海にいってきた(2006/08/09)


手で作る

わしの今の仕事はプログラムの作成だ。

かつて、ある偉い数学者は「数学者とはコーヒーを定理に変える機械だ」と言ったが、 それでいえば、わしは「炭水化物をプログラムに変える機械」である。 まぁ変換効率でいえば、控え目に言ってもあまり芳しくないわけだが。 なぜなら、しばしば炭水化物はコードではなく運動エネルギーに変わったりする。 それはまだいいほうで、 最近は専ら脂肪に変換されつつあるというのも否めぬ情勢である。

しかしながら、俺は本当はコードではなく手で何か形あるものを作ったりするのが 好きであり、かつ、得意なのである。

ナイフや画などいろんなものを手で作って来たが、 最近「おお、こりゃ面白い」と思ったのが、 散髪。

私は自分の散髪は自分でするわけですが、 最近は妻の散髪も私がやっています。 手で何かをこしらえる作業の常として、 まず、脳内に目標とする状態ないし形状を作成するわけです。 これが、画では描く画像すなわち2次元データですが、 散髪では3次元です。

理想とする女性の頭部を3次元で考え、 それに基づいて造形していくのは、 非常に楽しい。

手前味噌で申し訳ないのですが、 いや、本当は全然申し訳ないとは思っておらず、むしろザマミロと思っているわけですが、 わしの妻はわりかし美人というかカワイイので、 この作業は楽しいというよりもむしろ萌えである。 自分の手作業の進行に伴って考えた通りの髪型に徐々に近付いてくるのは、 超絶に萌え。 フィギュアとかそういうのをこしらえる人の楽しみがわしにも少し解ったような気がする。 また、巷には「カリスマ美容師」というのが存在するようだが、 そういう人物が存在しうる理由も解った。 なんせ、女性の散髪というのは、このような美的造形に関わるプロセスであるから、 訓練と才能のどちらが欠けても、 うまくゆかず、 また、これを行う人によって出来不出来の程度が著しく異なるのは当然であろう。

散髪は、うまくいっても失敗してもそのうちまた髪が伸びる。 つまり、わしが作り上げた美的造形もそのうちうしなわれるのであるが、 これは特段否定的に判断されるべきものではない。 そのうちまた愉快な作業をするチャンスが訪れるのである。 いずれ髪はのび、腹は減る。 料理と散髪はその意味で似ている。

キズミ

時計の職人などが 目につけて作業する拡大鏡のことです。

これがボトムズのスコープドッグみたいに、 3種類がターレット式についてて、 カチカチと回して切替えて使うなんて、もえるじゃありませんか。

いや、そんだけ。

どくしょ

以後、ひらがなの「どくしょ」にはまんがも含めることとする。

最近わりとよくまんがを読むわけですが

先日来読んだもの

カムイ伝2部

1部は途中で飽きて投げ出しましたが、2部は面白いっすね。 最近刊行中の全集みたいなやつで読みました。

なるたる

むかしアフタヌーンというマニア向けの月刊誌に掲載されていたもの。 近所の貸し本屋でまとめて借りて来た。 連載当時は、途中で読まなくなってしまって、 最後にどうなったのか気になったので。 読まなくなったのは、つまんないとか飽きたとかそういう事情というよりはむしろ、 まんが自体読むチャンスがなくなってしまったからだ。

アフタヌーンのまんがなのでというわけでもないだろうが、 あまり広く読まれる作品を作る作者ではない感じはある。 しかし、この作品のまえに描かれた「ヴァンデミエール」は単行本を持っている事からも判るとおり、 わりと私のツボを突いてくる作者なのである。 これもけっこう面白かった。

わしがまんがを読むのは、夜中にコンビニにでかけて立ち読みするか、 サークルの部室で誰かが買って来たものをみるくらいなので、 仕事が忙しくなるとどちらも不可能になってしまったわけだ。

小林源文のあれやこれや

本棚から久々に引っ張り出して、ユギオIIとかオメガとかレイドオントーキョーとか ビットマンとかパイパーとか全部まとめて読んだ。

ランス本

いわゆるクリス カーマイケルの自転車トレーニング本。 かつてわしはこれを買って読み、群馬CSCのレースで優勝した。 しかもラスト30kmを単独で逃げて2位に2分半、集団には3分差のぶっちぎりで、だ。

それ以後、わしの聖典となっていたが、 いつしか暗記したつもりになっていたが、 今読み直すと、ずいぶん忘れている事も多かった。特に、鎖骨が折れていて乗れない今、 怪我や病気のあとのパフォーマンスの回復にあたっては どのようなことに気をつけねばならないか、 といったような記述もあり、このあたりも非常に参考になった。 10月のレースまで、まだ2ヵ月ある。8週間だ。 7週間完璧プログラムというのがこの本のウリなので、ちょうどいい感じじゃないか。

よし、やるぜ。 あの時判っていたのは自分がまぁまぁ登りが走れるという事だけで、 下りやコーナリングの技術がレースでどれほどの意味を持つのか、 そしてそのあたりで自分がどれほどのレベルにあるのかも知らなかった。 だが、今はそうじゃない。

うみ

友達4人とクルマでのんびりと伊豆の海にいってきた

渋滞のなか、馬鹿話しをしつつ、 夜は沼津港でスシ食って、 修善寺で温泉はいって、 きわめて極楽である。

沼津港の食事は最強だ。 まさかあんなものが一人3000円とか1500円で食べられるとはね。 わしはてっきり5000円くらい食ったと思ったよ。 まぁ普通に外食として考えれば決して安くはないが、 こっちでは、幾ら出してもあんなもの食べられる店なんかないと思ったよ。 強いていえば、それに匹敵するのは、 以前住んでた品川の家の近所にあった魚屋 「魚重」で、うまい出物を掴んで自炊というところだろうか。

電車代遣って沼津まで行って食ってもモトがとれると思った。 近いうちにまた行くと誓った。

行きも帰りも渋滞だったが、 とにかく伊豆の週末といえば渋滞は覚悟の上でもあるし、 車内で馬鹿話でもりあがっていたので、 30kmやそこらの渋滞ごとき、特段どうってこともなかった。

運転ならびに諸々の手配をしていただいた、 村井さんありがとうございます。お疲れ様でした。

えいが

「パイレーツ オブ カリビアン」の2作目を劇場でみた。

海賊ものにはうるさい私からしても、けっこう面白かった。 全然期待してなかったからかな。


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