おおかみがきたぞ!(2005/12/01)


今日の腹筋

今日の腹筋

充電開始

鬱も終ってそろそろ充電開始かな。

今日はやる事やったあと昼寝して、自転車乗って散歩にでかけた。 野川経由吉祥寺行き。 どうも狭くて車の多い道ばっかりで走りにくいな。 なんかもっといい道ないかな。

吉祥寺ではパルコの地下で本を5000円分ほど買い込んだ。

それから、 Chaitin の the unknowable を読まねば。

ねんがじょう

今年は犬年だが、 俺は家畜は嫌いだ。 野生の犬といえば狼なので、 年賀状の柄は狼に決定。

むむむ。難しいな。狼。

でも、たまには手で画も描かないとね。

去年(今年か。)はモズだった。

こくみんこっか

これは以前から漠然と思っている事なのだが、 日本の国という体裁を重要視し、 あるいはこれを尊重し強化すべきだという立場の人達が しばしば「単一民族国家」という主張を持ち出すのは、 逆説的だ。

近代の国民国家は民族や地縁といった概念に依拠せず、 もっと抽象的なところで定義されるもので、 これにより、民族や出身地の枠を超えて人民の動員を可能にする。 これに初めて成功したのがフランスで、次がアメリカだ。 そして、いま、これにもっとも成功しているのがアメリカだといっていいだろう。

単一民族どうのこうの、という主張は、 特定の民族以外は日本という国の動員対象とはなりえない、 という限界を自らに設定するおそれがある。 つまりこれは、本質的に弱くヘナチョコで先祖がえりしたイデオロギーなのだが、 そこに立ち戻らねばならないほど、 この国の現在の統治システムが依拠する概念装置が虚弱だと認めるに やぶさかではない、ということなのだろうか。 だとすると、それはそれで立派な見識かもしれぬ。

自動小火器と西洋美術史

昨日、久々に書店というものにでかけたところ、 久々に雑誌 "Gun" というものをみかけたので、 非常に久々に読んでみた。

巻頭の特集は HK の MP7 という製品で、 9mm の拳銃弾よりは力があって7.62mm NATOより小さい アレなんだっけか。5.5mmくらいだっけ?の自動小銃のタマよりは弱い、 という弾種(90年代に入ってから開発されたものだそうだ)を使う、 在来の短機関銃と自動小銃のちょうど間の位置付けというものだ。

そんなタマができたことすら知らなかった。 用途は防弾チョッキ対策だそうだ。 貫通後にタマが横向いて人間は貫通しないんだとさ。 新味はそのタマくらいで、あとは、 まぁ細部までしっかり煮詰めた設計ではあるが、 伝統的なガス圧作動の回転ボルト式の閉鎖機構とか、 実に常識的な設計だ。

そう。ローラーロッキングボルトじゃなくなってるんですよ。 ボルトの設計は M16(AR-15というべきか) みたいにでっぱりも 回転角も小さいタイプで、 でもガス圧ピストンはボルト内部に実装するのではなく、 銃口手前にあるわけです。

とりあえずドイツ軍の即応部隊が使っているそうだが、 やはり名作MP3を超えるのは難しいのだねぇ。

ところで、新しい材料や工法が発明されると、 その直後はその可能性を真向から追求した新しいスタイルを確立すべく、 正統派的なアプローチがとられ、そのあとに、 そこからバリエーションを追求するような動きになっていく、 というのが何かにつけよくみられる展開で、 典型的なのが、油彩と遠近法と15世紀ルネサンス美術、 その後のマニエリスムとバロックみたいな展開です。

自動小火器類の発達にも同様の事が成り立つ時代になったかな、 と今回、 "Gun" をみてて思いました。 本当は、タマ撃つと火薬と一緒に燃えちゃう薬莢とか(戦車砲弾で一般的)、 そういう発展の可能性があるのでまだこうなると決まったわけではないのだが、 MP7 みたいな方向性は、 とりあえず正攻法で可能性が掘り尽くされてしまったあと、 重箱のスミをつついてるという印象を免れない。

