進化する北辰二刀流(2006/01/16)


コサギの脚ブル戦略

先日、自宅近所の鳥見ポイントにでかけたところ、 カワセミの隣にコサギが居た。 コサギはおそらく白サギ類のなかでもっともよくみかける種類の、 40cmくらいの鳥だ。 この時期の特徴は、黒いクチバシ、黒い脚、黄色い足である。 よく似ているチュウサギは、少し大きくてクチバシが黄色い。

コサギは、長い首と鋭いクチバシで素早く目視した獲物をとらえたり、 石の上にじっと待って待ちぶせ式に狙ったり、 はては水面にゴミを流してそれをエサと思わせ、 とりに上がって来る魚をとらえるというスポーツフィッシングまがいの作戦など、 非常に幅広いテクニックを駆使する熟練の漁師なのだ。

今回目撃した新たなテクニックは、 水に突っ込んだ脚をブルブルとこまかく震わせるというものだ。 妻が最初にこれに気づいて、 「あのコサギ、怪我してるのかな」というので見てみたら、 どうもそうではない。一歩ずつ歩きながら、 前に出す脚を振動させているので、 ワザとやっているようだ。

これは、寒さのために活動を停止して、 石や泥の中に潜んでいる魚や蝦をこれで追い出して、 捕食するという作戦なのである。 見事、これにより追い出した獲物をとらえるところを見る事もできた。 なかなかの頭脳派である。 数ではなく、個体の適応能力で生存競争を乗り切ろうというその意気やよし。

最近好きな鳥

もず 基本的に常に一羽で行動しているところ、行動に猛禽じみた果敢さがあるところがいい。 それから、しぐさが面白いし、頭よさそう。

めじろ 美しい。

しじゅうから 顔がかわいい。なきごえとしぐさが面白い。

えなが 形がおもしろくてかわいい。

よく妻と近所に鳥を見に行く。 最初は何度教えてもひよどりすら見分けられず、 双眼鏡の視界に鳥をいれるのもできなかったが、 今では声を聞き分け、双眼鏡を使う能力は、 私に全くひけをとらなくなった。 違いといえば裸眼視力の違いと、 野外活動の経験の差のために わしのほうが多少種類を知っている という程度である。 最近では、「大砲買おう。kowaの大砲。」とかいって、 でかい地上観察用望遠鏡を欲しがりはじめる始末。

ツキジ

ツキジでメシくった。

俺が食ったのはごっつい穴子丼

ちょっとはみ出しすぎてやいませんかね。メシ大盛りで900円

いっぺんに大量の脂肪を摂取しすぎたためであろうか? 食後はひどい胸焼け。というよりむしろ吐き気。 加減なさすぎ。

北辰二刀流

今冬が妙に寒いためと、 一身上の都合によりアルパインクライミングが復活してしまったため、 日々進化中である。

先日 ICI イシイスポーツに発注した petzl charlet の クイックリリース機能を備えたリストループ「clipper」が日曜に届いたので、 それを取り付けてみた。 前日に、petzlのカタログをみて clipperのアンカーボルトを シャフトのどのあたりに付けるのがよいのか、 という問題をじっくり考える。 これがあまりに下ではハンマーポジションからダガーポジションへの 移行などに支障が出るが、 上ではかんじんのとりつけ、取り外しが大変になる。 結局、在来リストループ穴のちょっと下にした。

mizo はシャフトも焼き入れ特殊鋼なので、加工はけっこう大変だった。

自宅にあった鉄工ドリルは4mm穴の並ハイスで、 焼き入れSNCMには全く歯がたたない。 あっというまに刃が潰れてしまうので、 結局貫通するのにドリルの刃を4度研がねばならなかった。 途中で泣きが入って阿部さんに電話する。 阿部さんはやはり scud のシャフトに穴あけて、 こういうシステムを導入しているのだ。 だから、段取りを知っているはず。 聞けば、梅野さんの工場の設備を借りたとのこと。 「ボール盤がなきゃ無理だよ」

前途は暗いが、 手持ちの道具でやるだけの事はやってみよう。 リュータがあればドリルの刃を研ぐのも楽勝だな。 買ってよかったよ。 やっと穴があいたので、これを5mmに広げようとリーマ突っ込んだら、 リーマも全く歯がたたない。 ハイスのドリルで手に負えないんだから、そんなこと当り前なのに、 やってみて初めて気づくとは愚かである。 もうこりゃどうしようもない。 ちゃんとした5mmの鉄工ドリルを買って来るしかないね。

タウンページで調べて、電話して在庫を確認し、 野川公園の向こうにある Jマートというホームセンターに買い出し。 5mmの「ステンレス用」との表記のある SKH57 相当の鉄工ドリルを購入。 インパクトドライバ用のビットなので、普通のドリルより高い。 1200円もした。クソ。

さすがにSKH57は根性入ってるな。 一発で穴あいた。 しかし、これでは溝さんとこまで往復して穴あけた方が安かったよ。 なお、丸いパイプに穴をあけるので、ドリルを当てるところは リュータで平らにけずってから加工を行った。 それに、白い方はクロームメッキなので、メッキを剥さないと工具を傷める。

穴さえあいてしまえばあとは楽勝だ。 ボルトを通してナットで固定し、余ったボルトは金ノコで切り落とし、 できあがりである。

ついでに、黒ちゃんについてたヘッドのオモリは、 オモリ取り付け用穴に移動させた。

うっひょっひょ。さーて、次はどれを登ろうかな。 さて、こやつの性能はどうなんですかね。 下界でいじくっている分には、リストループをアックスに付けたり外したりは、 手袋をしたまま非常に簡単に行えているのだが。

すきやき

なかのさんを迎えてすきやき。

ちと肉が油っこかった。炒める過程で出すぎる油を ビールの空き缶に捨てながらの作業となってしまった。 山本豆腐店の豆腐がうまかった。マジ最強。

食後に妻の従兄さんが持って来てくれたケーキをいただく。


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