超高圧なのじゃ(2005/03/28)


Recursive萌え

再帰が好きだ。

再帰的な構造の問題を見付けると非常に嬉しい。

普通の繰り返し制御で書けるところも、 じつは、俺はつねに、できれば再帰で書きたいと思っている。

何故嬉しいのだろうか?

ものごとの性質を記述するスタイルには 宣言的(declative)なものと、命令的(imperative)なものがある。 SICPに出て来る有名な例でいうと、 2の平方根の記述として

2乗すると2になる
ほげもげの手続き(ニュートン法でもなんでも、好きなアルゴリズムで)により計算した結果

どちらも同じものを表現しているのだが。

一般に手続きを記述する方が大変であるし、 プログラミングとはまさにこの作業にほかならない。 そして、この手続きを作成したとしても、 宣言的なスタイルによる記述が表現しているものと、 厳密な意味で同じものを手に入れる事はできない場合が多い。 宣言的な記述は、 命令的記述に比較すると、 全てが予め判っている超越的な視点からなされるものである。 これに対し、命令的記述による手続きは 一歩ずつ(時に超越的視点から設置される)目標に向かって進んでゆく。 そして、場合によってはいつまでたってもたどり着かない事もあるわけだ。

たとえば、2の平方根を計算機で求める作業は、 2500年まえにギリシア人が証明したように、どこまでやっても「正解」にはならない。

ところで、再帰的スタイルによる手続き記述の面白いところだ。 俺の考えるところでは、 再帰では実際には命令的な記述であるにも関わらず、 手続きの記述様式に翻案したりせずに、 表現したいものを、ものの構造をそのまま受け継いだ形で表現するので、 なにか宣言的な記述に特有の、超越的な、 地道な人間には実行不可能な要素が混在しているかのような 印象があるからではないだろうか。

簡単に言うと、「そりゃこれで動くのは頭では解ってる。 でも何かダマされてるような気がしてならない」というところではないだろうか。 それを俺みたいに魅力に感じる者も居れば、 なんかうさんくさく感じる人も居るわけだ。

それにしても、いきなり

圧力なべ

先週買って来た。

今日は加圧調理に挑戦だ。とりあえずビーフシチューからいってみよう。

むむむ。圧力があがってくるところって、 なんかかなりおっかねぇな。慣れればどうってことないのでしょうけど。

どんくらい圧力かかってるんだろうな。これ破裂したら死ぬな。

などとくだらぬことを考えているうちにできあがった。 30分で一旦減圧し、トマトを投入する。 肉は既に完璧に軟らかくなっておる。 たった40分で全ての調理が終った。あっという間だ。 使うワインも大気圧鍋の場合の半分で済んだ。 だから、普段使ってるのの倍の値段のフルボディのを買って来たんだ。

さて、味はどうかな?

ウマー

2日かかってた料理が、調理開始から90分で食事終了ですよ。 うちに某猫型ロボが来たかのようです。

時計の針は、元には戻らない。
だが圧力鍋で進める事はできる。

しかも、これうちにある一番でかい鍋なんだよ。 6L!

でけぇー!

ということで、今日はスチームおやじと化した俺だった。

うむ。そうそう、これって何かに似ていると思ったんだけどね、 普通のナベが gcc 手打ちなら圧力鍋は automake ですね。 そんくらい手間とかかる時間が違いますね。 もう、意味無く圧力かけまくりたくなります。 ところで、高圧の設定でかかる圧力が 85キロパスカルらしいがこれって 850 ヘクトパスカルだろ? 大気圧より少ないじゃねぇか!どうなってんだ? よくわからぬ。

双眼鏡

ヨドバシに注文してあったフジノン 8X30 FMTR-SX がきたというので、 とりにいった。

20年使うと、やはり新品と比べるとかなりくたびれてるのが判る。

コーティングが若干進歩しているのか、それとも20年で焼けたのか、 レンズ表面の色が若干異なる。新しい方が、当然、暗い(つまり反射が少ない)。 観た感じもコントラストが高い。

視野平坦化補正光学系は、あいかわらずだ。非常に鮮明で快適。 もはやこの補正が入ってない双眼鏡など、 到底考えられない。

8倍は6倍より少し焦点深度が浅い。 だから最初は IFは鳥見では少し使いにくいと思った。すぐ慣れたけど。

これで妻と鳥をみにいくときも、一人一台双眼鏡があるわけだ。

20年経ってもこの程度の違いということは、 ポロプリズム双眼鏡はこれである程度完成されたと考えて良いのであろうか。

とり

ということで、東小金井で降りて、野川で鳥みて帰った。

いつものメンツですね

翌日のとり

カラスよりひとまわり以上小さいトビじゃない猛禽が カラスとバトルしていた。図鑑でみると、オオタカかハイタカのようだ。 寸法だけから考えるとハイタカだが、このへんに居るもんなのかな? オオタカはこのへんにもけっこう居るそうだけど。


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