. すげえなっとくいかねえよ. 音に関しては, 相当いろいろやったんだけど, どうも動かねえ. チップセットは ESS の ES1688 だから, ちゃんとした sound blaster 互換のは ずなんだけどなあ. 本ものの sound blaster が載ってるデスクトップと同じ設 定にしても, なぜか動かん. わからん. もちろん, 据え置きの方は, ちゃんと音が出てる. 2.2 のカーネルの make は 2.0 よりもずっと時間がかかるうえに, いちいち pcmcia-cs もコンパイルしなおしなんで, こりゃ厳しいっす.

peripheral が凍るといっても全部凍るわけじゃなくて, キーボードとマウスである. まあ, そんだけ凍れば十分だけどね. ネットワークは生きていて, ssh とかで login し, 自分の X のセッションを 終了させると, X サーバがリセットされ, 全ては復活する. 据え置きじゃないから, いつもネットワークがあるわけじゃないしな. あ, そうそう, これはかなりショックだったんですが, 電源ボタン(suspend/resume)も効かなくなった. 移動中にこれが起きると suspend もできないので死ぬしかない. 実際, 何度かリセットするはめになり, これでかなり嫌気がさした. なんせ, 2.0.36 では 82日連続運転だったから, それに比べるとちょっとな. もうちょっとじっくり調べてから, アップグレードするべきなのか? ちくしょう. kmod 使いてえのになあ! あと, ipchain.

peripheral の不調は, どうも apm 関係の設定を改めたら直ったようであった. 再発条件が特定できなかったので, ほんとうに直ったのか, 確かめることは できなかった.

アップグレードは, だいたいこんな段取りでしょうか.

  1. 緊急フロッピで, ちゃんと起動することを確かめる. これを作ってない人 は, 今動いているカーネル, つまり, /etc/lilo.conf で lilo が読み込 んでいる vmlinu[zx] を /dev/fd0 に cat あるいは dd して新しく 作ろう. フロッピは, ファイルシステムを切る必要は無いぞ(でも, フォー マットはしてね).
  2. カーネルのソース linux-2.2.xx.tar.bz2 を取って来る.
  3. 前のソースのディレクトリをバックアップ
  4. 新しいソースを /usr/src 以下に展開
  5. ソースツリーの一番上(/usr/src/linux)で make config あるいは menuconfig あるいは xconfig する. 2.2.12 の Configure.help は日本語があるが, 2.2.13 は10/20 時点では存在しないようだ.
  6. コンパイル(make dep で始まる例の奴. サイズの巨大化に伴い, zImage の他に bzImage というのも新しくできた. lilo の人は make bzlilo である. でも, いきなり上書きは止めた方が良いかも. )
  7. ノートの人は pcmcia-cs-3.1.x をコンパイルしてインストール. config では情報を「ソースツリーから」取得すること.
  8. カーネル関係コマンド及びシステム初期化ファイルを 2.2 用にアップグ レードする. わしは Vine を使っているので, ftp サイトに 2.2 に移行するさいに必 要な rpm を集めたディレクトリがあったから, を貰って来た. ディレクトリには ipchains もあるが, これは古くて 1.3.9 が新しいので, 自分で build しよう. 新しい ipchains の在処は, 古いパッケージの README とかを見たら 開発チームの url が書いてあるでしょう.
  9. 再起動. 動かない場合は緊急フロッピで起動し, make xconfig に戻る.
とまあ, このようにかなりめんどくさいので, 2.2 が付いてるディストリビュー ションに入れ換えた方が良いかも. 起動しないと心臓に悪いし.

2.0.38 はこのパッチを当てないと egcs でコンパイルできない. 2.2.13 は 5時間ほど使っていたが, 2.0.x に比べて速くなったかどうかは判らなかった.

pcmcia-3.1.1

3.0.9 が カーネル 2.2 でコンパイルできなかったので, ここらへん から取って来た. 2.0.38 でもそのまま引き続いて使っている.

その他のインストール

nmapfe は nmap のフロントエンドの最新. 2.3-BETA6 に付いてるのは, 0.7 なので, こっちの方がだいぶ改善されている, 一般ユーザでは, 使えないオプションに関しては, 最初からボタンが出て来ない ようになっていて, 親切. なはずなんだけど, 実はユーザでもいろんなオプションが使えるように nmap 本体 を root に set-uid してたんですよ. 今だから言ってしまいますが. いちいち su して .Xauthority をどうこうするのはめんどくさいじゃないです か. その結果, root じゃなくても OS 判定とか stealth scan とかできてたん だけど, こんどはボタンが無いので, そもそも出来なくなってしまいました.

しかし, そこでフロントエンドを元に戻すというほど執着があるわけではないの で, sed-uid bit を落として, おとなしく使ってます.

glade は gtk のインターフェースビルダ. 「新しいプロジェクト」とかいって, 発生した窓にパレットから ボタンをムイーン と引っ張って来て置くと, ボタンが発生し, コンテナに詰め込んで, イベントとイベントハン ドラ書けば, GTK のアプリケーションが, いっちょ上がりである. んなわけねえだろ. でも, まあ, わりとそれに近いかも.

でも, 一番問題なのは, そんなのインストールした割には 書きたいプログラムが無い ことなんですけど. すげえダメなかんじ.