RVVとは Ronde van Vlaanderen のことであり、 これはオランダ語で「フランドル一周」の意味であるそうな。 つまりフランドル(ベルギーのオランダ語圏地方)なので、じつはオランダ語ではなくフラマン語である。
フラマン語でフランドル一周というと、それは旅行や行楽のことではない。 それはすなわち4月上旬に行われる プロの自転車レースの事である。
クソ寒い、雨が降ったりしてむちゃくちゃな風が吹く中を、 狭い石畳やまがりくねったコース、300kmちかい距離で戦う苛酷な試合だ。 このレースで問題になってくるのは登りだけじゃない。風や運転の技術、それにレースの段取りと糞度胸と、いろんなものが要求される、 非常に格調高い試合なのである。
Tom Boonen が勝ちました。 ラスト10キロ、 Peter van Petegem (去年の優勝者)のアタックを余裕で捌いて カウンターぶちくらわして、後続に40秒差つけてぶっちぎりですよ。 こいつ、まだ24かそこらだろ?いやまじですげぇやつだ。
これはわしの場合だが、一日のうちで一番腹が減ってるのが朝である。
だから、一番楽しみな食事が朝食だ。
今朝の朝食。
トースト3枚 ナマで2枚 いちごジュース(1.5パック分 1L) エスプレッソ
テレビつけっぱなしの家とかさ、あるじゃないですか。 食事中もつけっぱなし。
俺はあれが我慢できない。 よそんちでも「みてないんなら消しましょう!」ブチ。だ。
密室で喫煙よりもテレビつけっぱなしの方が断然我慢ならねぇ。 特にワイドショーみたいのが、俺は大嫌いだ。 だが、ニュースというのも実は嫌いだ。 ニュースとは、「こんなアホが、あるいはキチガイが、 こんなシャレならん事をしでかしました。とっつかまりました。」 みたいな内容でできているものだからな。 そんなものみる気になる奴の気が知れん。
そんなうちの主要メディアはラジオである。ラジオにおいてもニュースに関して言えば、 同様のアホらしさがあるわけで、 忙しくなって来るとそのストレスからか、 こういうくだらねぇ報道には我慢できなくなる。
月の満ち欠けや、剰余が発展的な内容だそうだ。
これを聞いたら、ガリレオやコペルニクスはどう思うだろうか。
俺は、今の教育の誤りの根源は、カリキュラムを人間に到達可能な下限に設定してあり、 そして、教育が、カリキュラムが実際に到達可能な下限であること、 すなわち全員が頑張ればその内容を学習することができる事を 証明するプロセスになり下がっている事にあると思う。 数学的に言えば、最小上界というやつかのう。
カリキュラムに盛り込む内容は、人間に到達可能な学習程度の上限に設定すべきである。 そうしないと、学習における重大な機会損失が生まれるおそれがある。 カリキュラムの中で、最低限到達せねばならない基準というものは、 当然必要にはなるだろう。 とにかく何がなんでも、全員が達成せねばならない基準というやつだ。 今の学習指導要領をそのままこれに適用すればよい。
間違った課題を解決しようとすれば、いうまでもなく、 その試みは非常に困難なものになる。 人間の学習能力は同じだ(そしてそれが今次採用の学習指導要領に他ならない) という仮定をたて、 それを証明しようとすれば、途方もない困難さが発生する。 このばかげた仮定と試みからすれば、今の教育がまがりなりにも機能しているのは、 素晴らしい事だと言わねばならないだろう。
無論皮肉だ。
クランク軸を整備していた自転車が直ってきたので、 久しぶりにチャリ通勤。
先月からシジュウカラのさえずりが始まっているが、 今日久々に乗ったらそこらじゅうからけたたましく聞こえる。 桜も咲いている。 暑かった。
帰りの井の頭公園の中は、花見客で大騒動だった。
さて、明日は「クラシックレースの女王」といわれる パリ-ルーベだ。
水曜の Gent-Wevelgemではゴール前の ニュートラルカーが追走に有利になったとかならねぇとかいって モメたみたいだが、同様の、問題でもっと大変なのがこのレースだ。 なんせクルマや単車がずっこけちゃって道塞いだりするからね。
この試合だけは、真の意味で「もっとも強い者」が勝つ。 つまり、脚だけじゃなく、「幸運」というやつが必要だ。