医学におけるこえられないかべ(2006/07/31)


すりむきの治療

じつは、軟部組織損傷(スリキズ含む)では、 傷口を消毒しない、なんてのはもう何十年もまえから常識なのです。 じっさいのところ、消毒すると組織が傷んで、それをエサにしてバイキンが増えるので、 感染のリスクは高まります。 かなり昔の本、たとえば「登山の医学」にもはっきり書いてあります。 異物を除去し、感染を防げ。これが怪我の治療の第一歩。 たまたま日本の医者にこれを知らん奴が多いというだけなのですが、 これは医者のせいではなく、西洋医学の体質の問題だと思っています。

現代の医学のテクノロジーは、危機管理のノウハウとして 発展してきたという側面があります。某匿名巨大掲示板風に書くと、 その中では扱いの優先度はこうなります。

死ぬかも>>>>>[越えられない壁]>>>>生存に本質的な機能に障害が生じる>その他の怪我病気

つまり、医学においては、死なないものについてはぶっちゃけどうでもいいのです。 横に死にそうな奴が居るのに、痛いとかしんどいとか、ガタガタ言うなってわけです。 これが危機管理の現実です。 スリキズ如き、重大な感染に発展しないかぎりは、 治療が多少間違っていようが、痛かろうが、 医学にとってはどうでもいいということです。 だって、それで死んだ奴居ないから。 こういう明瞭な重みづけがなされているからこそ、 医学が信用できるわけですがね。

では、今回私が初めて体験した閉鎖療法の何が目新しくて面白いかって、 そりゃ、 「軟部組織損傷の治療としての組織培養」 これですよ! まえからこれがやってみたかった! 毛穴に残った表皮が、培養されてポツポツと丸く再生している様子がたまりません。 これはまことに萌えます。

次にスリキズ作るのが楽しみでしょうがない。

preen

羽づくろいという英語。

これでtubeで検索して癒されてました。 特に白鳥の羽づくろいがたまらなくゴージャス。

白鳥は本当にかっこいい。全身白で、あのサイズだもんな。

そういえば、ホノルル動物園のメジロの記事に、 「野生のメジロは相互羽づくろいをしない」とあり、 実際、本州のメジロでは私もその行動を見た事がないわけですが、 小笠原のメジロでは朝と夕方によく相互羽づくろいをするのが見られました。

メジロの相互羽づくろいはまことにかわいらしいものです。

小笠原のメジロってどこで寝てるとか、すぐ判るんですよ。 宿の裏の林のちょっと茂った木のこずえが寝床でした。 朝いちばんにけたたましくさえずる個体が居ます。 すると、しばらくして、寝床の枝からポンポンポンとたくさんメジロが飛び出して来るのです。 起床ラッパでしょうか。

小笠原のメジロはこっちのスズメよりたくさん居ます。 スズメみたいに電線にとまってメジロがさえずっています。 微妙に大きいです。 いや、かなり大きいといっていいでしょう。 小さいスズメくらいのサイズはわりと普通に居ます。 また、サイズの個体差も本州のメジロより大きいように思われました。 本州では、メジロの生活圏にはスズメ、シジュウカラ、コガラ、ヒガラ、エナガ、コゲラ、ヒヨドリなどが居ます。 小笠原ではメグロとウグイスくらいしか居ません。 行動範囲でいえば、本州のメジロは枝の一番端の葉がよく茂っているところに居ます。 しかし小笠原では電線にも出て来ます。 占めているニッチがだいぶ違いますね。 彼等が小笠原に来て何世代経つのでしょうか? 毎年繁殖しますから、おおかた100代め、というのも居るでしょう。 100代重ねれば、いろいろ違って来て当り前という感じもなんとなくする。

それから、しばしば混群を形成するメグロとどう住みわけているのか、 似たようなところに似たような巣をつくり、同じようなものを食べていると思われるだけに、 非常に気になった。だが、良く判らなかった。

2006/07/28

刀、刃物マニアでもあるK氏と初台の刀剣博物館に行く。

刀剣博物館、久しぶりだ。

携帯する様式にならい、 刀は刃を上に、太刀は下に向けて展示するようだ。 刀はサヤを帯にはさんで携帯し、 太刀は紐で帯に吊るのである。

観た後、ふたりで「1000年まえのあの品質はありえない」 「ぱっと見せられて手で作ったとは思えない。普通、NCだと思うだろ」ともりあがる。

待ち合わせ前に、バードプラザで鳥の本を3冊仕入れた。 雷鳥の写真集、 鳥と飛行機どこが違うか、 鳥の渡りをしらべてみたら

「鳥と飛行機」は、なかなか面白い。 体重、翼面荷重、速度、揚抗比に着目すると、飛行システムとして 鳥と飛行機を同じ視点から考える事ができる、 というような内容なのだが、これについてはまた改めて紹介しましょう。

白鳥の運動能力が出て来るんですよ。 飛行筋は脂肪を直接代謝する能力を持ち、 その出力は平常時200W。緊急時はその倍だって。 ちょうど「ランス」とか「ウルリヒ」とかいう選手と同じくらいですね。 ただし、ランスといえども筋肉で脂肪を代謝する事はできませんが。

体重が8kgだってさ。空を飛ぶとはそういう事なのだ。

雷鳥はあまり飛ばない。飛ぶのは緊急時だけだ。 冬は雪の上を歩く。 深雪ももぐらずに歩けるよう、足に毛というか羽毛が生えている。 深雪をラッセルして歩いたあとが、とてもカワイイ。

2006/07/29

うちの周囲を散歩して終了

2006/07/30

妻の買物で六本木ヒルヅへ。 新宿から大江戸線。六本木で地上まで歩いたらかなり登った。 ヒルヅでアフリカどうのこうのというイベントをやってて、 ズンドコズンドコ愉快な音楽をやっていた。うーたまらん。

ヒルヅで行く店というと、 象徴主義的なセンスで 女性用ジュエリーを作る yoshinobである。 店のディスプレイは、あいかわらず作者本人がやっているようで、良い感じ。 開店当時はちょっとヨーロッパの古い街の裏通りみたいな雰囲気で、 やや入りづらい感じがあったものだが。 こういうのは、 最初は、きょうびあんまり流行らないかな、と思ったんだけど、 最近はそうでもないようだ。 今日はあの狭い店に店員が3人、客も3人で満員だった。 取扱店舗も幾つかあるようで、繁盛しておるわけですな。 けっこうな事です。

最近は多少、普通のもあるようだが、 作者の特色がよく出ているこの 新作を買っていた。 予算超過分はわしが出すことになった。

帰りに新宿でも買物。東急ハンヅにも立ち寄る。

帰宅して、昨日買っておいたウナギでウナギ素麺。

鎖骨

昔の記事をみた。

2001年11月11日の朝に左鎖骨骨折。

9日めに「なるしま」に自転車乗って買物に行ってるぞ!? アホか?!望んでそうなったのか?! 2週間めには90キロのLSDにでかけてる… ありえねー。

あまりじっとしているのも良くない感じがする。 少し動いた方が血の巡りも良くなって、具合が良いようだ。 そこで、せっかくだから今日、吉祥寺まで往復して帰りに イシダによってみた。 そして「生きてますよ」の報告をし、 メーターをまんなかにつけたの見せてきた。

本日18日め。距離16km 平均21km/h


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