でも、自動小火器では視覚芸術のように作家性が出て来ないから、 FN がブリューゲルだったらベレッタはラファエロなのか? じゃあカラシニコフは誰なんですかね? みたいな感じで なかなかうまくあてはまりませんね。

あと、戦艦大和のムックが出ててかなり面白かった。 買いそうになった。

今日のひるめし

トマトソース スパゲテー

ワインがないので日本酒を使った。 そうしたら、すこし変な味だった。うまかったが。

そういえば最近酒を飲んでない。 どうも毎晩飲酒でキゼツしてるのが かなり良くなかったようなのだが、まるっきり禁酒というのもなんだな。

最近のくらし

俺はちゃんと会社に勤めて税金も払っているが、 社内における主要な役割は、 技術的課題をエレガントに、かつ短時間で解決する、 というものなので、 自宅で勤務している。 職場は自宅アジト(書斎ともいう)だ。 一応ネットワークがひいてあり、机とパソコンが置いてあるが、 自転車の部品や車輪、山関係のおもちゃ、壊れたパソコンなどが散乱する、 非常にだらしなく見苦しい空間である。 ネットワークは1MbpsのADSLで、おそらくかなりトロい回線だと思うのだが、 俺にはこれでも神と天使の会話の如き情報伝達速度に感じられる。 会社にはもっと速い回線が引いてあって、 必要な場合にはそっちを使う。

8時に起床する。 朝食をとる。朝はたくさん食べる。今朝はトースト4枚 ベーコン添え目玉焼き、ソーセージ一本、柿一個。 妻がラジオをつけているが、妻がでかけたあとはスイッチを切る。

9時に朝食を終え、メールその他連絡事項と、 仙人たちのweb日記と irc のログをみる。 これが俺のほとんど唯一の情報源だ

場合によっては仕事が発生しているので、 コーディングやテストをする。 もしくは設計を考える。

やる事が無い場合は、連絡事項とweb日記を見たあとは、 webで新聞を見る。 レースシーズン中は cyclingnews.com なんかも見る。 とはいえ、見出しから先の記事を読むのは1日に一件くらいだ。 俺はテレビ、新聞、雑誌の、 しょうもない事柄をさも大層に騒ぎ立てるところが大嫌いなんだ。 こういうものは、考えをまとめる妨げにもなるし、 馬鹿が起こしたくだらない事件や、愚劣な発想や発言に接すると、 面倒な技術的課題に挑戦するために必要とされる、 心理的なポテンシャル(根性とも言う)が減殺される。 同じ理由から、俺は絶対にテレビを見ない。 あれを見ると人生を打ち切りたくなり、非常によくない。

昼飯をとる。14時前後のことが多い。麺類(スパゲティ)か、和食が多いが、 週に一度くらい外食する。外食先は近所の蕎麦屋かうどん屋である。

午後は、 設計を考えねばならない程の事態が発生している場合は、 午後もそういう仕事をする。 概ね午前中に設計に必要なものごとを調査整理し、 昼飯食ってる間に設計を考え、 午後は実装とテストになる。 そういうのが無い場合は漠然と考え事や調べものをする。 仕事の打ち合せの電話をすることもある。 これは30分以上の長話のことも多い。 そんな場合は、半ば以上は、まぁありがちな仕事の愚痴や無駄話だ。

17時頃、夕食の材料などを買いだしに行く。 ただし、発生した問題が手ごわい場合は行けないことも多い。 買いものはすべて、近隣の対面販売の専門店だ。 妻の帰宅に合わせて夕食を作る。

20時頃、妻と夕食をとる。 そのまま、 ごろごろ本を読んだり画集や映画をみたりして過ごす。

23時頃寝る。


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