ぼっぱーと軽量化(2006/10/06)


チャリ不調

最強の部品で構成されている私のチャリどもであるが、 クランクが錆びて回らなくなったのは、まぁ極端としても、 やはり調子が悪くなることはある。

10%くらいから上の勾配の坂を登ると、立ち漕ぎしても座っていても、 軋むようになった。 ここ一ヵ月くらいの事だ。 最初は立ち漕ぎでしかいわなかったので、 どうせ後ろのリムが軋んでるんだろ、くらいに思っていた。 これを直すにはスポークとニップルを新調するなどして、 組み直すしかないので、面倒だからとりあえずいいや、 今でもべつに走らないわけじゃないし。と放置してた。

しかし、いよいよおかしくなってきて、座っててもギシギシいうのである。 これはただごとではない。 かつて、こういう異音があった場合としては、 フレームが折れていた、などのケースも経験しているので、 先日、市街に行った用事の帰りにじっくり調べてみた。

まず、サドルではない。なぜなら、立ち漕ぎしても鳴るから。 次に、ホイールではない。なぜなら、漕ぐのをやめると鳴り止むし、 車軸に体重をかけて歪めても音がしないから。

また、フレームでもない。ブレーキかけた状態でペダルに全体重をのせて、 いろんな方向にたわませてもちょっとしか音がしないから。

しかし、最後のチェックでちょっとだけ音がする。ん?こりゃ何だ? ひょっとして前ギアか? と5mmのレンチでギア板を5アームにとめる5ピンを締め直す。 ここが緩んで音が出るケースがあるというのを、 むかしユキリンで小堀さんにきいて知識として知っていたので。 若干だが緩んでいるようで、増し締めとなった。 さて、どうなるか?

音がなくなりました。よーし。

まことに、乗ってて変な音がする自転車ほど萎えるものはありません。 自転車は静かでなきゃね!

それから、メータの接点に接点グリスを塗った。 デコボコのところを通ると速度がゼロになっていたので。 これでかなりデコボコのところを通っても接触不良はなくなった。 あと、手元変速のマキノ号のバーテープを新しくした。 さすがに今回は巻く向きを間違えなかった。

to get in shape

ダイエットするという意味の成句。むかしNHKの語学講座で習った。

昨日、今日と雨だったが、せっかくだからローラー転がしてみた。

ローラーだとコケる危険がないので、心拍測れる時計で、 時々心拍を測ってみた。180くらいまでは測れたが、それ以上あげると測れなかった。 180くらいになると、うまく測れるようにがんばるのがかなりウザいので、 このあたりでATを超えているのかもしれない。

しかしローラーというのは、 進まないからとにかくむちゃくちゃに暑い。 パンツいっちょうで目の前で扇風機全開で回してれば、なんとか我慢できる。 今日はベランダに出てみた。 これなら床が汗でドロドロになっても平気だぜ。

つまり自転車はけっこう速いので、 走行抵抗のほとんどが空気抵抗なわけだが、 これは見方を変えれば風による冷却がおおいに期待できるという事でもある。 相当な運動強度でも比較的快適にすごすことができるのは、 この冷却効果のおかげというのはよく指摘されるところだ。 がんばればスピードが増えるが、おかげで涼しさも増すわけだ。

峠がしんどいのは、必要なエネルギーや筋肉にかかる負荷が多い事以外に、 登りでものすごい運動量のときには速度が遅くて、 下りで何にもしてない割に冷えるからであろう。

やっと体重が56kg台に戻った。人間、やればできるものだ。 もう、このまま際限無く太っていくのではないかとおびえていたのだが。

基礎代謝も良くなるようで、腹のシボーは減っているのに、 毛布一丁で全然寒くないのである。 まぁ これも程度問題で、 やりすぎると免疫が弱って腹こわしたり風邪にかかったりするのだが。

軽量化

登り一本タイムアタックの試合などで、朝、(食事中の方は以下注意)ウンコが出ないと、 いわゆる一つの敗北主義者としてのせつない走りを余儀なくされます。

なんとなれば、なにしろ登り一本タイムアタックだけに、 余計な荷物は一切却下なわけです。 なんせ、1時間の試合で自転車と自重の合計60kgの人が、 1kgの余計な重さを背負って走れば、約1分の加算タイムです。 さらに、ウンコを腹のなかに抱えて走るとなると、 実際の負荷あるいはタイム上の有利不利以前に、 「よりにもよってウンコかよ…」という心理的な悪影響は控え目にいっても無視できないでしょう。

ところで、私はこれでも理系のハシクレと自認しておりますので、 理系らしく荷重がウンコか純金かはたまたガンダリウム合金なのか カーボンファイバなのあるいは800フィルパワーの羽毛なのか、 というところは捨象し、 1kg の質量をもつ物質は単に 1kg の物質として、 抽象化することでこの問題をスルドく追求してみることにしました。 しかしながら、さすがにウンコの重さを直接測定するほどの気合いと根性は 持ち合わせておらぬ故、やや間接的とも言える手法にたよらざるを得なかった事を、 予めお断りさせていただくかたちのほうとなりますがよろしかったでしょうか。

まず、朝食後直ちに体重を計測します。 今朝はトースト3枚、果物、チーズ入りオムレツ、レバーペースト、紅茶、 食後にエスプレッソでした。

56.6kg

次に、ボッパーっと((C)えのもと)脱糞後、再び体重を計測します。

56.4kg

ウンコ一発で200g前後の軽量化が達成可能であるという結論が得られました。 先の試算でいえば12秒のタイム短縮に繋がる軽量化です。 ここに謹んでこの結果を御報告申し上げますとともに、 ヒルクライマーあるいはアルパインクライマーとして 軽量化に余念のない皆様におかれましては、 以後朝の脱糞を怠りなきようご案内申し上げます。


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