背中で握手、猛禽類の探し方(2006/05/18)


2006/05/16

先日、書店に出かけたが、そこで腹の具合がおかしくなって、 書店のトイレを出たり入ったりしているうちに、 用事を忘れてしまい、 そもそも買うつもりででかけたけれども忘れて そのかわりになぜか「コナン」のDVDなどを買って帰って来てしまったわけだが。 その「Debianパッケージ」をやっと買った。

カバー写真が非常に素晴らしい。

昼頃から雨で、止まないうちにでかけたわけだが、 先日洗ったばかりの自転車が、 猛烈にドロドロになってしまった。 もっとも、うちの近所はドロ道ばっかりなので、 ちょっと乗ったらすぐドロドロなんだけど。

帰って来てすぐ洗った。 ちかごろは、一時期の放置僻を改めたのであり、汚れてもすぐに洗うのである。 すぐに洗えばわりと簡単に綺麗になるし。

本当はズボンも洗わないとな。

新聞で手巻充電ラジオが人気というのをみて、 そういえばsonyの短波ラジオの大型のがほしかったので、 ちょっと見るか、 と思って探したら、 とっくにICF-SW77は廃盤になってた。まじですかズギャリ。

それはそれとして、手巻ラジオでケータイを充電できるのは面白いかも。

2006/05/17

落して電池の蓋が壊れたので ずっと電灯線で使っていた短波ラジオICF-SW100を修理に出した。

見積り11000円くらい。外装総とっかえ。 でも、新品買うと4万円くらいするので、修理した方が良いですよ。

メーカの修理窓口というのに初めて行ったのだが、非常に面白かった。 最近経営が危ういと言われる、御殿山の某電気メーカーである。 窓口の女性が、いきなり「ちょっと待って下さい。 分解図を出しますので」 とか言い出して、 それ見ながら相当に面倒な技術的判断も彼女が下してしまう方式である。 すげぇす。

しかし、さすがに全てに通暁するわけにはいかないし、 私はそのラジオは一度分解して組み立てているので、 やはり実物をいじっている私の方が詳しいわけです。 「いや、ここも替えないとダメじゃないすか?」 「あ。この部品はこれじゃないでしょ。上下に割り入ってないから。」 という感じになるのはしょうがないのですが、最後に、 「しょうもないツッコミいれて申し訳ない。私、マニヤなもんで。」 彼女のような人材が日本の製造業の根幹を担うのである。 客といえども、その志気は決しておろそかにしてはならないと思った。

今日は結局一日じゅう微妙に雨が降っていたが、 そんな天気の中をずいぶん自転車で移動した。 100kmくらい乗ったかな。 帰りに腹が減って、いつも気になってたしょぼくれたパン屋で サンドイッチ買って補給。

先日らい、肩のストレッチを集中的にやっておる。 ストレッチポール的に肩甲骨を動かすのでは限界があるというか、 それでは伸びないスジを伸ばすっていうか。

俺はいつも「体がカタイ」と妻に馬鹿にされているのだ。 馬鹿にされるくらいならまだしも、一時期はTシャツ脱ぐのも辛いっていうか、 頭も痛いし、誠にひどい状態だった。 目標は背中で両手を連結だ! 以下某チャネルの会話。 みんなけっこうできるのね。 でも仕事で調子が悪くなるのは誰しも変わらないみたいですな。

21:47 >%xxxx:fujita< 背中で手つなげる人居ます?
21:47 >%xxxx:fujita< いまだかつてできたことないんですが
21:48 >%xxxx:fujita< 最近パソコンとかいろいろで肩が腐って
21:49 >%xxxx:fujita< ありえないくらい背中にまわした両手が離れてるのもさることながら
21:49 >%xxxx:fujita< 背中が痒くても届かないのが非常にむかつく
21:49 >%xxxx:fujita< 笑
22:04 <%xxxx:nakanot> できますが
22:04 <%xxxx:nakanot> だいぶ固くなってるな
22:04 <%xxxx:nakanot> 昔はガッチリ握手できたんだが
22:05 <%xxxx:nakanot> いまは指の第二間接でフックできるくらいっす
22:37 mrmt(~morimoto@lhs.mrmt.net) has left IRC (Ping timeout: 180 seconds)
00:55 <%xxxx:ikedak> 帰宅。
00:55 <%xxxx:ikedak> デスマーチ投入前は、手首まで手が届いていたのだが>背中で...
00:56 <%xxxx:ikedak> 今は、左右ともに、指先が手の平の真ん中にとどくぐらいか。

