空腹蟻地獄前編(2006/02/14)


美術部探検隊 栄光の軌跡(続編)

詳しい事情はもう忘れちゃったので省略するが、 どういうわけか、探検隊は冬山に行く事になった。 そこで、それなりに装備を買い揃えて準備した。 「行者小屋」というところに泊まる計画だった。 泊まるといってもテントだが。

最初は「赤岳鉱泉」というところ経由で歩いたが、 2度めは直接ミノドから行くことにした。 直接行く道は、鉱泉への道に比べるとひと通りが比較的少なくて、 歩きにくいという評判であった。 実際歩いてみると普通の登山道で、普通に歩ける道なのだが、 何か問題あるの?

するといきなり目の前に垂直の巨大な氷壁が現れた!(← ここ 水曜スペシャルのナレーションで読む事) まじですか…

これを越えないと行者小屋にはたどりつけないのか?! しかしこんなの絶対登れないぞ! コレ、登山用具店とか雑誌の広告なんかにたまに出て来る、 キチガイな人がカマキリ戦法で氷壁に張りついてるアレでしょ? みんなこれ軽く登って行くのか? 冬山ってのは全くとんでもねぇ世界だな! こんなんで、俺らホント大丈夫なのかよ?

つまり俺らは道を間違えてたのであり、 氷壁はアイスクライミングでポピュラーな南沢の滝だった。 その後、わしらはこの滝も軽く登るキチガイな人の仲間入りをすることになるのだが、 それはまた別の物語である。

dart に関する考察

このクラムポンは気に入った!

なぜこれを買う気になり、 また、何がどう具合が良いのかを少し考えてみる。

比較のために、伝統的な設計の在来クランポン(上)を一緒に撮影してある。 顕著な相違点は、アイスアックスのピックと同じような作りの、 前の一本出刃もさることながら、 注目すべきは前から3番目の歯の生えている場所と向きである。 2列めと同じ場所から手前向いて生えている。 そして手前側にはギザが刻んである。

一本出刃は親指と人さし指の間くらいの感覚であり、 2列め3列めが生えているところが内エッヂなら親指のつけ、 外エッヂなら小指のあたりに相当する。 3列めと4列めの間にけっこう間隔があるのは、 なんとなく土踏まずのような役まわり。

この設計のおかげで、氷にひっかけて体を引き付けたり、 外エッヂ、内エッヂでの立ち込み、 ひねり、などが積極的に使えるのだ。 また、サイズもひとまわり小さくなっていて、 無理なく足の延長になるわけです。 コナンになった気分で非常に愉快。

「多彩な機能と使い勝手」といった場合、 二つのアプローチがある。 一つは、スイスアーミーナイフ方式。 目的とする機能を実現する仕組みや装備を追加してゆくものだ。 もう一つは unix 方式で、 基本的な要素を抽出して装備し、ユーザの自由と想像力と気合いが 要求される機能を場面に応じて実現するというもの。 dart はどちらかというと後者。

つまり、このクラムポンはよく考えられたミニマル構成。 そこがはげしく気に入った。

まぁこれは使ってみてから気がついた事で、 買った理由は勘。 むしろ他のは眼中になかった。

夕食

昨日はブリのカマの塩焼き、 おから、 筑前煮、 豆腐のみそしる。

ブリのカマは南口の魚屋で買った。 一つ350円もした。 二つで700円だよ。 高いな! でもこの味とボリュームならいいか。それに、肉よりは安い。 焼くの大変だったよ。 20分もかかったよ。 腹減ってるのにじっとグリルの前で待ってると、 ブチきれそうだったよ。

ところでみなさん、焼き魚につける大根オロシは、 水を絞る派ですか? 私は適当に絞る派ですが、 なんというか、オロシた大根が指の間から逃げるのが 残念でならないのですが、 これ、うまいやり方は、ないものですかね。

と書いたところ、早速 kmuto さんから教わったアイテムがこちら

プロおろし2

今日は豚肉とキャベツの炒めものの予定。

今日の昼食はラーメン。 具は焼きベーコンと菜の花の茹でたの。 菜の花はちょっとラリっちゃいそうな花の匂いが大好きです。 でも、食って1時間でまた腹減っちゃった。 何なんだこれは。 空腹蟻地獄編でしょうか梶原先生。

失踪日記

関に奨められたので、 先週早速あづまひでおの「失踪日記」を買って来たわけです。

3回くらい読みました。 深いですね。 妻も会社往復の電車で、また読んだようですが。

彼の他の作品は友達の家で読んだとか、立ち読みとかで、 持ってないのでよく判りませんが、 いままで彼が作って来た作品世界に、 全く違和感なく作者自身が主人公としてすっぽりはまっているのは、 どういう事なんでしょうか。 はまらなそうなところは 「笑えないから略」 したようですが。

他にも銃持っててとっつかまった漫画家とか居ましたが、 たしか、彼も獄中記みたいなものを出していましたね。読んでませんが。 比べる事自体、どれくらい意味があるのか判りませんが、 おそらく特異な作品なのではないか、と思いました。

最後のとりみきの解説というか対談が非常に煩わしいのが惜しいですね。

私はビヴァークハウツゥの著者ですから、 「それじゃダメだよ。あーあ。」と思うところも多かったわけですが、 勉強になった事も多いですね。 警察に気をつけろ、とか。


過去の落書きリスト