ラジオ修理(2006/05/26)


ラジオ修理

なんせこのラジオは買えば5万円くらいするので、 おいそれと諦めるわけにもゆかず、先日、品川のメーカー修理窓口に持って行ったわけです。

今日、直って代引き宅急便で送られて来ました。8500円でした。

妙に安いな、と思ったら、壊れてる部品がそのまま付いてます。 ぐはー。やられたぜ。 これだよ。これ。 ンニーの修理。 昔と全く変わってないな!

まぁだいたいメーカーの修理の奴なんかより、 俺のほうが良い仕事をするなんて判ってる事なんですが、 それでも窓口のお嬢さんのスルドい対応などに若干の期待は持っていたわけです。 期待した俺様がアホでした。 しかし修理した奴より窓口の女性の方がちゃんとした仕事すると思うね。

窓口で大暴れしてもう一回直させてもいいのですが、 一見して壊れてると判る部品取り換えてない程度の奴が仕事してるわけで、 わめいたくらいで、ちゃんと直る事は期待できません。 この時期のンニー製品、 特にこのラジオはあらゆる限界まで追い込み、かつ、凝った作りになっているので、 部品の別作修理はさすがの俺といえどもやりたくないな、 というのがあってメーカー修理だったのですよ。 まぁこうなってはしょうがない。 しばらく手作業の工作にも御無沙汰してることだし、 いっちょやってみるか。

これが壊れたフタの部分だ。

ツメが上に2本見える。 左は生き残って本体を破損したツメで、 右がもげてしまい今回別作して取り付けたツメ。 左の生き残ったツメは、噛み合う本体部分を破損することで生き残ったわけだが、 その破損した本体外装だけは交換修理されて戻って来た。

フタの下はこうなっていて、この溝が本体と噛み合って固定される。 この溝を作るツメ(手前の映っている方)がもげていたので、 こちらも別作して直した。

ツメの材料はこれ。ドライカーボンボード。厚さ1mm。 以前、ペダルの踏み面を作るのに使った残りだ。 これから、部材をハンドグラインダに切断用の薄い円盤砥石を付けて、 切り出して製作する。 材料はアルミ、ステンレスなど迷ったが、 適当な厚みがあった方が上に書いた溝ツメの工作の段取りが楽なので、 これにした。 蓋の材料は繊維強化プラスチックなので接着の相性も良いかな、という期待もあった。

この蓋は、要するに、無駄に凝った作りで、この製品の機械的な弱点の一つだ。

ツメは、ありきたりだが、エポキシでくっつけた。 そのまま付けると持たないか、とも思ったが、 そんなこともなかったようだ。 ただ、接着は養生が肝要だが、そこの段取りがヘボくて、 一度モゲた。 接着したツメのすぐ横を端子金属版が動くので、 はみだした接着材をどける作業を接着材が硬化するまえにやったのが失敗。 また、エポキシの養生は、時間をかけるより温度を保つのが肝心だ。 つまり低い温度でいくら放置しても無駄ってことだ。 手軽なのは白熱灯の卓上スタンドによる保温。 ゆっくりタイプでも60度から80度で1時間おいとけばだいたいオッケー。 また、たとえスピードタイプでも、温度が不十分だと1時間経っても強度が出ない。

でもね、実際はこのラジオを電池で聞く事はほとんど無いんですよ。 それなのに、なぜ今修理しているかというと、 それは旅行の準備です。 だって小笠原諸島は短波と衛星(テレビですがね)しか放送無いんだもんよ。 海を越えて1500kmも届く短波バンザイ。 マックスウェルに見せたかったよ。

天気予報のプログラムでは小笠原の天気も放送されていますが、 普通の594KHzの電波は島まで届きません。 じゃ結局小笠原の天気予報って島の住民には届いてないのでは? という疑惑がもち上がりますが、 じつは日本気象協会のおじさんが出て来る天気予報は Radio Japan(国際NHK)のプログラムにもなっています。 つまり短波の国際放送で島に届くのです。 もっとも島の住民で短波でRadioJapan聞いてる人は少ないとは思いますが。

かわらひわ

たくさんカワラヒワが来るようになっていた、 隣の空き地の菜の花が、刈り取られてしまった。 なんてこった。

なんてこった、と思ったのは俺だけだった。 刈り取った菜の花のタネはそのまま放置されているので、 あいかわらずそれを食べに「ぴりりぽろろ」とカワラヒワがやってくる。 それどころか、今日は「ぼっぽぽー。でーでぼっぽぽー」と キジバトもやって来た。 奴等、意外と動じない。


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