雌のおたくのこと
俺が考えた用語だ
アイスクライミングのリスクファクタを分析してみよう。
元になるのは、墜落リスクである。 これが全てのリスクと恐怖の根源である。 落ちたら死んだり負傷するから、墜落はリスクである。 その他に落氷、落石、雪崩リスクがあるが、 雪崩などの外的要因はアイスクライミングに特有なものではないので、 これは除外して考えよう。
それじゃ何で落ちるのでしょうか? 代表的な原因は、
このあたりでしょう。 足が滑べってもアックスが効いてれば落ちないけれど、 どんなに足がちゃんとしててもアックスが抜けたら落ちるからね。
すっぽ抜けの原因は幾つかある。 アイスアックスのピックには、想定された力の向きというものがあり、 それ以外の方向の力がかかったときに、抜ける。 それから、ピックがうまく氷に食い込んでいないときは、 正しい方向に荷重しても抜ける。
ピックがうまく食い込んでいるかどうか、判らないから、 すっぽぬけるかどうかも判らない。だからおっかない。 しかし、ここはテクニックと道具でほとんどのリスクを回避可能であり、 それが判って来れば、恐怖も感じなくなる。 要するに抜けなければどうということはないのだ。 それが上達というものだ。
一般的に言って、氷破壊の危険(A)を小さくするためには、 深く打ち込むわけにはいかず、 そうするとすっぽ抜けの危険(B)は増大するという関係にある。 安全性は「すっぽぬけず、崩壊もしない」という事なので、 (* (- 1 A)) (- 1 B)) こうなるわけです。 この値を最大化するのがアイスクライミングの道具とテクニックの使命です。
ルートの難しさはおおむね傾斜と氷の質で決まりますが、 具合の悪いことに、傾斜が増大すると氷の質も悪くなるという関係があります。 要するに、難しいルートの垂直部分は、ツララの集合体で中空と相場は決まっているわけです。 ですから、必要な腕力もさることながら、 すっぽぬけないけど、壊さない、という許容範囲が非常に狭くなっているわけです。 そういうところを、すっぽぬけないように、 それでいて壊さずに (* (- 1 A)) (- 1 B)) の値をある程度のところで保って 登れる者が達人というわけです。
バカ的馬力さえあれば氷なんてなんとかなるんじゃないか? と思い始めていた頃、 溝淵さんの登りを見て、 私はこれを悟ったのです。
シャフト末端のスリングループは、 支点工作中に借りに自分のロープをクリップしたり、 もう自分が全面的にブラさがっちゃったり 様々な場面で活躍するわけだが、 普通にヒモのままでは登攀活動中に ヘンな形のまま凍ってしまうことも多く、 あまり使いやすいとは言えない。
小川さんのアックスをみると、 太さ7mmほどのビニールパイプをヒモにかぶせてある。 ちょうど、ハーネスのギアラックのような体裁だ。 なるほど、これなら変な形で凍ってしまう事も無く、 カラビナをクリップするのもやりやすそう。 さっそく私もマネして採用。
左手北辰のピック先端の形状がもうひとつで、 手を壁に近づけないとうまく刺さらないので、 どうも壁にぶつけてしまうようだ。 手が壁から離れていてもピックがよく刺さるように、 先端形状をみなおした。 でもこれ、なんか尖りすぎてない? 大丈夫かな?
仕事で神保町に行く。
↓終ってから買ったもの
マットの穴塞ぐアレ
あずまひでおの失踪日記
それから、水道橋で妻と待ち合わせて一緒に帰った。 帰りの電車の中で「失踪日記」を一緒に読んだ。 なんて仲の良い夫婦でしょう。
あずまひでおの漫画みてると、 サドを思い出す。 「美徳の不幸」とかのサド侯爵です。 なんかそんな感じしないすか?
ちゅうか朝から晩までいち日中外をうろうろして、 客先でいきなりコーディングしたりして、 しかもちゃんと動かなかったりしたので、 非常に疲れた。
夕食はイカのトマトソースでスパゲティ。 あと、ケーニヒのチキンスモーク。 チキンで一杯やって、速攻キゼツ。
今日も今日とてまじめに仕事である。 朝からテスト→コーディング→テスト(以下略)の無限ループ。
週末に日帰りで湯川いくことになった。
一旦、横山さんに、12日朝、小海線で拾ってもらうことにしたが、 岩橋くんが行くというのでその車に便乗することに。 清里道の駅でねり予定。
テンぱるかもしんないから、 一応マットの穴を塞いでみた。 うまくふさがったかな? けっこううまく貼るの難しいな。 簡単にはげちゃうよ。 フロで穴を探したら、なんで穴あいちゃったのか、判ったよ。 2週間まえ、小川さんとミノドいったとき、 サブザックの背中にマット入れてたんだけど、 そのサブザックには他に、こういうものが入ってたのさ。
さて、どれが穴の原因でしょう? ちなみに、丸くキレイに4つ並んでるのもあったよ。ぎゃはは。
サーマレストのマットはこれが2枚めだが、 一枚めもやっぱり穴あけてダメにしちゃったんだよね。 それで、なんで穴あけたかというと、これはピッケルだったんだ。 ヨーロッパ行った時。 折り畳んでおいたら、気がついたらそれを全部mizoのピックが 貫通してやがったわけです。 サーマレストのマットは高いので、ショック絶大でした。 でかい穴がまとめて8つくらいあいちゃって、修理したんだけど どうも空気が抜けるのがやまず、諦めて買い直したのが今のやつ。 2シーズンほどは、空気が抜けるたびに起きて入れ直して使ってました。
最近は寝袋みたいな形に軽量化したのが出てるようですね。
ん。うまく塞がったようだ。 さすがサーマレストマット修理専用キットである。 ノリが、加熱して使うヘンテコな方式で非常に使いにくいのだが、 どうもこれが効くようだ。
今朝の朝食はおとついのハモ鍋の雑炊。 昨日作ったイカのトマトソースは妻に食われて消滅していた。