xqbiff-0.70


xqbiff-0.70

8/25 に xqbiff-0.70 がリリース. 以下はマニュアルから抜粋.
xqbiff は qmail の Maildir 方式に対応した X クライアント版 の biff です. また, sendmail の Mailbox 方式や, POP3 に も 対応しています. メールの到着を音やアニメーションで知らせま す. また MIME デコード機能を持ち, 日本語サブジェクトも表示 できます. xqbiff のウィンドウ上でマウスの左ボタンをクリッ クすると, リストウィンドウが現れて未読メールの一覧を確認で きます. 様々なカスタマイズにも対応していて, コマンドライン オプションやリソースで設定できます. (一部の設定項目につい て は, オプション, リソースのどちらか一方でのみ設定可能と なっています. )
インストールは付属文書どおりでうまくいきます. POP の設定は試してないのですが, パッケージに xqbiff-poprc というファイル が付いていて, これを ~/.xqbiff-poprc として, 中を適当に書けば良いようです. ファイルには, プロトコルと認証情報を書き込みます.

自分のマシンの Maildir に着信するということになると, 通常のユーザでは fetchmail を使っていてローカルの MTA に qmail というケースが考えられますね. 私もその一人ですが. 噂では mbox フォーマットは沢山メー ルを受け取る人にはヤバイらしく, また, 共有ディレクトリに着信というのは潜在的な セキュリティ上の不備を招きやすいということで, わしの周囲ではわりと qmail + Maildir というのが人気です. qmail のインストールはおおむね簡単なので, 今すぐ君も sendmail に訣別だ! ただし, qmail での不正転送の防止は, tcpd(tcpwrapper) じゃなくて tcpserver(ucspi-tcp) を使おう. なぜか知らんが, tcpd で付属文書の通りにやったのでは動かんのだ.

この, qmail + Maildir というどちらかといえば「通」ごのみの環境で使える かわいい着信ソフトといえば, xqbiff で決まりです. わしは, xqbiff を使うまでは, From: を grep する自作の shell script を使ってました. それでも十分役に立ってたんですが, やっぱりかわいい動画とかが あった方が良いよな. わしが作った cube.xpm もディストリビューションに入ってます.

gnome-pim-1.0.9

何かあったんだけど, 最近アホになってて思い出せん. 思い出した. gnome-pim を 1.0.9 にしたら, 死ぬバグが直っててとても具合が良かった. 1.0.8 で, 一年表示の時に「次の年」のボタンを押すと, 即死してくれてた. 次の年といえば y2k である. おいおい, まさか, とおもったが 「前の年」の ボタンも押してみたら, こっちも即死だった. 2000年じゃなくて, 1年問題であ る. これは, ちゃんと 1.0.9 でばっちり直ってます. このプログラムは, スケジューラとして重宝してます.

予告! gimp-1.1.9

gimp-1.1 は feature freeze という噂だったけど, 開発 ml がコケてアナウンスが出来ないあいだに新機能が追加されてしまい, freeze はとりやめになったそうな.

1.1.9 で追加予定の新機能は, レイヤ窓からメインウィンドウに drag すれば, そのレイヤを新しいファイルとして開くとか, JPEG プラグインは preview が付いたりするらしい. JPEG でセーブする前に preview できるのは便利だから jpeg プラグインだけ入 れ換えたが, その結果 gimp が全く起動しなくなって諦めた. こりゃ 1.1.9待ちですな.

gmc で「ファイルを見る」で日本語が euc しか見れないので, こりゃ不便である. nkf という便利なものがあり, nkf -e hoge で標準出力に euc に変換したもの を出してくれる. nkf してからファイルビュアーにデータを渡せば良いとおも い, gmc を改造しようとしたが, 俺がタコなので簡単にはいかない. これくらい, 誰でも思い付きそうなもんだから, どっかにパッチがありそうな気 もするが. なんだっけ, popen だっけか. なんかそういう関数あったよな. え?関係無い? いやー.

gnome-libs-1.0.14

gnome-libs-1.0.14 が出たのでインストールしたが, 具合が悪いので 1.0.12 に 戻した. 通常, ログアウトするときは「しますか?」という確認が出るが, 1.0.14 にし たところ, なぜか確認窓が一瞬出て, 「はい」ボタンを押す間もなく勝手にログ アウトしてしまうようになった. 何か設定すればちゃんと動くのかもしれないが, よくわかんないので 1.0.12 に戻したところ元に戻り, 確認窓が出てからログア ウトするようになった. このトラブルは俺だけかも知れないが, 1.0.14 はひょっ として具合悪いのかも.

dhcp-2.0

ISC の dhcp の 2.0 が7月に出てました. dhcpd の設定については, また後程. とりあえずインストールだけしたとして, ここでは dhcp client の使い方をば. といってもむちゃくちゃ簡単です. ネットワークカードは認識されてるものとし ましょう. デバイスは eth0 としましょう. 以下の操作は全て root で行います. ifconfig してデバイス eth0 が存在している場合は, 最初のステップは飛ばし てよし.
  1. /sbin/ifconfig eth0 up 0.0.0.0
  2. /sbin/dhclient
以上です. ちゃんと動いてる dhcp サーバがあれば, これで が全部勝手に設定されます. ウヒョー. なんつうラクチンなんだ. dhcp のクライアントを起動した瞬間を ethereal で見てると, なかなか興味ぶかいやりとりが見れます. ノートの人は, カードを挿して自動的に dhcp というのが普通でしょうから, その場合は ISC のクライアントは RHS に付いてるものとは若干使い方が違いま す. ISC のクライアントを使う場合は, このパッチ を /etc/pcmcia/network に当てて下さい.

ISC の dhcp client は非常にオススメです. なんでかというと, ISC の dhcpd のバージョン 3 (まだ アルファリリースだけど) が bind と話し合って dynamic name service が できるようになるからです. つまり, ネットワークに繋いだら, 勝手にネームサー バに登録されるようになるというアレですな. このクライアントはそういう機能に対応しています. つまり, サーバに「わしは, この名前にしてくれや」というのが言えたりするのだ. だから, dhcp クライアントは, こっちに乗り換えましょう. このクライアントは, そういう拡張に備えて実に多彩な設定ができるようになってますが, 上で紹介し たとおり, 何も設定せんでも dhcp サーバがちゃんとしてれば何事もなくちゃんと動き ます.