今年も富士山スキーの季節がやってまいりました. 今回は吉川さん, 武内さん, わしの3人で.
7時まえに5合め(2350m)を出発. すごい人数が登っています. 下の方では中国からの旅行者か, 雪で足が滑ったりして盛り上がっていました. 中国にはもっとすげぇ山がいくらでもあるのに変だな, とも思うが, そういう山は気楽に遊びに行けるところでもないか.
それでいうと, 雪のあるところまで車で登って来られる富士山は, 危険への敷居が低いとも言える. 目障りな大げさな「立入禁止」表示も, こう考えると理由の無いことではない.
Charlet Dart は, スキー靴にもよく合う. 今回の行動食はおにぎりを中心に構成. がしがし登ります.
今回は風が全くなく, 最初はもやがかかったような天気だったが, しまいには快晴になって, とにかく暑くてまいった. 水を1L持っていったが, 全部飲みきってしまい, 帰りはかなりばてた. まさかこんなに晴れて暑くなるとは.
火口壁の鳥居で10時半. 時間の余裕がかなりあったので, この条件だと当然, ドーム跡まで行くべし. 天候のために, のぼるにしたがって, 雪がゆるんできて歩きやすかった.
剣ヶ峰の観測所跡. あまり寒くない. 風も弱い. ここから滑降開始. 武内さんは火口壁の内側に挑戦.
雪が柔らかくて, 非常に滑りやすかった. てっぺんの鳥居の直下は, だいたい奇妙な雪質でまともに滑れることは少ないのだが, 今回は普通に滑れた. 8合あたりでは, 眼下の雲がゆっくり動いて下界を見ていると空を飛んでいる感じがする. 気分もいいが, なんせ本当に飛んでる気がするとちょっと「うわーっ」とあせる瞬間もあり. 3回ほど雪が切れている短い区間を担いで, 駐車場まで滑降.
今回は登山道沿いの沢ではなく, 9.5合からひとつ西側の, 駐車場の真上に降りる沢を滑った. こちらのほうが, すこし傾斜がある. 4月末とは違い, 登山道沿いは6合まで地面が出てるが, こっちの沢は駐車場まで滑って来られる.
動画です. 撮影, 編集, アップロードは吉川さん.
富士山で風が無いというのは, なんというか, どんなに飲んでも悪酔いしない酒, みたいな感じで言うことないですな.
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