かるがもさん一家(2006/08/27)


かるがもさん一家

うちの近所にもかるがもさん一家ができました。 普通より2ヵ月遅れの彼等には、こうなった事情がありました。

その池は、カラスがたくさん居るのです。 5月に産んだ卵はカラスに持って行かれたり、 かえったヒナも拐われたりして、全滅してしまったのです。

そこで、その池一帯を観察エリアにしている、 愛好家の方々が、 カルガモが気に入っている島(その池には島があるのです)の上空に、 対空防御用のネットを設置してあげました。 そこにカルガモが産卵してからはや数週間、 先日、ついに3羽の雛がかえりました。 つまり、2度めの繁殖だったわけです。 渡りをする種類だったら、 まずちょっと秋の渡りには間に合わないようなスケジュールです。

私がみたのは、ふかしてからもう5日も経った姿で、 既にかなり野生としてのスルドい動きを身につけており、 池のアメンボをおいかけて、かわいらしい姿からは想像できない 強烈なダッシュを連発します。 そしてうまそうにアメンボを食べていました。

カラス以外にオオタカもやって来てるそうです。 そうなんです。その池周辺はオオタカの餌場でもあるのです。 オオタカじゃあ雛どころか、親が食われちゃってもおかしくないですね。 また、あのあたりは猫以外にタヌキもイタチも住んでいます。 心和む風景とは裏腹に、 強烈な現実を生き延びねばならない彼等、 何羽生き残れるかな?

冥王星

太陽系シミュレーションソフトなんかをけっこうインストールしていじくってたわりに、 冥王星が地球の月より小さかったなんて、知らんかった俺。 しょうじき、すまんかった。

それはそれとして、けっこういかすぜ、と思ったのが新聞でみかけたある星占師のコメント

冥王星が惑星でなくなったとしても、冥王星がなくなるわけでありません。 したがって、占星術に影響は全くありません。

こいつ、いい仕事しそうだよな。 俺なんて、一瞬冥王星が無くなったかと思ってかなりろたえてしまったよ。 なんせ冥王星といえば、 わしにとっては、 「相当すごい総統」の件といい、凄く思いで深いところなもんで。 行った事ないけど。

謎の羽

先日、実家に帰省したおりに、 わしが子供の時分に近所で拾って来た鳥の羽を、 見てたんですよ。

いや、それが普通じゃないんですね。 多分尾羽だと思うのですが、50cm以上の長さがあるんですよ。 当時はあまりよく考えずに「トビだろ。とんび。」と思っていたのですが、 模様がトビと違うようだし、そもそも長すぎますよ。 なんせ50cmですからね。 体長は1m以上ってことになるんじゃないのか? 一体、何の羽だろ?

猛禽ならイヌワシ並のサイズですね。 いくら俺の実家が田舎だといっても、イヌワシはさすがに居ないだろ。 他にあのあたりに居る大きな鳥といえば、アオサギか? などとけっこう根性入れて調べたのですが、結局不明のままでした。

その後のかるがも一家

順調に成長しているもよう。

写真もとった。

なかなかのできばえだ。拡大しようと思う。

俺が見てる前で、ヘビ(アオダイショウ)が、雛を狙ってやってきて、 親がヒナとヘビの間にたちふさがって防御し、追い払っていた。 なかなか手に汗握る緊張の対決であった。

鳥の渡り

渡りでも見に行くか、とちょっと調べてみた。

海を越えて行く渡り鳥は、 渡りの安全と労力の軽減のため、 半島状に伸びている地形の先端に集まってくる場合がある。 日本では、鹿児島県の南端である佐多岬や、 愛知県の蟹のハサミの右側である伊良湖岬が有名だ。 ヨーロッパならジブラルタル海峡やメッシーナ海峡だ。 余談ながら、シチリアはああいう土地柄なので 鷹類の狩猟が趣味として、またその剥製が装飾品として人気があり、 そこで行われた鷹類の保護を訴える会議に爆弾が仕掛けられたりして、 大変みたいだ。

日本から出発した渡り鳥は、西南諸島を通って台湾やフィリピンに渡って行くのだ。 よくみると、台湾とボルネオの間にも中継地点となりそうな島が点在している。 もっとも、渡りをするような鳥は400kmやそこらはノンストップで飛ぶようだ。 つまり台湾からフィリピンくらいは一日行程ということだ。

鷲鷹類の渡りは10月初頭みたいだな。


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