キコキコ仕掛けの明け暮れ(2006/04/26)


銀塩その後

映画「wataridori」のDVDで、鳥の飛翔場面をコマ送りでぼーっとみていた。

これはkodakのリバーサルなのかね。 この色調すなわちノスタルジーとなる時も近いということなのだろうか。 まぁこの映画の場合は、 鳥がとんでる場面が本質であって、記録媒体はどうでもいいんだけど。

それよりfujichromeなくなったらどぅしよう。 想像しただけでうろたえるぜ。

ハイキング

近所の里山でおもしろいコースを物色していたところ、 これは良さげというのを見付けたので、 いってきた。非常に良かった。

五日市の谷(秋川)と浅川の間の尾根って、 それほど山奥じゃなくて、アプローチが近い割りに 山深くて植林も入ってなくて非常に良い。 あとで調べると、一部はハセツネカップのコースになっているようでした。

五日市まで電車で行き、そこからバスで、 いつも自転車で峠行くときに通る都道を登っていく。 役場の3サ路ちょい手前でバス降りる。 元郷というところだ。 バス停横が登山口なので、そこからそのまま山をずーっと登ります。 臼杵(うすぎ)山という山です。 標高差でだいたい600mくらいかな。 あとは、尾根をのんびり歩いて和田峠まで合計4時間少々の行程。 こういう便利なエリアの割りには、他のハイカーもあまり居なかった。 コースはよく整備されており、迷うようなところは皆無。

他に、声だけでは、なんかツグミの仲間のすごいさえずりとか、 ミソサザイとか、ヤブサメとか、イカルとか。

非常に気に入ったので、 こんど、この逆コースたどってみようと思う。

今回は、妻がつかまるためのヒモをもって来た。 クライミングでよく使うテープスリングだ。 これをザックにくくりつけて、登りで引っ張りあげるのである。 こんどは端にカラビナを一枚かけてきて、 簡単に移せるようにしておくと便利だと思った。

アカゲラを見るのは久しぶりだ。 じつは、私が最初に見たキツツキがアカゲラだった。 当時は鳥に疎くて、まさか市街地にスズメくらいの寸法の小さいキツツキが居るなんて、 思いもよらなかったもんで。 ええ、登攀行動中の山でみかけました。 春の朝はドラミング、 つまり木をクチバシで超連打して「どるるるるるるる」という ドラムロールみたいな音を出すアレもよく聞いたものです。

L-B-L

Liege Bastogne Liege が4/23にあった。 「春のクラシック」と言われるレースの最終戦で、 このあとすぐイタリア一周レースが始まるので、 その行方を占う意味もある。 またしても内池氏宅で観戦。

ツール ド フランスの山岳ステージでランスをスプリントで負かしたスペインの剛脚 Alejandro Valverde が、 またしても、登りもスプリントもできるところを見せて、 圧勝。 水曜に行われた Fleche Wallone に続いて連勝である。 ゴールシーンみても、こいつだけ顔が全然余裕だ。 Boonen と Valverde の二人は新世代の、 ギア一枚分は他の選手と脚が違う凄い奴らだ。

電車

ここは私の社会不適応性を喧伝する場なので、 遠慮無く書かせてもらうが、 日本では、電車ってのはなかなか難しい乗物ですよね。

ちゃんと動いて当り前ですから。

でもね、一方で思うんですよ。 「線路が曲がって電車が走れなくなりました。 だから降りて下さい。」 という事になったとしたら、ですよ。 もっと早く解決しろとか、早く案内しろとか、ほざく奴が居るじゃないですか。

馬鹿ですよね。

問題を解決したり、問題が起きた時に適切な対応をする、 なんて事は、 問題が起きないようにするよもずっと大変で困難な事ですよ。 そんな大変な事がさっさとできるくらいなら、 そもそも線路なんか曲がらないってば。そんくらい判ってやれよ。

でもね、もう一方で思うんですよ。

そんなの当り前。 そんな事すら判らない奴で、そもそも電車の乗客ってのはできてるんだよ。 馬鹿的な車内広告とか、白痴的な駅のアナウンス見りゃそんくらい判るだろ、と。 そもそも、電車に乗ってる間は、 仕事と関係無いものをじっくり読む、数少ないチャンスなんだよ。 まぁつまり私もそいつらと同族ってこった。 だからカリカリせずにもっと気楽にいこと思う。

昨日は隣でオヤジとアネゴのアベックが、熱くキューティーハニーを語ってたよ。 オヤジなんかキューティーハニーの歌まで歌いだしてさ。 これだから電車はやめられないのさ。 はっはっはのは

今日はどんなに雨が降っても自転車で移動しよう。

2006/04/26

凄い雨のあとけっこう寒くなった。高層天気図でみると、 3000mで-12度まで下がってた。 この寒気は真冬とは言わないまでも、この時期としては異例で、 これに対して下界の気温は平年と比較すると決して暖かくはないものの、 やはり真冬とは比べものにならない暖かさなわけだから、 普段に比べて大気の温度勾配はきつくなったと言えます。

我々が普段生活しているところは大気の対流がありますが、 これは下に暖かい空気があって、上が冷たいから起きる事ですな。 いつもは、これがほどほどの温度勾配なので、ほどほどの強さの対流が存在して、 ほどほどの雨風が適当な天気のメリハリをつけてくれているわけです。 しかし、このエネルギー源である温度勾配がきつくなれば、 やはりそれに付随して起きる大気現象もそれなりのスケール、激しさになってきます。

これがいわゆる一つの「上空に寒気が入り、大気の状態が不安定になっています」 というやつの正体です。 上空が寒いのは普段からそうなのですが、 それが普段よりも余計に寒くなると、 寒くなった、そのあたりは普段ではありえない天候になるというわけです。

凄い雷でしたね。

雷が終ったあと、今日は所用で自転車でずいぶん移動した。

行きは35kmを1時間15分。 帰りは道に誰も居ないので52x17踏み倒せたので1時間8分。 まぁ帰りは追い風参考記録だけど、 ちゃんと信号で止まったり、その他法規ならびに人としての良識の範囲内での走りで、 トータルでみて30km/h超えてるのは、けっこう珍しいかも。

行きがけに、小堀さんとカズオさんがMTBで土手走ってるのに出会った。 「なんかキチガイみたいに飛ばしてる奴が前から来たぞ、と思ったらお前だった」 と言われてしまったので、良識の範囲内だと思っているのは自分だけかも。

ドロヨケつけて行動したのは正解だった。 帰りは未舗装路の水たまりを幾つかつっ切ったらチェンの油が突然切れて、 パンクしたかと思うほど急激に踏みが重くなった。 そんなことあるんですね。 自宅の近所だったのでそのまま52x17踏もうとしたら、 あっというまに息が上がって踏めませんでした。 しまいに野川の坂登ってたらチェンがキコキコいってました。

ダメだこりゃ。明日洗車して整備しよう。


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