なつやすみのほうこく(2005/08/17)


その後の変な物慾

徐々に仕事が片付いて、ペースが掴め、メドがたってきたら、 心の病もなおってきたようだ。

ただし、連日のストレスとほとんど運動しない日々のせいで、 一時期の弱り切ったヘタレ肉体に戻った。 また、首とか肩も最悪な状況に逆戻った。 昨日、今日とかなりいっしょうけんめい青竹の上でのたうちまわり、 若干普通に生きていられるレベルまで回復。

しかしながら、起床時の心拍が50以下になりません。

八丈島いってきた。

8/10

今夜出発である。いろいろ買い揃える。荷物は既に宿に送ってあるが、 何を送ったか今となっては思い出せないので、結局同じものをまた持って行くという アホな展開になってしまう。

俺が直前まで仕事に追われて準備できなかったので、 おもちゃ関係で持って行き忘れたものが多数。 それでもかろうじて双眼鏡一個と36枚のフジクローム400を仕入れた。 もうレンズも面倒だから一本でいいや。50mm一本。

しんどいので浜松町から港までタクシーである。 船の席が座席しかとれなかったので、乗船してからベッドにアップグレードし、 はげしく眠る。 俺の電話は羽田あたりまでは通じていたが、そのあとは どうも挙動不審となり全く通信できなくなった。

8/11

早朝に三宅島と御蔵島を経由して9時すぎに八丈島底土港に到着。

腹がへっているのだが、店がやってない。既にかなり暑い。 意味不明にでかくなった荷物を背負って、パン食って、宿に向かって出発する。 宿は中之郷地区という島でも最南端のエリアなのだが、どこをどう通っても島だけに登りは避けられない。 妻の希望でクルマの少ない方を選ぶ。当然、登りは多くて道も狭い。登りといっても標高で400mかそこらですが。 でも荷物しょって登るのはウザいね。途中から上半身裸。

靄がかかっててはっきりしない天気。キョーレツに蒸し暑い。晴れてれば眺めもけっこう良いのだが、 何にも見えませんでした。

宿に到着。客は俺らだけらしい。 あとで聞いたら何か事情があったようだった。 食堂からの眺めがとても良い。

とにかく二人とも疲れているので、昼飯食ったら一旦気絶。 ホトトギスとコジュケイの声が凄い。 夕方に起きて温泉に。

夕食うまかった。アシタバご飯。 刺身の薬味に唐辛子を使うのだが、 ナマの唐辛子を醤油にひたして箸で押し潰して使うのだ。

これを間違えてそのままボリボリ食ってえらいめにあった。

夕食後は底土港の花火大会を見に行く。宿の方と車で一緒に行く。この花火を見るのは2度め。 前回は打ち上げ地点から見て、ガラが降って来たりしたが、 今回は少し遠くからゆっくりと眺める。小さな花火大会だ。

帰りにひかるキノコを見せてもらう。 ひかるキノコは小笠原でも見たが、今回見たやつはえらい勢いで光っててたまげた。 しかも何種類もあるのな。 また、キノコになってない、木にはびこってる菌糸の状態でもかすかに光っていた。 写真とった。今回は400のフィルムだが、どうでしょうか?

宿に戻ってすぐ気絶。

夜中にトラツグミ。

8/12

朝はメジロの声が凄いです。

朝食後、なんとなく自転車で三原山に登る。 出発したら俺の自転車がパンクしてたので、妻を先に行かせてチューブ交換。 今日は俺は最初からシャツ着てません。

追いかけたらいつまでたっても追い付かない。追い付かないまま山頂まで来てしまった。 どうも妻は道を間違えている模様。救助にでかけるため、下ってたら下からやってきた。

島の林道なので、ときどきむちゃくちゃな傾斜がでてくるが、今回は23Tつけてきたので大丈夫。 今日は多少天気がよくて、山頂から八丈富士がよくみえる。

下って寿司「わかな」で昼。 宿に戻って昼寝。夕方に、近所にある黄八丈の織元を見学に行く。 それから、東京電力の地熱館に行く。ここは風力発電もぐるぐる回ってて面白いところだ。 キーホルダーをくれるのだが、これを展示の装置で八丈島の形に型押しするのだ。 型押しの圧力が地熱の蒸気ってところがポイントだ。

帰りにイソヒヨドリの夫妻が超絶に難しいサエズリを交わしているのをみる。

食堂がとても眺めが良い。夕食前は、双眼鏡でぼーっと鳥を見るのが習わしだ。 アカコッコをみた。あと、アオバト?

8/13

妻は昨日三原山登ってしんどいというので、俺だけ自転車でしゅわわーっと 午前中はしりまわることにした。 ずっと眠りっぱなしだったらさすがに元気が戻ってきたようだ。

とりあえずまたしても三原山登ってみる。今回は、そのまま山の上から底土港方面に 抜ける林道を走って山越えしてみるつもりだ。 観光案内のパンフを見ただけのうろおぼえ、全然調べずに来てみた。 ロードで走れるような道なのか。 まぁ足は SPDサンダルだから、パンクしたり何かあっても歩いて帰れば良いので、 どうってことない。 だったら、この先どうなってるのか判らない方が楽しい。

いきなり砂利道になった。砂利の登りもあった。砂利というより でかい石コロ道だ。石コロは20cmくらいのもけっこうあって、登りも下りも技巧が必要。 普通はロードでくるところじゃないが、俺は運転うまいから大丈夫。

と思ってたら、舗装に出てから完全に路面が砂に覆われているところで ズサーとスライディング落車。 ある程度予期された展開だったので、 コントロールされた落車で怪我打撲など一切なし。 せっかくのカサブタなし治療を実験するチャンスを逃してしまった。 三原山の北面はものすごいジャングルで面白いぞ。

帰りは登龍峠を走って昼過ぎに宿に戻る。

それから昼飯食って、海行った。いつもの藍ヶ江。

水が以前よりも汚れているように感じた。魚も減った。 海はやはり小笠原のほうが面白いと思った。

4時まえには宿に戻り、昼寝。 夕食は島寿司。

夕食後、散歩する。 村の小学校で盆踊りをやっているというので見物に行く。

なぜか曲が「まいむまいむ」だった。 しかも「もう一発まいむまいむいくぞー」とか 煽りまくる地元の女性MC付き。

かなり謎。

これだけでも来た甲斐があった。

8/14

帰宅。

船がたちよった御蔵島だが、いつも思うのだが、面白そうだ。


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