ちなみに、私は人生いまだかつて背中で両手連結など、 できた事がない! うぬー。

2006/05/18

このらくがきには、しばしば猛禽類が登場しますが、 「そんなの見た事ねーよ。本当に居るのかよ」 と思う方もあるのでは、と推察し、探し方を紹介します。

猛禽類は他の鳥に比較すると非常に地味です。 ゴミや死骸をあさっておればよいトビ以外は、 姿を隠すのがうまく、 色めも地味で行動も目立たないようになっています。 特徴的な茶色や濃灰色の鷹斑は、 彼等の姿の輪郭を巧みに背景に同化させます。 こちらもそのつもりで探さないと見付かりません。

猛禽類は数も少ない。これは当り前です。 他の動物を食べて生きている、食物連鎖の頂点に位置する彼等は、 よくみかける他の鳥と比較すると、 個体数は二ケタは違うでしょう。 ですから、スズメやメジロのようには見付かりません。

以上が、猛禽類を見付けにくくしているマイナスファクターというところですが、 次はプラスのファクターを見ていきましょう。

意外と種類は多いです。 市街地でよくみる猛禽は、なんといってもハヤブサ類です。 ハヤブサ、チョウゲンボウは、芝浦や羽田でもみかけます。 ハヤブサは、オスはカラスよりひとまわり小さく、メスはカラス大、 飛ぶ姿の矢印のような形と、普通じゃないスピード、 それに周りの鳥の反応(うひゃー!ハヤブサだ!逃げろ!!)ですぐに判ります。 彼等の餌はハト、カラス、ヒヨドリなどで、飛行中の鳥を捕食します。 チョウゲンボウはハトくらいの大きさの猛禽で、 小鳥やネズミ、昆虫を餌にしています。 姿は尾の長いハヤブサで、ヒラヒラした感じの空中停止飛行をしばしば行います。 地面の餌を探す行動と言われています。 空中停止から急降下に移る様は、 小さくてもハヤブサそのもののスルドさ。 チョウゲンボウは橋ゲタなどにも巣をかけるようで、 広い河原でよくみかけます。

ハヤブサ類は、比類なき飛翔能力を活かした狩をするために、 獲物の逃げ場所の少ない開けた地形を好みます。 つまり、見張り場所として適当な場所があり、 餌になるような鳥がたくさん居て、 開けた見通しのよい場所で、 天気の良い日はハヤブサに気を付けろ、ということです。 そんな日は、ビルの避雷針や鉄塔のてっぺんで見張りをしているハヤブサや チョウゲンボウを探してみると、意外と見付かります。 まぁ、この場合、裸眼で種類を見分けるには、マサイ族のような視力が必要ですが。

私は見ていませんが、 皇居にはオオタカが居て、銀座のカラスやハトを餌にしていると聞きます。 オオタカ、ハヤブサなどは、近年都市型と僻地型に分かれた猛禽で、 人を嫌って未だに山奥の僻地に暮らす個体と、 エサさえあればどこでも暮らしていけるがな、 と割り切った個体があるという話です。

オオタカもけっこうそこらへんに居る猛禽です。 彼等は待ちぶせと奇襲で狩をするので、 神社の森みたいな深い見通しのないところを好みます。 比類無き保護色で、 森の中の定位置を知っていればまだしも、 枝にとまっているのをいきなり見付けるのはまず無理でしょう。 こずえくらいの高さを通りすぎるのを見掛ける事が多いと思います。

ハヤブサもオオタカも、羽をひろげて気流に乗る、 というような飛び方はあまりやりません。 また、大きさもせいぜいカラスくらいで、意外と小さいのです。

オオタカと似た姿と戦法で、大きさが少し小さい種類がいくつかあります。 ツミ、ハイタカなどです。 これも市街地の公園で時折みかけます。

次は天候との関係です。 昼行生の猛禽は、優れた視力を頼りに行動します。 視界10mではどんなにすぐれた視力を持っていても、 獲物に対するアドバンテージはゼロです。 ですから、彼等は獲物に対してより優位に行動できる、 視界の良い天候を好みます。 じっとしている猛禽を見付けるなんて、 ねぐらや巣を知っていなければ、まず無理ですから、 一つの見るチャンスとしては、やはり捕食行動、 となると、天気のよい、大気の透明度の高い日ということになると思います。 まぁこのあたりもオオタカやフクロウにはあてはまらないわけですが。

猛禽というと「カムイ伝」とかで、 2mくらいあるのがウサギや猿や子鹿を捕って食ってるイメージがありますが、 実際はこんな感じで、 意外と地味、そして普通の寸法と普通の存在です。 もっとも探しやすいのは河原のチョウゲンボウだと思うので、 このあたりから気を付けていると見付かるのではないでしょうか。


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