鳥見サイクリングなど(2006/10/01)


飛行場のチョウゲンボウ

調布飛行場でチョウゲンボウを2羽みかけた。

猛禽が2羽居れば、しかもそれが同じ種類となれば、 ちょっと荒っぽい挨拶くらいはかわすものなので、 急上昇急降下反転捻りこみその他超絶の空戦機動を期待したが、 特にそういう事はなかった。 聞いた話では2羽はどうもつがいらしい。 先に見かけたほうは雄で、あとでみかけたのが雌だったので、 そうなのかもしれない。

チョウゲンボウというのはハトくらいのサイズのハヤブサのなかまだ。 ハヤブサのなかまなので、開けた見通しの良いところで狩をする。 ただ、小さいだけに、ハヤブサみたいに目標を破壊的な運動能力で圧倒するのではなく、 自分の体格とスピードでなんとかなる範囲で無理せず何でも食べる感じだ。 捕るのは主に草地のネズミだという。

けっこう頻繁に地面に降りて、歩いたり跳ねたりして地面を漁ったりもする。 何か小さなものをつかまえて、金網の柱の上で食べていた。 遠くて判らなかったが、すぐに食べ終ってしまったので、 昆虫か、あるいはトカゲだったかもしれない。 オオタカのようにヤブに隠れて地面スレスレを飛んで小鳥の群れを襲ったり、 上昇気流に乗って帆翔する事もあり、なかなか多彩な戦術を使うのが見られた。

金網の柱にとまっていると、 カラスがちょっかい出しに来たので 面白い場面が見られるかな、と思ったがしかし、 完全に無視。

それにしても、ハヤブサの仲間が飛ぶ様は本当に美しい。 それが飛行場に居ついてるというのも、 時折ヨタヨタと出入りする航空機と見比べると、 なんだか皮肉っぽいというか、ちょっとおかしい。

Alan Kay

なかのさんのところから。 Alan Kay のインタビュ

なかなかスルドい。また、言い方も面白くて楽しめる。

「もし物理学の専門家が、マクスウェルやアインシュタインの業績を知らなければ、学会追放ものだ。しかしコンピューティングではエンゲルバートの業績を知らなくても関係ない。なぜならこれがポップカルチャーだからだ。パンクロッカーがバッハの功績を知らないようなものだ。ポップカルチャーはバッハにまるで興味を持たない。ポップカルチャーではアイデンティティと参加こそが重要だから。」

というところは若干の異義なしとしない。 情報処理におけるバッハやマクスウェルに相当するものは、 ある種の数学(λ算法とかそういうアレ)や、 ある種の物理学なのであって、 エンゲルバートではないと思うんですよ。

もうね、そんな事言い出したら、今の情報処理テクノロジは バベージやチューリングの再発明なんですよ。 でも、そんな繰言を言っても特に得るところはありません。 スルドいアイデアを持つような人々は多くの場合、(彼等が考える)凡庸な人々との やりとりに我慢できないという事情もあって、 このコミュニケーションの障壁を打ち破って商業的な成功を勝ち取るための労力は、 スルドい製品を思い付くのに必要な労力よりもずっと大変なものです。

だからといってポップカルチャー一辺倒でかまわない、 という事にはなりません。 私も、見通しを持って書かれた古典を厳しく究めていく所存であります。

「この関心の無さはポップカルチャーの関心の無さだ。」

「Webの進みが遅いのは、Webが知る意欲のない大勢の人々によって動かされているためだと思う。彼らにはただ自分たちのアイデアがあって、それが彼らにとって重要なことだ。その考えがいいか悪いかは関係ない。ただ自分たちのアイデアを世界に向かって語り広めたいだけ。」

「ほとんどの興味深いアイデアは、学び手側にアクティブな創造を要求する。だから科学や数学を学ぶのは難しい。」

というあたり、かなりグサっときた。参りました。 私が悪ぅございました。 いやはや、おっしゃるとおりです。 学ぶよりも、とりあえず手っ取り早く自分で作っちゃうほうが簡単に思える。 そこで、よく調べるまえにとりあえずおっぱじめてしまう。 というか、堪え症がなさすぎる。 これはよくない。

鳥見サイクリング

弁当作って双眼鏡持って鳥見サイクリングです。

まずは、最近気に入っている調布飛行場。 モズが木のてっぺんで鳴いています。 チョウゲンボウを探しますが、ちょっと見当たりません。 もう時間も遅いし、どっか知らないところで休憩しているのかな? と思ったが、ふと滑走路の反対側、観察地点から1kmほど離れたところで、 停空飛翔しているのをみつけた。 天気が良かったので、カゲロウがたって非常にみにくいが、まちがいなくチョウゲンボウ。

しばらくすると、こっちに飛んできた。 隣の運動場を仕切るネットの柱にとまる。 少し離れてスズメの群れがとまっている。 チョウゲンボウがちょっととびたつ度に、 そのスズメの群れも一斉に飛び立つのだが、 チョウゲンボウが戻って来ると、 スズメの群れも少し距離をおいて戻って来る。 そして、一羽、二羽と群れとチョウゲンボウの間にやってきて止まる奴が居る。 なんだか度胸だめしでもしているような感じだ。

チョウゲンボウはさらに飛び立ち、こっちに向かって近付いてきたが、 滑走路上の航路標識みたいなものの上にしばらくとまったあと、 空港施設の建物の間に姿を消した。

いまのところ、この飛行場でのチョウゲンボウ観察打率は3/4で7割5分。 最初の一回は、飛行機を見に行ったので、双眼鏡も持っていなかったわけで、 ここは、要するにちょっと粘ってれば、必ず見られる感じだね。

多摩川に出て、たまじまん方面に移動。川原でモズの高鳴きがよく聞かれる。

福生南公園の南にある堰で、妻が「ここで止まってカワセミ探そう」 というのだが、わしはここでは特に面白いものをみたことがないので、 あまり乗り気ではなかったのだ。 だが、自転車降りてふと見ると、 白い猛禽が2羽のトビにおいかけられているではないか。

色と少し小柄だったので、ノスリかな?と思ったが、 双眼鏡でみるとミサゴだった。 ミサゴはそのあたりをしばらく飛んで下流に姿を消した。

その下流をぼんやりと見てたら、ハイタカっぽいのが2羽出現した。

石川酒造でパスタとピザとケーキ食って、 玉川上水沿いに帰る。 そして、小金井公園へ。

久しぶりに小金井公園のカルガモさん一家を訪ねる。 一見、親と区別がつかないくらい大きくなっていた。 まだ羽は生え揃っていないのだが、 親も羽の生え変わりの時期なので、 大きさが微妙に違う以外で区別がつかない。

走行距離55km走行時間3時間少々で、 なかなか有意義な鳥見サイクリングだった。

2006/10/01

大井埠頭でぐるぐる

多摩川をとばしていくと 着いたときに腹がへってしまっているので、今日は、 野川ぞいにゆっくり行った。

3周でアシが終って終了。 帰りはそれほどひどいハンガーノックにはならず。 久々に玉ノ屋でソバ食った。 行きも帰りも野川でカワセミをみた。

帰りは雨が降って来た。東小金井でパン買って帰宅。

距離90kmくらい。 ここ何ヵ月か、3ケタ乗ってないな。 レースで賞状もらった頃なんて、 週に2日200km乗ったもんだけどな。


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