チャリ漬けか?望んでそうなったのか?(2005/07/05)


奥武蔵グリーンライン

今日、妻と走ってきた。 このへんは時々とおりかかってはいたのだが、 意外とこのコースだけは走った事がなかったのだ。

見晴らしの良い峠というはなしだったが、ものすげぇ霧で、 なーんも見えんかった。 どのくらいの霧かというと、道が右に曲がってるのか左に曲がってるのかすら判らないくらいの霧だ。 ようするに、色が白いというだけで、夜中といっしょだ。

そんなだから、俺好みの細いテクニカルな下りも全然楽しめない。 だいいち、そんな天気でトバしたら、一発で妻とはぐれてしまう。

今回走ったコース

青梅駅>吹上峠>秩父青梅線>山伏峠>正丸峠> 苅場坂峠>グリーンライン>東吾野>青梅方面に抜ける林道> 県道28号で青梅

秩父の峠はどれも傾斜も適度で、規模もそれなりで、 幾つも繋いで走るには良い。 コース上には茶屋が並んでて、 峠のてっぺんで補給ができるというのも素晴らしい。 自転車乗ってる人が非常に多かった。 それから、鳥の声が凄かった。

こんど天気良い時にまた来よう。

主な登りでいうと、今回は3つあったわけだが、 3つまとめて、というのは 妻にはかなりしんどかったようだ。 でかい峠を一本登っておしまい、 というのと、それなりのを何本も登るのでは、 要求される能力がいろいろと違ってくるわけで、 こういうコースを走っていけば、彼女も けっこう速くなるのではないだろうか。 たとえば、全開とお休みの頻繁なモード切替えがズバっとできるようになってくる。 ライディングフォームも、サドルに座ったまま上ハン持ってゴリゴリと登っていくのが、 並の男より全然サマになっててカッコイイぞ。 あとはもっと下りが速くなればなぁ。 フクラハギが疲れたそうだが、 ペダルが下までいってるのを無理に踏んでるってことなのだが、 こんなのはローラー作戦やればすぐ直る。 これで着替えも乗ったままできるようになり、 食事のタイミングが掴めるようになれば、正しいロード乗りのできあがりだな。

俺より速くなったりして。

上は帰宅してから、 毛布から顔だけ出して、 Giro d'Italia を観ている妻である。

Giro d'Italia

廣瀬さんに、全部録画した DVD を送ってもらった。

みんな走りが熱いな! コース設定も熱すぎ。平坦ゴール直前シケインぐねぐねカーブ。 タレントも揃ってるし、もっとマジメにショーアップすればいいのに。

Savoldelli の下り、すげぇな。 いやマジですげぇっす。 勉強になります。 何度も見直してしまいました。

だって、アシ使わずに20秒稼ぐんだもんよ。 こりゃ凄い事だよ。 これがたとえば、登りやタイムトライアルで20秒稼ぐのがどんなに大変か。 また、そんな奴が集団に居る事が、 他の選手にとってはどれほどプレッシャーになるか。

よーし。俺ももっと下り速くなるぞー。

市川先生の解説、あいかわらず冴えてます。 クランクの変形量と回転数から馬力を測れるシステムがあって、 理屈っぽい自転車乗りに人気で時々雑誌なんかに出て来るんだけど、 それ着けてる選手が画面に出て来たときに、 実況担当の白戸さんがそのハナシを振ったわけですよ。

先生:「重たいギアをゆっくり回すのと軽いギアを速く回すのは、 結局同じ事ですけど。 当り前の事なんですが。 まぁそれが目で見て判るという装置ですね。」

白戸:「…」

さすがとしか言いようがないね。

あと、重いギアでゴリゴリいくのと軽いギアで回すのと、 どっちがいいか? というはなしが出た時も良かった。

先生:「自分としては速く走れるんだったらどっちでも良いって事ですかね」

ここでトラさんが生きてたら、「先生、それをいっちゃあおしまいだよ」 って言ったと思うよ。 そしてそれを言ってしまえる市川雅敏は、 やはり今もなお、 脚も解説も最強なのだと改めて思い知らされた。 最近あんまり出て来ないみたいで、寂しい。 俺様など、この市川毒電波が脳髄にインストールされているのであり、 レース中に 「あー、彼はナニやってんですかねぇ。 全く意味ないですよねー。 まぁ彼の場合、レースを理解するまえに、 とりあえずまっすぐ走れるようになるのが先ですかね。」 という容赦ない毒舌が流れる程のつわものである。 このこと、肝に銘じておくがよい。

le Tour de France

今年は初日が個人TT(19km)という構成なのだが、 いきなり本命 L. A. 氏が他の有力勢に 60秒の差です。 すぐ前にスタートした Jan Ullrich なんていきなりブチぬかされてますよ。 しかもコース半分も行かんうちに。

毎回この調子ですから、まったく、なんて奴でしょうね。 俺なんか狙ったレースに調子合った事なんて、一回もありませんよ。 関係ない、どーでもええけんね、と思ってた試合に調子が合ってしまった事は 何度かありますが。もちろん、まだ3週間まるまる残ってるし、 何があるか判らないわけだが、 現時点で言えば、初日に20kmちかくのTT持ってくるという、 このステージレイアウト考えた奴はどういうつもりだったのかな。

富士山

今の家から行くとすれば、どう走るのが正解なのかな。

以前は品川7時頃の新幹線で新富士9時半だったが、 今は小金井7時で富士吉田0920時という感じか。 とりあえずスバルライン登って、スカイライン登って、 樹海通って帰還か。 これは最後の R139 がけっこうウザいかな? 最後が下り基調だし、これでいいのかな? 全部で何メートルだろ? 3700m か。

なんとなく、だが、これならやれそうだな。 距離は200km近くあるわけだが。 陽が長い今が挑戦するチャンスか。 もう高尾、奥多摩なんて暑くて走ってられないだろ。


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