クランポン いわゆる アイゼン


アイゼンで、もっとも重要なのは、靴に合ってるかどうかだ。 靴に合ってないと、まるきり氷に刺さらず、刺さってもすぐに抜けて、手ばかり がやたらと疲れてさらには墜落しまくりであり、全然ろくでもないので命が危な いのである。 靴に合ってるかどうかというのは、結局何のために重要なのかというと、しっか り固定されて蹴った時に振動しないということだ。

蹴った時に振動しないというのが、アイゼンに要求されるもっとも重要な性質な ので、この辺を追求した製品が幾つか見られる。 だいたいアイゼンは使わない時は全長が縮むように作ってあったりして、可動部 分があるのだが、ここが振動を発生するので性能上は弱点になる。だから、登攀 用の製品には、収納性は悪いものが多い。

岩場でも使う事があるアイゼンは、アイスアックスよりも扱いが雑で苛酷なので、 信頼性という点ではアイスアックスよりも要求は苛酷である。アイゼンが壊れた ら、まじでピンチだ。だから、信頼できる製品を選ぼう。つまり、避けるべきは、

  1. 新しい素材
  2. 新しい機構
である。最近チタンのアイゼンとかもあるが、これを岩場で使ったら、すぐに爪 が折れて、えらいめにあった。爪の無いアイゼンなんて、はねの付いてない飛行 機である。飛んでる最中に羽がもげたみたいなもんじゃ。難儀な事じゃて。

わしはカジタの製品を使ってるが、とりあえず今は問題無い。しかし、徐々に牙 が短くなって来たので新しいのを買おうと思っている。次は一体型の、可動部分 が無い製品を選ぶつもりだ。多少収納性が良くなったからといって、それと信頼 性を秤にかける事は出来ないし、そもそもアイゼンを収納する事なんか、行動中 はほとんど無い事を考えると、登攀には一体型の方が優れているといえよう。