わざわざ泡を出す装備を持っている、 専用機器にくらべると、 出来栄えとしては外見的に劣るのかもしれないが、 ちゃんとイタリヤコーヒーを作る事ができるので、 ずっと愛用している。
しかし、長年使っていると、さすがにパッキンがダメになってきた。 圧力がかからないので、うまくコーヒーが出て来ない。 そこで、webでしらべたところ、 補修部品としてこのパッキンだけ入手可能な模様だ。 すこし店で探してみることにした。 しかし、これは妻がヨーロッパで適当に買って来たものなので、 メーカーも型版も判らない。 パッキンはどこの製品も同じ材料でできているようなのだが、 銘柄と型番によって、似たような寸法のなかにも微妙に異なっており、 ウチのに合いそうなものを探すことができなかった。
無ければ作れ。である。しかしどうやって?
幸い、たまたま立ち寄った、工事中のイシダサイクルで、 石田さんがOリングを買いに行くとおっしゃる。 コンプレッサ関連の工事の部品の調達だそうだ。 そんなもの扱ってる店が近所にあるのかときくと、 それが東八道路沿いにあるという。 「マジすか。俺も行っていいすか。」ということで、無理いってご一緒させてもらう。
パッキンは実物を持っていたので、 それを店の人に見せる。 使用環境を話すと、耐熱シリコンが良いのではないか、とのこと。 ただし、寸法は無いので板材になるという。 板材上等。 俺が型に切れば良いのである。
ということで、今、切って作ってみた。 いきなり丸く正確に切りぬくのは難しいので、 テキトーに切り出して、合わせながら微調整した。 意外と切ったり削ったりするのがやりやすい材料で、 普通にハサミとナイフで加工でき、 覚悟していたよりはずっと簡単かつ正確に仕上った。
見事に圧力がかかり、熱にも大丈夫で、ちゃんと正しいエスプレッソが再び作れるようになった。 板材は2100円だった。 あと100個くらいパッキンできそうだ。 何個か作り直す事になるだろうと思っていたのだが、いきなり一個めで成功してしまい、 少しひょうしぬけ。
画像は、左から古いパッキン、材から切りぬいた抜けがら、 できあがったコーヒー、下に敷いてあるのが元材である。
火力全開でブッシュー!ゴボゴボとコーヒーが出てくるのは良い。 それから、あとかたづけで洗うときに、新しいパッキンのほうが綺麗になる。 なんとなく、今回自作したパッキンの方が、 メーカーがつけてるものよりも具合が良い感じがする。 こっちの方が材料がだいぶ高性能で、おそらく値段も高い。
いま、久々に決戦マキノ号に乗ろうと思ったら、 BBが固着して回らなくなっていた。まじですか。どういうことですか。 思いきり動かしたら回った。 うひー。 まじですかー。
うちにBBをばらす道具がないので、こりゃイシダさんちに入院ですか。
いま、とりあえず乗ってみたら、普通に動くようになった。 まぁ一回分解する必要はあるな。これは。
しかし決戦号は軽いし堅いしでダッシュが効く上に、 ブレーキも軽くて抜群に効く。 しかも立ち漕ぎしたまま変速できる。 素晴らしい。
いまの自転車ではそれが当り前なんだけど。
最初に聞いたのは「カール セーガンの コスモス」でした。 テレビの。 その音楽に使われていたのがヴァンゲリスの「天国と地獄」。
このアナログシンセ。 「びよよよよょおおお〜ん」みたいな音ですがね、 いやまじたまらんス。 寒イボでっぱなし。 つまりブレードランナーの音楽とかマジたまんね、という話しでした。
ヴァンゲリスじゃないが、 「ふたつでじゅうぶんですよ」をいつでも見たいときに見られるというのも、 こりゃまたよいものです。